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2016-12-05 00:39:18

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診療マル秘裏話  号外Vol.460 平成28年2月2日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)糖尿病治療に新風起こす海藻マイクロカプセル を開発
2)マラリアの治療薬がエボラ出血熱患者の死亡率を低下

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
1】 糖尿病治療に新風起こす海藻マイクロカプセル を開発

 
 
 
 
 
 
沖縄科学技術大学院大学(OIS
T)は12月25日、糖尿病治療に新
たな道筋を示す海藻マイクロカ
プセルを開発したと発表しまし
た。

同成果は、沖縄科学技術大学
院大学とワシントン大学、武漢
理工大学の研究グループによる
もので、12月25日付けの独科学
誌「Advanced Healthcare Mate
rials」に掲載されました。

1型糖尿病患者に対する、イ
ンスリン摂取量を減らしインス
リン投与への依存を断ち切るた
めの効果的な治療として、膵臓
にあるランゲルハンス島を移植
する手法があります。同手法で
は、大規模な外科手術を必要と
せず、局所麻酔ですむ場合が、
ほとんどで、膵臓ごと移植する
場合に比べ、安価で安全な手術
を行うことができます。しかし、
現在はヒト同士の同種移植しか
できないため、移植に必要なラ
ンゲルハンス島の数は多くあり
ません。また、ランゲルハンス
島の保存・輸送の際には超低温
凍結法が一般的に用いられます
が、細胞を冷却し続けると細胞
内部や細胞と細胞の間にある水
が凍結しはじめ、氷晶を形成し、
これが細胞膜を貫通して細胞を
物理的・機能的に破壊するとい
う問題があります。

今回同研究グループは、微小
液滴を生成する、マイクロ流体
装置を用いて、海藻から抽出し
た天然高分子「アルギン酸塩」
で作られたハイドロゲルカプセ
ルでランゲルハンス島を包み込
み、凍結時の危険から保護する
手法を開発しました。同ハイド
ロゲルカプセルは多孔質の微小
構造が特徴で、カプセル内には
自由水、凍結結合水、不凍水と
いった3種類の水が含まれてい
ます。とくに不凍水を多く含ん
だハイドロゲルカプセルでは、
細胞を氷晶によるダメージから
守り、凍結防止剤の使用を減ら
すことができます。同研究グル
ープはさらに、酸素感受性蛍光
色素を同ハイドロゲルカプセル
の中に加え、ランゲルハンス島
の酸素量をリアルタイムで測定
するセンサーを開発しました。
これにより、細胞の生存状態
を個別あるいは細胞群として調
べる事ができるようになります。

また、同ハイドロゲルカプセル
は、栄養素や膵臓からの分泌物
といった、小さな分子を容易に
通過させる一方で、移植細胞と
宿主細胞が直接接触するのを防
ぐことができ、さらに患者さん
のランゲルハンス島を破壊した
そもそもの原因である自己免疫
反応から移植細胞を保護する事
も可能となっています。
同研究グループは、同ハイド
ロゲルカプセルが実用化されれ
ば、移植に必要な臓器不足や、
細胞の生存状態を個別に確認で
きる容易で、安全な評価方法の
欠如といったランゲルハンス島
の移植に伴い重要課題を解消す
る事ができると説明しています。

1型糖尿病について分かりやすく

解説している動画です。



 
用意の良い方法。かつ容易な
方法。笑

 
 
 
 
 
 
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2】 マラリアの治療薬がエボラ出血熱患者の死亡率を低下

 
 
 
 
 
 
マラリアの治療薬が、エボラ
出血熱の患者の死亡率を低下さ
せた、という研究成果を長崎大
助教ら国境なき医師団(MSF)
の研究チームがまとめました。
6日発行の米医学誌ニューイン
グランド・ジャーナル・オブ・
メディシン(電子版)に掲載さ
れました。

研究したのは、2014年10
~12月、MSFの一員として、
西アフリカ・リベリアのエボラ
治療センターで活動した鈴木基
(もとい)助教らのチームです。

エボラ患者はマラリアに同時
感染している場合もあり、MS
Fの治療センターでは全員にマ
ラリア治療薬を投与します。
入院したエボラ患者382人
のデータを解析したところ、治
療薬の一つアーテスネート・ア
モジアキン(ASAQ)の場合、
通常使われる治療薬よりも死亡
率が31%低いことが分かりま
した。

ただ、作用のメカニズムは、
不明で、今後の研究が必要とい
うことです。鈴木助教は「この
研究を一つのステップとして、
エボラの治療法の確立につなげ
ていきたい」と話しています。

アーテスネート(AS) とアモジア

キン(AQ)2 種類のマラリア治療

薬による初の合剤で、ASAQ は

4 つの年齢層(乳児、幼児、小児、

青年および成人)を対象と する

4 種類の製剤として提供されて

います。医療現場で適正に使用

できるよう、それぞれの製剤は異

なる色 とデザインで容易に識別

できるようになっています。これら

4 種類の製剤は服用方法も簡単

です。乳児から 小児の場合は 1

日 1 錠を 3 日間、青年および

成人は 1 日 2 錠を 3 日間という

ことです。動画の最後の方にこの

薬のことが語られています。



スタッフの一員として、失敗
の一因を作った。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
膵島移植の際、海藻から抽出
した天然高分子「アルギン酸塩」
で作られたハイドロゲルカプセ
ルでランゲルハンス島を包み込
み、凍結時の危険から保護する
手法が開発されたのは、一型の
糖尿病の患者さんで膵島移植を
予定している患者さんでは、大
きな福音となることでしょう。
マラリアの治療薬が、エボラ
出血熱の患者の死亡率を低下さ
せた、という研究成果は、偉大
な業績であると思います。同じ
ことが二酸化塩素でも確認され
ています。 マラリアとエボラ
出血熱では、何らかの共通項が
あるのかもしれません。それが
何なのか、速やかに明らかにし
て頂きたいものです。

共通の悩みは、胸痛でした。


 
 
 
 
 
 
 
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