最近の号外Vol.431メルマガ

  1. Home
  2. 最近の号外Vol.431メルマガ

2016-11-01 01:05:44

カテゴリー:ブログ

エベレスト

藤田のブログランキングアップにご協力お願いします。
以下のバナーをぽちっとクリックお願いします。



美白·美肌ブログランキングへ

 
 
 
 
診療マル秘裏話  号外Vol.431 平成27年12月30日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
 
目次

1)急性心筋梗塞の後に慢性心不全を起こす仕組み
2)紋別市内の20代の妊婦が救急車内で男児を出産

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】 急性心筋梗塞の後に慢性心不全を起こす仕組み

 
 
 
 
 
急性心筋梗塞の後に、慢性心
不全を引き起こす仕組みを動物
実験で解明したと大阪大の谷山
義明准教授(循環器内科)らの
チームが発表しました。
2種類の蛋白質が関係し、こ
れらを抑える治療法も開発した
ということです。論文は8日の
米医学誌電子版に掲載されまし
た。
急性心筋梗塞の治療を始める
までに6時間以上かかった患者
さんは、心不全になることが多
いことが分かっています。血流
が長く滞ることで心機能が低下
して心臓が肥大し、心筋が壊れ
ていきます。移植が必要になる
場合もあります。
梗塞が起きた心臓では、4種
類の蛋白質群が増えます。この
うち2種類が心筋細胞間の接着
を阻害して、バラバラにし壊死
を招くことを阪大チームが突き
止め2種類の働きを抑える抗体
を開発しました。
血管を縛り、心筋梗塞の状態
にしたラットの実験でこの抗体
を注射したところ、肥大の指標
となる心臓の重さは健康なラッ
トと変わらなかったそうです。
佐田政隆・徳島大教授(循環
器内科)の話では「従来の研究
は心筋細胞の保護が中心で細胞
間の接着に着目した点を評価し
たい。 高齢化に伴い、現在の
治療では救えない患者は増える
ので、臨床応用に期待したい」
という事だそうです。

心筋梗塞のメカニズムについて

解説している動画です。



 
心筋細胞の保護という約束を
反故にする。笑

 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
2】 紋別市内の20代の妊婦が救急車内で男児を出産

 
 
 
 
 
 
紋別市内の20代の妊婦が、
紋別地区消防組合消防署の救急
車内で、男児を出産しました。
遠軽厚生病院に、まだ産婦人科
常勤医がいた今年4月24日の
出来事でした。隊員3人の適切
な処置もあって、母子はその後、
健康に過ごしているということ
です。同病院が分娩(ぶんべん)
を取りやめた10月以降、こう
したケースは起きていませんが、
搬送先が遠距離になっている事
から「今後も起こり得る」(同
消防署)と、気を引き締めてい
ます。 男児を取り上げたのは
大森政谷さん(39)大原徳公
(やすゆき)さん(31)山田
真也さん(26)の3人です。
同日夜、妊婦の家族からの
要請で救急車が到着したとき、
すでに陣痛が切迫した状態だっ
たということです。健診してい
る医療機関が同病院だったため、
直ちに遠軽へ向かいましたが「
出産のサイン」とされる2~3
分間隔の陣痛が始まり、湧別町
内で救急車を止め、お産に臨み
ました。 山田さんが運転席で
待機しました。大森さんが携帯
電話で同病院の医師からの指示
を聞き取り、救急救命士の資格
を持つ大原さんへ正確に伝えま
した。
「ゆっくりと時間をかけ、へ
その緒が首に巻き付いていない
か何度も確認しながら分娩介助
を試みた」(大原さん)という
ことです。その後もクリップで
へその緒を止めた上で、低体温
を防ぐため乾いたタオルで何度
も何度も新生児の体を拭きなが
ら、同病院に大切な「二つの命」
を搬送し任務を終えました。
大森さんは、無事に誕生した
証しといえる「おぎゃー」とい
う声を聞いた瞬間のことを、
「安堵(あんど)感も喜びもな
かった。1秒でも早く病院へ送
り届けなきゃと必死だった」と
振り返りました。
同消防署によると、救急車の
搬送時間は紋別から遠軽までが
50分ほどだったのに対し、10
月以降は最も近い北見までで90
分、さらに旭川だと120分に
なります。「最善を尽くすのが
自分たちの仕事」(同消防署)
としながらも、出産時につきま
とう、さまざまな「想定外のケ
ース」に言及しました。「初期
陣痛の兆候があった時点で、か
かりつけの医療機関と速やかな
連絡を」を呼びかけています。

検診車で出産した再現ドラマの

動画です。検診車に、助産師が

乗っていたのは、幸運でした。

救急車では、こううまくはいかない

と思いました。



 
長考して朝貢貿易をするか否
がの兆候を感じ取る。笑

 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
編集後記

 
 
 
急性心筋梗塞の後に、慢性心
不全を引き起こす仕組みを動物
実験で解明されたのは、素晴ら
しい業績と言えましょう。心筋
梗塞を起こした後、心不全とな
り、著しく日常生活が制限され
なくなると、本当の意味で心筋
梗塞を乗り越える事ができる様
になるのでは、と期待していま
す。
地方では、上記の様に救急車
の中で、男性救急隊員が赤ん坊
をとりあげるということがこれ
からも起こり兼ねないという事
だと思います。これも厚労省の
産科病院の集約化による副産物
では、ないでしょうか?

傘下の産科病院。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
************************

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して
発行しています。
解除の手続きは下記ページよりお願い致します。
「まぐまぐ」www.mag2.com/m/0000121810.html
(イジニイワト)

発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
運営サイト www.eitokukaisalanuma.or.jp/ ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。
sara2162@atlas.plala.or.jp このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること
を禁じます。
ただしお友達への転送はご自由はご自由です。
このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント

コメント

コメントがありません。お気軽にどうぞ。