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診療マル秘裏話 Vol.565 平成26年10月2日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1) ヒストン脱アセチル化酵素阻害の骨髄腫の治療薬
2)プラズマクラスター技術が気道炎症レベルを低減

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 ヒストン脱アセチル化酵素阻害の骨髄腫の治療薬

 
 
 
 
 
ノバルティス ファーマは26日、
多発性骨髄腫治療薬として、商品名、
ファリーダックカプセル 10㎎、15㎎
「パノビノスタット乳酸塩(一般名)」
を厚生労働省に、製造販売承認申請し
ました。ガン細胞に発現しているヒス
トン脱アセチル化酵素(HDAC)を
阻害する分子標的治療薬です。

再発/難治性の多発性骨髄腫の治療
薬として申請しました。多発性骨髄腫
などでは、HDACが活性化してガン
細胞が増殖・成長するため、パノビノ
スタットは、HDACのクラス1,2,
4,を阻害して抗腫瘍効果を発揮する
と見込まれています。

今月17日に、希少疾病用の医薬品
(オーファンドラッグ)の指定を受け
ており、通常より短期間で優先審査さ
れる見通しだそうです。欧米でも承認
申請中となっています。

HDAC阻害剤では、皮膚T細胞性
リンパ腫治療薬として「ゾリンザカプ
セル」(MSD・大鵬薬品工業)が、
販売されていますが、多発性骨髄腫の
適応を持つ治療薬はまだありません。

多発性骨髄腫について解説している

動画です。



 
 
 
 
抗腫瘍効果の主要メカニズム。笑

 
 
 
 
 
 
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2】プラズマクラスター技術が気道炎症レベルを低減

 
 
 
 
 
シャープは18日、臨床研究におい
て、独自の空気浄化技術であるプラズ
マクラスター技術が、小児アトピー型
の軽症・中症喘息患者の気道炎症レベ
ルを低減する結果が得られたと発表し
ました。

シャープが東京大学医学部附属病院
臨床研究支援センターに委託したアカ
デミア主導型臨床研究です。小児アト
ピー型の軽症・中症喘息患者130人
を対象に、自宅の寝室、居間、子ども
部屋のうち、被験者の滞在時間が長い
2つの部屋に、イオン濃度約10万個/
立方センチメートルの臨床研究専用
イオン発生装置を設置しました。プラ
セボ機を用いた個人ランダム化クロス
オーバー二重盲検比較法で前期後期各
8週間を観察しました。

主要評価項目は、気道炎症レベルの
バイオマーカーである、呼気中一酸化
窒素濃度(FeNO)の変化量です。
初回観察時点の気道炎症亢進症例を除
いた解析で、プラセボ機の設置時期の
FeNO値が上昇し、専用装置のFe
NO値が下降するという結果が得られ
たということです。

同臨床研究の責任医師の1人である
東京慈恵会医科大学附属第三病院小児
科の勝沼俊雄診療部長は「薬でも医療
機器でもないプラズマクラスター技術
が、軽・中症喘息児の気道炎症を抑え、
呼吸機能を改善する可能性を示した
ことは、喘息児の長期ケアを行ううえ
で意味がある」とコメントしました。

同臨床研究の結果は11月8日開催
予定の第51回日本小児アレルギー
学会で発表されます。

プラズマクラスター空気清浄器の原理

を説明している動画です。



 
 
 
 
プラズマクラスターの装置の設置
には、接地が必要。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記
多発性骨髄腫は、分化型の悪性腫瘍で
あるために、非常に治療に難渋する病気
です。私の記憶では、抗ガン剤が効かな
くなると、骨折が多発し患者さんは激痛
に悩まされることになっていました。
分化型だと細胞分裂の頻度が少ないため
抗ガン剤の効き目が悪くなるのです。今
現在では、サリドマイドなどの治療が
可能になったため、少しは治療法の改善
が進んでいることでしょう。しかしその
骨髄腫の分子標的薬が上市されれば、
患者さんは大きな利益を享受することが
可能になると推測しています。プラズマ
クラスター技術が、喘息の炎症を抑える
ことが分かったのは、本当に良かったと
考えています。パナソニックのナノイー
やそのほかの企業の技術でも同じような
効果が、得られたらいいなと考えており
ます。

戦場で何重にも囲まれて難渋する。笑

 
 
 
 
 
 
 
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