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2016-10-25 00:36:17

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診療マル秘裏話  号外Vol.425 平成27年12月23日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)ガンのペプチドワクチン免疫チェックポイント阻害剤と併用
2)ハマナスの花から抽出したエキスがたるみ予防

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
1】 ガンのペプチドワクチン免疫チェックポイント阻害剤と併用

 
 
 
 
 
10月22日にマザーズに上場し
たグリーンペプタイドは、米国
でメラノーマを適応に、第1相
臨床試験(P1)を開始したガン
のペプチドワクチンGRN-1
201について第2相臨床試験
(P2)から免疫チェックポイ
ント阻害剤との併用試験を進め
ます。 ガン組織の免疫抑制を
解除し治療効果を高めるのが、
目的だそうです。その後ライセ
ンスアウトするそうです。

グリーンペプタイドは、久留
米大学医学部での研究成果をベ
ースに化学合成ペプチドを用い
たガンワクチン開発を目指して
います。第1号のIKT-1は、
ガンで強く発現している、抗原
蛋白質の上皮細胞成長因子(E
GFR)、前立腺腫瘍マーカー
(PSA)など計12種(うち
新規蛋白質は8種)のエピトー
プペプチド(9~10個の天然
アミノ酸で構成)4種を組み合
わせています。 エピトープ(
抗体が認識する抗原の一部分の
こと)は、日本人の約60%が
持つヒト白血球抗原(HLA)
-A24拘束性のものだそうで
す。

2013年に富士フイルムに
ライセンスされ、ホルモン療法
が効かなくなった去勢抵抗性前
立腺ガンを適応にP3が進めら
れており、今年6月に中間解析
を実施しました。

一方、GRN-1201は、
欧米人に多い(約50%)HL
A-A2拘束性ペプチド4種を
組み合わせています。11月に
米食品医薬品局(FDA)に、
治験申請しました。術後のクラ
ス2b、2cメラノーマを適応
に安全性、忍容性、免疫レスポ
ンスをみるそうです。IKT-
1では、免疫反応しやすいペプ
チド選択にバイオマーカー検査
を実施しており、コンパニオン
診断薬化を検討しています。G
RN-1201の米国治験でも
バイオマーカー検査を実施しま
すが、まずは陽性、陰性両タイ
プに投与、FDAの指示に基づ
き選択基準とはしないそうです。

P2を免疫チェックポイント
阻害剤との併用試験とするのは、
ガンワクチンで活性化T細胞を
ガン組織に浸潤させ、免疫チェ
ックポイント阻害剤でガン組織
の免疫抑制を解除し治療効果を
高めるのが狙いだそうです。P
2前期にステージ3以降の患者
対象に臨床評価し、適応ガン種
を拡大していく予定です。

ガンペプチドワクチンについての

講演動画です。



 
氷菓を評価する。笑

 
 
 
 
 
 
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2】 ハマナスの花から抽出したエキスがたるみ予防

 
 
 
 
 
 
ポーラ化成工業は、バラ科の
ハマナスの花から抽出したエキ
スに皮下脂肪細胞の接着力に関
わる蛋白質を増加させる働きが
あるという新たな知見を見いだ
しました。皮下脂肪細胞の接着
力が高まると、重力などの影響
を受けた状態でも皮下脂肪の塊
の形が維持され、たるみやほう
れい線の目立ちにくさにつなが
ることが期待されます。これら
の成果はポーラから来春発売さ
れる製品に活用される予定です。

同社は、皮下組織に着目した
研究で、顔の皮下組織を支える
線維構造の密度と顔のたるみの
度合いが関連することを見いだ
しました。この研究過程で得ら
れた成果に基づき、RC(レテ
ィナキュラ・キューティス)と
ともに皮下脂肪細胞にも着目し
ました。

加齢などの影響により、皮下
脂肪細胞の内部に脂肪がたまり、
肥大化すると細胞同士の接着力
が低下し、たるみを引き起こす
原因の一つになると考えられた
事から脂肪細胞の接着力を向上
させる作用のある素材を探索し
ました。

その結果、皮下脂肪細胞を
培養し、ハマナス花エキスを
添加すると、細胞の接着に関わ
る蛋白質「インテグリンα6β
1」が増加することが明らかに
なりました。

ハマナスの花が写っている

動画です。



 
添加物に責任転嫁する。笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
ガンワクチンが、臨床試験の
段階に来ているとは、知りませ
んでした。免疫チェックポイン
ト阻害薬は、特定のガンにしか
効果がでないこととひどい副作
用が出現する可能性があること
などの不利益な点が多いことも
充分考慮した上で、臨床試験を
行って頂きたいと思います。
バラ科のハマナスの花から
抽出したエキスに皮下脂肪細胞
の接着力に関わる蛋白質を増加
させる働きがあるという新たな
知見が得られたのは、素晴らし
い業績と言えましょう。 是非、
たるみやほうれい線の目立ちに
くさに繋げて頂きたいものです。

垂水で、皮膚にたるみのある
人を発見する。笑

 
 
 
 
 
 
 
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