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診療マル秘裏話  号外Vol.399 平成27年11月23日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)経口FLT3/AXLキナーゼ阻害剤の第3相臨床試験
2)血管肉腫を引き起こす、遺伝子の異常を解明

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 経口FLT3/AXLキナーゼ阻害剤の第3相臨床試験

 
 
 
 
 
 
アステラス製薬は、分子標的
抗ガン剤となる経口FLT3/
AXLキナーゼ阻害剤「ASP
2215」(ギルテリチニブ)
の第3相臨床試験(P3)を
開始しました。再発または治療
抵抗性の急性骨髄性白血病(A
ML)を対象とした日米欧アジ
アの国際共同試験で、このほど
米国で投薬が始まりました。
アステラス製薬の自社創製に
よる経口チロシンキナーゼ阻害
剤ということです。血液細胞の
増殖や造血幹細胞の増殖などに
関わるリン酸化酵素「FLT3
と、分子標的治療薬の耐性化に
関わるとされる蛋白質「AXL」
を阻害します。 とくにAML
患者の最大3分の1で認められ
るFLT3の2つの遺伝子変異
である遺伝子内縦列重複変異
(ITD)とチロシンキナーゼ
ドメイン変異(TKD)の両方
を阻害することなどが特徴です。
日本でも、このほど厚生労働省
から、「先駆け審査指定制度」
の第1回の対象品目として指定
を受けるなど画期性や有効性が
期待されています。
開始した試験は救援療法との
比較をみるオープンラベル、多
施設共同、無作為化試験。骨髄
あるいは全血においてFLT3
活性変異が陽性である、AML
患者さん369人を組み入れま
す。主要評価項目は全生存期間
です。米国以外では各国の準備
が整い次第開始します。

急性骨髄性白血病についての動画

です。



 
 
 
 
経堂で共同の教導を行う。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 血管肉腫を引き起こす、遺伝子の異常を解明

 
 
 
 
 
 
皮膚ガンの一種で、主に高齢
者の頭、顔にあざや赤みなどが
現れる「血管肉腫」を引き起こ
す遺伝子の異常を、熊本大大学
院の神人正寿准教授らの研究グ
ループが突き止めました。現状
では治療が難しく、グループは
簡単な診断方法や特効薬の開発
に役立つとしています。1日付
の米医学誌電子版に発表しまし
た。
血管肉腫は打撲といった外部
から刺激が誘発するとも言われ
ています。ガンであることを見
逃しやすい上、進行が早く、リ
ンパ節や内臓に転移します。
グループは、今回、患者さん
25人を調査しました。うち9
人は「NUP160」と「SL
C43A3」という本来は別々
の遺伝子が異常に融合している
ことを確認しました。

血管肉腫についての動画です。



 
 
 
 
血管肉腫は、欠陥肉種では、
ありません。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
血液細胞の増殖や造血幹細胞
の増殖などに、関わるリン酸化
酵素「FLT3と分子標的治療
薬の耐性化に、関わるとされる
蛋白質「AXL」を阻害する事
で、再発又は治療抵抗性の急性
骨髄性白血病が治療可能となれ
ば、素晴らしい新薬と言えまし
ょう。臨床試験が始まったばか
りで、まだ何とも言えない状態
かと思いますが、副作用が少な
く、なおかつ効果的治療ができ
ることを切に期待しています。
血管肉腫は打撲といった外部
から刺激が誘発するとも言われ
ていて、ガンであることを見逃
しやすい上、進行が早く、リン
パ節や内臓に転移するという事
ですから、難治性の悪性腫瘍と
言えます。その遺伝子の異常が
解明された訳ですから、次は、
遺伝子治療が成功することを、
切に祈念しています。

主要な悪性腫瘍。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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