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診療マル秘裏話 Vol.574 平成26年12月4日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
 
目次

1)持続型G-CSF製剤の国内製造販売承認を取得
2) 新薬の開発状況が停滞している根本的原因

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】持続型G-CSF製剤の国内製造販売承認を取得

 
 
 
 
 
 
協和発酵キリン株式会社は9月26
日、同社の取り扱う持続型G-CS
F製剤「ジーラスタ(R)皮下注3.
6mg (一般名:ペグフィルグラ
スチム(遺伝子組換え))」に
ついて、ガン化学療法による、
発熱性好中球減少症を適応とす
る国内製造販売承認を取得した
と発表しました。

同剤は米アムジェン社が創製
し、キリンホールディングスと
アムジェン社のジョイントベン
チャーであるキリン・アムジェ
ン社から導入されたものです。
遺伝子組換え技術によって生産
される蛋白質製剤「Granulocyt
e-Colony Stimulating Factor
(G-CSF) 」であり、好中球を
選択的に増加させ、その機能を
亢進させる作用があります。

ジーラスタは、ガン化学療法
による好中球減少症の治療に用
いられる「フィルグラスチム」
をペグ化したもので、ガン化学
療法1サイクルに1回の皮下投与
で、従来実施されてきた連日の
フィルグラスチム投与に劣らな
い効果を発揮することが確認さ
れているということです。これ
により、患者さんの投与負担を
軽減することや、外来化学療法
実施後の通院負担を軽減する事
ができます。

さらに同剤を、好中球減少症
発症前に、投与することにより、
好中球減少症による感染症発症
リスクを低減できるため、ガン
化学療法の薬剤投与量やスケジ
ュールの遵守が可能となるなど
の利点もあると期待されており、
最適な、ガン化学療法の実施に、
寄与すると期待されています。

免疫を担う白血球について解説

している動画です。



 
 
投与の是非を問うよ。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 新薬の開発状況が停滞している根本的原因

 
 
 
 
 
 
 
 
イギリスではこのところ新薬
の開発状況が停滞していること
が心配されていました。

ところが、過去30年で、市場
に出回った薬の数はむしろ増加
傾向にあります。この調査は、
バーミンガム大学が行い、Brit
ish Journal of Medicine に、
結果を公開しました。この報告
を元にBBC が、イギリスの新薬
開発の現状や取り組みについて
報道しました。

研究チームは、1971年から20
11年の間に、どのくらいの新薬
が開発され市場に出たかを調査
しました。年間で発表される、
新薬の種類は最低で9剤、最高
で34剤で、平均は23剤でした。

新薬の開発は1998年から2006
年の間で落ち込んでいましたが、
その後は、回復傾向にあるそう
です。これまで新薬の開発状況
について行われてきた調査は、
比較的短期間を対象にしたもの
だったため、長期的に見れば、
ゆるやかながらも増加している
ことは、見過ごされていたよう
です。

新薬開発に関わる費用の高騰
は製薬会社にとって、頭の痛い
要素です。

新しい薬が開発されることで、
病気に苦しむ多くの人たちを救
うことができます。 わずかな
がらでも、活性化されていると
いうのは喜ばしい状況です。

イギリスでは新薬開発のコス
トが増えているのに、新薬開発
への投資が、減っているという、
皮肉な結果が生まれています。

特に、製薬会社と学術機関と
の提携によって新しい薬が生ま
れる開発初期段階では、費用が
かかるもののこれが本当に臨床
に活かされるかどうかの保証が
ないため、投資のリスクがある
とされています。

この状況を改善するために、
イギリスのガン研究所( Cancer
Research Technology )では500
万ポンド の資金提供を行い新薬
の発見の初期段階に役立てられ
るようにしています。これによ
り、治験を行い投資価値が確認
できるまでの溝を埋めることが
できるからです。

難治性の病気や慢性病に悩む
患者さんは、新しい薬の登場を
心待ちにしています。 新薬の
開発のハードルをなくす取り組
みは、イギリスのみでなく世界
中の課題となるでしょう。

新薬開発に、新たなiPS細胞を

活用する方法についてのニュース

動画です。



 
資金の有無が試金石となる。


 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
ガン化学療法1サイクルに1回
の皮下投与で、従来実施されて
きた連日の、フィルグラスチム
投与に劣らない効果を発揮する
というのは、素晴らしいことだ
と思います。私が、抗ガン剤の
治療を大学病院で行っていた頃
は、連日の皮下投与をいやがる
患者さんがたくさんいらっしゃ
いました。 1クールで一回の
投与で良いなら、こんな楽な事
はありません。難治性の病気や
慢性病に悩む患者さんは、新し
い薬の登場を心待ちにしている
のは、事実ですが、薬を用いな
い治療にも眼を向けて欲しいと
思います。私が今も行っている
水素吸引療法などは、そのさい
たるものだと考えております。

搭乗のため、東條さんが登場
した。笑

 
 
 
 
 
 
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藤田 亨
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