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診療マル秘裏話 Vol.566 平成26年10月9日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1) 中年期片頭痛初発でその後パーキンソン 病等運動障害
2)高品質蛋白質結晶生成で糖尿病診断・治療へ応用

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 中年期片頭痛初発でその後パーキンソン 病等運動障害

 
 
 
 
米国神経学会(AAN)は9月17日、
中年期に片頭痛を初発すると、その
後パーキンソン病などの運動障害を
来す可能性が、高まるとする研究を
紹介しました。 Neurology 誌オン
ライン版に掲載されました。

この研究は、被験者5620人(33-
65歳)を25年間追跡しました。研究
開始時に頭痛の症状がない、被験者
さんは3924人、頭痛はあるが片頭痛
の症状はない被験者さんは,1028人,
前兆のない片頭痛患者さんは238人,
前兆のある片頭痛患者さんは430 人
でした。それぞれの被験者さんにつ
いて後にパーキンソン病またはむず
むず脚症候群(RLSまたはWillis-Ek
bom 病)の症状や診断が出たかどう
かを調べました。

解析の結果、前兆のある片頭痛の
患者さんがパーキンソン病と診断さ
れる率は、2.4 %で、頭痛のない人
(1.1%)の2倍以上高いことが判明
しました。また、後にパーキンソン
の6つの症状のうち少なくとも4つを
認めるオッズは、前兆のある片頭痛
患者さんで3.6 倍(患者さんの19.7
%が発症)、前兆のない片頭痛患者
さんで2.3倍(患者の12.6%が発症)
で、頭痛がない群の発症率は7.5 %
でした。また、前兆のある片頭痛を
示す女性では頭痛がない群に比べ、
パーキンソン病の家族歴がある率が
高いことが分かりました。

研究者は「パーキンソンとRLS の
共通点であるドーパミン機能不全が
片頭痛の原因ではないかとする説は
以前からあり、あくびや吐き気など
片頭痛の症状は、ドーパミン受容体
への刺激と関連すると考えられてい
る」と解析し、さならる研究に意欲
を見せています。

パーキンソン病について解説している

動画です。後半三分の二は、カイロプ

ラクティックの宣伝になっています。

施術を受けるのは、自己責任でお願い

します。



 
 
 
 
懐石料理を解析する。笑

 
 
 
 
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2】高品質蛋白質結晶生成で糖尿病診断・治療へ応用

 
 
 
 
 
 
アークレイは25日宇宙航空研究
開発機構(JAXA)が、国際宇宙
ステーション(ISS)「きぼう」
で実施している、高品質蛋白質結晶
生成実験(JAXA PCG )に
参加すると発表しました。東京農工
大学との共同研究で開発した蛋白質
を、26日に打ち上げ予定のソユー
ズ宇宙船に搭載します。宇宙の微小
重力環境を利用して蛋白質の構造を
解明し糖尿病診断・治療システムへ
の応用を目指しています。

東京農工大学大学院工学研究院
生命機能科学部門の早出広司教授ら
の研究グループと開発した、蛋白質
が「きぼう」日本実験棟で行われる
実験で使われます。農工大とアーク
レイの研究グループは、バイオセン
シング技術の開発に、必須の蛋白質
について、高純度試料の調製方法、
結晶化条件を、検討してきました。
微小重力環境を利用することで地上
では得られない精密な構造解析が、
可能になり、バイオセンシング技術
の開発に応用できる情報が得られる
と期待しています。研究成果をもと
に、糖尿病の診断・治療の検査シス
テムを開発したい考えだそうです。
宇宙環境を利用した糖尿病検査シス
テムの開発は、世界で初めてだそう
です。

JAXAがきぼうで実施している
実験プログラム「JAXA PCG」
第2期実験シリーズで、第2回実験
に搭載する産業用酵素蛋白質の一つ
として選ばれました。26日に打ち
上げ予定のソユーズ宇宙船に搭載さ
れ、11月上旬まで実験が行われる
予定です。この実験プログラムでは
今年3~5月に行われた第1回目の
実験に中外製薬が参加し実験試料と
して蛋白質を提供しています。
きぼうではES細胞(万能細胞)を
用いて宇宙環境が生殖細胞に与える
影響の研究、細胞による重力感知セ
ンサーの存在と筋萎縮のメカニズム
を確認する研究なども行っている様
です。

宇宙での蛋白質の結晶精製について

の動画です。



 
 
 
 
帝京大学が提供するプラン。笑

 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
前兆のある片頭痛の患者さんが、
パーキンソン病と診断される率は2.
4 %で、頭痛のない人(1.1%)の2
倍以上高いことが判明したというの
は素晴らしい発見だと言えます。片
頭痛は脳の中の神経細胞の異常興奮
と関係があることが分かっています。
パーキンソン病が神経細胞の老化に
よっておこることから考えると腑に
落ちるのでは、ないでしょうか?
つまり片頭痛は神経細胞の異常興奮
から、老化がある程度、進んだ状態
と推測されます。さらに老化が加速
するとパーキンソン病になりやすく
なると考えると良いのではないでし
ょうか?活性水素自体に抗老化作用
が認められています。水素吸引療法
は片頭痛に特効的に効きます。さら
にその老化が進んだ状態と推測され
るパーキンソン病にも効果が認めら
れています。
微小重力環境を利用して、蛋白質
の構造を解明し、糖尿病診断・治療
システムへの応用が実現できれば、
本当に素晴らしい成果と言えましょ
う。蛋白質の精製も宇宙で行う時代
になりました。
微小重力環境に感心して微笑した。


 
 
 
 
 
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