最近の号外Vol.443メルマガ

  1. Home
  2. 最近の号外Vol.443メルマガ

2016-11-15 00:27:51

カテゴリー:ブログ

エベレスト

藤田のブログランキングアップにご協力お願いします。
以下のバナーをぽちっとクリックお願いします。



美白·美肌ブログランキングへ

 
 
 
診療マル秘裏話  号外Vol.443 平成28年1月13日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次

1)年1000億円超の医療用医薬品の値段を引き下げ
2)イベルメクチンが、肝内胆管ガンの原因遺伝子を抑制

 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
1】 年1000億円超の医療用医薬品の値段を引き下げ

 
 
 
 
 
 
国内での売れ行きが予想外に
伸び年1000億円を超えた医
療用医薬品の値段(薬価)を引
き下げるという新ルールを、厚
生労働省が来年の診療報酬改定
から導入する方針を固めました。
保険適用された薬が対象です。
医療費が膨れあがるのを防ぐ為
ですが、製薬業界は新薬開発を
妨げると猛反発しています。

新ルールでは、年間の販売額
が1500億円を超え、製薬会社の
予想の3割増以上となった薬に
ついて、2年に1度の診療報酬
改定で公定価格を最大半額に下
げます。1000億円超で予想
の5割増以上となった薬も、最
大25%落とすということです。

新薬の値段は製薬企業が開発
コストや材料費などに加え国内
の市場規模を考慮して算定した
価格を厚労省に提出するなどし、
有識者会議での検討を踏まえた
上で、同省が決定しています。
社会保障費の抑制が課題となる
中、当初の予想を超す巨額の売
り上げが生じた場合、公的保険
財政からそのまま支出するのは
難しいと判断しました。

調査会社IMSジャパンのま
とめによりますと、近年、年間
1000億円以上の売り上げが
あった薬は、抗血小板薬の「プ
ラビックス」、抗ガン剤「アバ
スチン」(2014年)、高血
圧治療薬「ブロプレス」(13
年)と、同「ディオバン」、抗
認知症薬「アリセプト」(12
年)などです。

また、今年は米国で開発され
たC型肝炎の画期的治療薬「ソ
バルディ」(1錠約6万円)と
「ハーボニー」(同約8万円)
も発売され、国内患者の多さも
あり、薬剤費が、かさむ見通し
です。同社によると、今年5月
に発売された「ソバルディ」の
7~9月の売り上げは433億
円に上り、年間1000億円を
超えるのはほぼ確実とされてい
ます。

同省では、年内に開かれる有
識者会議に諮った上で最終決定
する方向です。 これに対し、
「革新的で成功した新薬に対す
るペナルティーに他ならない」
(米国研究製薬工業協会)、「
市場で評価される薬剤を価格下
げの対象にするのは理にかなわ
ず、経営の予見性の観点からも
大きな問題」(日本製薬団体連
合会)など、国内外の製薬団体
から撤回を求める声が上がって
います。

オブジーボについて財務省が

薬価引き下げを求めていると

いうニュース動画です。



 
 
四県の店舗、四軒が、将来を
予見して、避けんとした。笑

 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
2】 イベルメクチンが、肝内胆管ガンの原因遺伝子を抑制

 
 
 
 
 
 
 
九州大生体防御医学研究所の
西尾 美希助教、鈴木 聡教授
(ゲノム腫瘍学)らの研究グル
ープは、抗寄生虫薬の「イベル
メクチン」に、肝内胆管ガンの
原因遺伝子を抑制する働きがあ
るとの研究結果を発表しました。

イベルメクチンは、今年のノ
ーベル生理学・医学賞を受賞し
た大村智・北里大特別栄誉教授
らによって開発されたことで知
られています。21日付の「米
科学アカデミー紀要」(電子版)
に掲載されます。

肝内胆管ガンは、肝臓ガンの
一種で、有効な治療法が確立さ
れていない難治性のガンです。
研究グループは、「MOB1」
というガン抑制遺伝子を欠損さ
せたマウスで、「YAP1」等
のガンを増殖させる遺伝子が増
え、肝内胆管ガンを発症する事
を発見しました。 YAP1の
活性化を抑制する物質を探索し
たところ、イベルメクチンなど
四つの物質が見つかりました。
人の胆管ガン細胞を移植した
マウスにイベルメクチンを投与
したところ、YAP1の発現が
抑えられ、ガンの増殖を抑える
ことができました。

イベルメクチンでガンを抑え
るには、寄生虫治療薬として使
われるよりも20~50倍の投与量
が必要でした。研究グループは
今後、安全性の検討や低い濃度
で効果を発する類似薬を用いた
研究に取り組むほか、製薬企業
と共同で新たな化合物の開発を
進めています。

鈴木教授は「より有効な治療
薬の開発につなげたい」として
います。
大村智・北里大特別栄誉教授
の話、「イベルメクチンが胆管
ガンにも効くという成果は興味
深い。イベルメクチンは寄生虫
病以外にも、様々な治療に使え
る可能性があると思っていた。
もし、胆管ガンの治療薬として
臨床応用されるようになれば、
発見者としてもうれしい。」と
いう事です。

肝内胆管ガンについて専門

の先生が解説している動画

です。



 
 
臨床応用に鷹揚な気持ちで臨
む。笑

 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
 
編集後記

 
高い薬代が減るのは、一見し
て、庶民のためになる気がしま
す。今までも薬価差益が減少し
卸価格が上昇し、消費税の税率
が上昇したおかげで、医療機関
の経営は、苦しくなりました。
これからも益々、薬を売って
の利益が減ると薬局も打撃を受
けて、倒産する所もでるような
気がします。 また院内薬局を
採用する医療機関も減ってしま
うのではないか?と危惧してい
ます。薬ではなく、サプリを売
ることも必要になる時代である
と考えています。
抗寄生虫薬の「イベルメクチ
ン」に、肝内胆管ガンの、原因
遺伝子を抑制する働きがあると
の研究結果が出たのは、偉大な
業績と言えましょう。しかし、
イベルメクチンで、ガンを抑え
るには、寄生虫治療薬として使
われるよりも20~50倍の投与量
が必要なので、今後、安全性の
検討や低い濃度で効果を発する
類似薬を用いた研究に取り組む
ほか、製薬企業と共同で新たな
化合物の開発を行わざるを得な
い状況が生じていることも忘れ
ては、なりません。

経堂で共同生活をして、教導
される。笑

 
 
 
 
 
 
 
************************

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して
発行しています。
解除の手続きは下記ページよりお願い致します。
「まぐまぐ」www.mag2.com/m/0000121810.html
(イジニイワト)

発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
運営サイト www.eitokukaisalanuma.or.jp/ ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。
sara2162@atlas.plala.or.jp このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること
を禁じます。
ただしお友達への転送はご自由はご自由です。
このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント

コメント

コメントがありません。お気軽にどうぞ。