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診療マル秘裏話 Vol.568 平成26年10月23日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
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目次

1) 白質病変があると右折のような複雑な動作が苦手
2)遺伝子の微妙な違いにより,カフェインの影響が異なる

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 白質病変があると右折のような複雑な動作が苦手

 
 
 
 
 
加齢や動脈硬化などで脳の細胞間に
隙間(すきま)ができる「白質病変」
があると、車の運転で右折のような
複雑な動作が苦手になるとの分析を朴
啓彰・高知工科大客員教授(交通医学)
と中野公彦・東京大准教授(機械工学)
のチームが発表しました。白質病変は、
認知機能の低下が確認される前でも見
られるということです。 早期発見で
事故防止につなげる対策が急がれそう
です。

白質は神経細胞の線維が集まった、
コンピューターの配線のような領域で
す。病変の有無は磁気共鳴画像化装置
(MRI)で診断します。

チームは、20代▽白質病変がない
60代以上▽白質病変が軽度の60代
以上--の計32人に試験場を走って
もらい、警察の試験教官が技能を採点
しました。普通に運転した場合と音声
で、出題された暗算の問題を答えつつ、
運転した場合を比較しました。

その結果、左折では、各グループの
技能に差はありませんでしたが、複雑
な安全確認が、必要になる右折では、
白質病変があるグループのふらつきが
大きいことが分かりました。暗算をし
ながらだと、無駄な動きはさらに約4
割増えました。また、一時停止を無視
した回数は、普通の運転時はほぼ横並
びでしたが、暗算が加わると、病変が
ある人では3倍以上に増えました。

白質病変について解説している動画

です。



 
 
 
 
一時停止を無視した人は、虫のいど
ころが悪かった。笑

 
 
 
 
 
 
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2】遺伝子の微妙な違いによりカフェインの影響が異なる

 
 
 
 
 
コーヒーや紅茶に含まれるカフェイ
ンには、さまざまなメリット・デメリ
ットがあります。カフェインを摂ると
眠気が覚めるとか、頻尿になる、動悸
がする、などなどです。

そうした作用は人によって出方が異
なります。この差には遺伝子が深く関
わっていることが最近の研究で明らか
になりました。

ハーバード大のMarilyn Corneils氏
らが、コーヒーを習慣的に飲む12万人
の遺伝子情報を分析しました。

その中でカフェインの代謝を決める
遺伝子変異体2つ(PORとABCG2)カフ
ェインの影響を決める遺伝子変異体2
つ(BDNFとSLC6A4)、コーヒーの代謝
や神経に影響を及ぼす遺伝子変異体2
つを特定しました。

研究チームによると、これらの遺伝
子の微妙な違いにより、カフェインの
影響の受けやすさが異なってくるそう
です。

つまり、耐性も多少はあるでしょう
が、同じ量のコーヒーを飲んでも眠く
なる人と眠くならない人が出てくるの
は遺伝子のせいでした。 裏を返せば、
眠気覚ましで、コーヒーを、飲むとき、
眠気を覚ますために必要なコーヒー量
は人によって異なることになります。

確かにお酒をいくら飲んでも酔っぱ
らわない人もいれば、まったくの下戸
という人もいるように、私たちの体は
遺伝子に支配されているようです。

コーヒー摂取量と遺伝子の関係について

解説している動画です。



 
 
 
 
紙背眼光に徹して賜杯の支配をたく
らむ。笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
白質病変は、無症状でも認知機能の
低下が確認される前でも見られるとの
ことですから、事故につながりそうな
白質病変有の高齢者の人は運転免許の
返上などが勧告されることになりそう
です。水素吸引療法などで白質病変を
無くすあるいは、予防することができ
れば、その勧告も話が違ってくるので
はないかと考えています。同じ量のコ
ーヒーを飲んでも眠くなる人と眠くな
らない人が出てくるのは遺伝子のせい
でした。コーヒーを飲むことのメリッ
トデメリットを遺伝子を調べることで、
メリットを最大限にするあるいは、デ
メリットを最小限にすることができる
と良いと思いました。

韓国の有事の避難勧告。笑

 
 
 
 
 
 
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