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2016-09-10 00:50:14

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診療マル秘裏話  号外Vol.387 平成27年11月9日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)電気メスによる薬剤の引火事故が複数起きている
2)プロジェクションマッピング 技術で安全かつ正確な手術

 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】 公衆衛生の面でも「肥満対策」は世界的大問題

 
 
 
 
 
 
日本医療機能評価機構はこの
程、電気メスによる薬剤の引火
事故が、複数起きているとして
医療安全情報で注意喚起を発し
ました。 手術時の切開部位に
使用した消毒剤に引火するなど
して、患者さんが実際に熱傷を
生じた事例もあったということ
です。同機構では約6年前にも
同様の注意喚起を出していたが、
その後も報告が絶えないことか
ら、第2報を作成して再び警鐘
を鳴らしています。

薬剤引火の具体例では、心タ
ンポナーデの手術開始時に胸部
から腹部までをイソジンフィー
ルド液で消毒、心タンポナーデ
が解除しても自己心拍が再開し
ないことから鼠径部切開をする
ことになり、大腿部にも同液を
塗布しました。その直後、電気
メスを使用した所、患者の身体
の下に溜まっていた消毒剤に
引火し、両鼠径部から側胸部・
腋窩にかけて熱傷を生じました。

別の事例では、開腹手術で、
両側腹部に「イソジン垂れ込み
防止用パッド」を貼り付けたま
まクロルヘキシジングルコン酸
塩消毒用液EW0.5 %「NP」に浸
した綿球で皮膚消毒し、覆布を
かけました。手術を始めて電気
メスを使用していた所、医師が
焦げた覆布に気付いてめくると、
患者さんの右側腹部に熱傷が生
じていました。覆布の下にパッ
ドから気化したエタノールが溜
まり、引火した可能性があると
いうことです。

日本医療機能評価機構では、
具体例の、事故を起こした医療
機関が消毒剤のボトル容器に「
火気厳禁(電気メス使用注意)」
のシールを貼付して注意喚起を
したり、垂れた消毒剤を吸収さ
せたパッドは覆布をかける前に
取り除いたりする対策を講じた
取り組みを紹介し、注意を呼び
掛けています。

電気メスについて歯科医の先生

がお話ししています。



 
 
 
 
乾期に換気を喚起する。笑

 
 
 
 
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2】 )プロジェクションマッピング 技術で安全かつ正確な手術

 
 
 
 
 
立体映像を投影するプロジェ
クションマッピング技術を使い、
患者さんの肝臓に、ガンと正常
部位を区別する映像を直接映し
出し、安全で正確な手術につな
げる装置を京都大が開発し16
日発表しました。
手術時間が短くなり、患者の
負担軽減も期待でき、乳ガンや
肺ガンなどさまざまな手術での
活用を目指しています。開発チ
ームの波多野悦朗准教授は「外
科医は、ここを切除していいの
かと迷うストレスを減らせる。
肝臓の機能をできるだけ温存し、
病巣を切除するのに有用」と話
しています。

一般的なプロジェクションマッピング

のやり方についての動画です。



 
 
 
安全で正確な手術につなげる
装置を送致する。笑

 
 
 
 
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編集後記

 
 
私は、専門が外科ではないの
で、電気メスがそれほど危険な
装置ではないと信じていました。
できる限り引火のリスクを引き
下げて使うべきであることが分
かりました。
立体映像を投影するプロジェ
クションマッピング技術を使い、
患者さんの肝臓に、ガンと正常
部位を区別する映像を直接映し
出すことができたのは、幸いで
あると思います。この技術を使
って、もっともっと執刀医が、
判断に迷わずに動くことがなけ
れば、やがて、医療訴訟が激減
することが予想されます。それ
だけの画期的技術ではないでし
ょうか?

東映で立体映像を投影する。


 
 
 
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