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2016-11-16 00:27:16

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診療マル秘裏話  号外Vol.444 平成28年1月15日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
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目次

1)プロバイオテイクス 飲料長期継続摂取が健康状態改善
2)食欲を制御する、脳内の神経回路を新たに発見

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
1】 プロバイオテイクス 飲料長期継続摂取が健康状態改善

 
 
 
 
 
 
ヤクルト本社は、同社保有の
乳酸菌L.カゼイ シロタ株を
含むプロバイオティクス飲料の
長期継続摂取が高齢者施設入所
者や介護職員の便性改善、腸内
環境を整え有用菌を増やすなど
健康状態の改善に有効である事
を検証しました。

ヒト介入試験は、順天堂大学
大学院の山城雄一郎特任教授、
東京女子医科大学病院の永田智
主任教授と共同で実施しました。
入所者72人(平均年齢85
歳)と介護職員20人(同37
歳)を対象に、同シロタ株含有
のプロバイオティクス飲料摂取
グループと、含まない擬似飲料
摂取グループの2つに分け、1
日1本、6カ月にわたり飲用し
てもらう無作為プラセボ対照二
重盲検試験としました。 排便
回数、体温、抗菌薬や便秘薬の
使用など健康状態を毎日記録し
てもらい、また飲用前と飲用中
(1カ月、3カ月)および6カ
月後にあたる終了時に被験者の
糞便を採取し、腸内菌叢(フロ
ーラ)と腸内環境の解析を行い
両グループで比較しました。

この結果、入所者では飲用3
カ月後に下痢回数、6カ月後に
便秘回数が減少しました。腸内
フローラと、腸内環境に及ぼす
影響として、入所者、職員とも
有用細菌の乳酸菌やビフィズス
菌が有意に増加し、一方で有害
菌のウェルシュ菌が減少してい
ました。飲用後には疾患予防等
に有効な腸内環境の良好さを示
す糞便中の酢酸の濃度が有意に
上昇していました。入所者では
日和見感染菌も有意な減少が認
められました。

さらに便秘や下痢による腸内
細菌バランスの乱れから日常的
な感染症リスクが増大するのに
ともない、発熱日数についても
調べてみると、プロバイオティ
クス飲料摂取グループでは、飲
用3カ月、6カ月後に同日数が
減少することが分かりました。

職員含め入所者の施設内での
感染症集団発生の予防や、QO
L(生活の質)の向上にプロバ
イオティクス飲料が有効とする
根拠が示されました。

腸内フローラのパワーについて

解説している動画です。



 
友好関係の構築が交流に有効。


 
 
 
 
 
 
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2】 食欲を制御する、脳内の神経回路を新たに発見

 
 
 
 
 
福島医大医学部医療エレクト
ロニクス研究講座の共同研究チ
ームは、食欲を制御する脳内の
神経回路を新たに発見し、ドイ
ツの科学誌に掲載されました。
糖尿病や、高脂血症など生活
習慣病の原因になるとされてい
る肥満の治療、薬品開発につな
がると期待されます。
前島裕子准教授(37)と下村
健寿教授(43)が中心となり、
器官制御外科を交えたチームが
研究に取り組んできました。
これまで、脳内には食欲を抑
える働きを持つ、神経ペプチド
(因子)のネスファチンがある
ことが分かっていました。ラッ
トの脳に継続してネスファチン
を投与し続けると、投与しない
検体と比べて食事量が2割以上
減り、体重が減少する結果が出
ています。しかし、どのような
仕組みで、「食べたい」という
欲求を制御しているのかは謎で
した。
前島准教授は平成21年、ネ
スファチンが脳内の一つの神経
回路を通じて食欲をつかさどる
中枢に影響を与えていることを
発見しました。共同研究チーム
は今回、ネスファチンと中枢を
つなぐ別の1本の神経回路を見
つけました。
今後、この神経回路がどのよ
うに働き、食欲を調整している
のか解明を目指します。将来的
には抗肥満薬の開発も視野に入
れています。
前島准教授は「今回の発見で、
肥満研究の可能性を広げること
ができた。食欲調節の解明に取
り組む」と意欲を見せています。
糖尿病研究を専門とする下村
教授は、肥満がさまざまな生活
習慣病を誘発すると指摘し今回
の神経回路発見の意義を強調し
ています。
「今後も福島医大の持つ医学の
力を証明していきたい」と話し
ています。

抗肥満薬でも、うつ病を伴うと

発売中止になる可能性があると

いう動画です。食欲とうつ病は、

密接に関連しているので、今後

うつ病を伴わない抗肥満薬の

開発は難しいのではないかと

私は、考えています。



 
意義を強調することで、異議
を唱える勢力を封じ込める。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
腸内環境は、健康の維持にと
って極めて重要といえます。腸
は、免疫のセンターであるとい
われていて、免疫力の低下は、
腸の健康が損なわれることで、
感染症にかかりやすくなると言
えるでしょう。そのことを今回
の実験で実証したと言えるので
はないでしょうか。
食欲を制御する、脳内の神経
回路が新たに発見されたのは、
偉大な業績であると言えるでし
ょう。肥満が、さまざまな生活
習慣病を誘発することは明らか
ですので、生活習慣病のコント
ロールのためにも肥満治療は、
絶対必要になるものと思われま
す。しかしながら日本の食生活
は、乱れ、食の欧米化は進行し
ていて、薬によるコントロール
だけでは、不十分であると考え
ます。たとえ薬で、一時肥満が
解消できたとしても、食生活の
改善が伴っていなければ、延々
薬を飲み続ける必要がでてきま
す。薬の使用は、あくまでも、
緊急時に限り用いて、後の維持
療法は、食生活の改善をもとに
なされるべきではないかと私は
考えています。

食事療法と薬物療法の両方の
療法を用いる。笑

 
 
 
 
 
 
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