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2016-08-26 01:02:12

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診療マル秘裏話  号外Vol.374 平成27年10月25日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)やる気担当脳領域がサボるとリハビリの効果も低下
2)「慢性低ナトリウム血症」で記憶や歩行の障害

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 やる気担当脳領域がサボるとリハビリの効果も低下

 
 
 
 
 
やる気や意欲をつかさどる脳
の領域が働かないとリハビリの
効果も下がることを生理学研究
所(愛知県岡崎市)などのチー
ムがサルの実験で確かめました。
リハビリ効果を高めるには意欲
を持って取り組むのが重要であ
ると裏付けられた形です。

注目したのは、やる気をつか
さどる脳の「側坐核(そくざか
く)」という領域。健康なサル
を使った実験では、ここの活動
を薬で止めても好物のイモを指
でつまむことができました。と
ころが、脊髄(せきずい)損傷
から回復途上のサルで側坐核の
活動を止めると、治り始めてい
た手のまひが出てイモをつまめ
なくなりました。脳を調べると、
運動を司る別の領域の活動が低
くなっていました。

これまで、側坐核の働きは、
運動の領域とは無関係と考えら
れてきました。今回、けがから
の回復といった非常時には一定
のつながりがあると推測された
ということです。

チームの西村 幸男准教授は、
「もうひとガンばりしなければ
運動できないような時に、側坐
核の活動が必要になるのではな
いか。患者さんがリハビリをす
る時には、やる気を支える心の
サポートが大切」と話していま
す。研究成果は、米科学誌サイ
エンスで10月2日、発表しま
した。

側坐核の働きについても一部

解説している動画です。



 
 
 
 
霊異記の領域。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 「慢性低ナトリウム血症」で記憶や歩行の障害

 
 
 
 
 
 
 
血液中のナトリウム濃度が下
がった状態が続く「慢性低ナト
リウム血症」が、記憶や歩行の
障害を引き起こすことを名古屋
大医学系研究科の椙村益久講師
らのグループがラットへの実験
で確認しました。人間でも同様
の障害をきたすと考えられ、認
知症や転倒の予防につながる可
能性があります。

グループが米腎臓学会科学誌
の速報版で発表しました。慢性
低ナトリウム血症は、心不全や
肝不全などを患う高齢者に起き
やすいとされています。 早期
発見や治療の重要性が高まり、
今後、研究がいっそう進みそう
です。

慢性低ナトリウム血症は主に、
ホルモン分泌の異常で尿が体外
に出ず、水がたまって血中のナ
トリウム濃度が下がることで起
きます。椙村講師らがラットを
この症状にして、行動を調べた
結果、直前に見た図形を覚えて
いなかったり、歩行中にふらつ
いたりしていることが分かりま
した。

一方、ラットに薬を投与し、
症状の改善を図った所、記憶や
歩行の機能が回復しました。今
回の研究により、慢性低ナトリ
ウム血症が原因で、脳内に記憶
障害が生じる仕組みも判明した
ということです。

椙村講師は「患者の血中のナ
トリウム濃度を測り、低い場合
は認知症や歩行障害の症状が出
ていないか、今まで以上に留意
が必要。転倒による骨折を未然
に防げる可能性もある」と話し
ています。

電解質(ナトリウム)異常について

解説している動画です。



 
 
 
 
生涯、障害と戦う。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
けがからの回復といった非常
時に於いては、側坐核に障害が
あると回復が遅れることが分か
りました。けがからの回復中に
リハビリを継続する意欲を奪わ
れると障害が再び出現して治り
が悪くなるということでしょう。
リハビリの担当者は、患者さん
の意欲をかきたて、間違っても
意欲を削ぐような発言はしては
ならないといえます。
慢性低ナトリウム血症は主に、
ホルモン分泌の異常で尿が体外
に出ず、水がたまって血中のナ
トリウム濃度が下がることで起
きるという事は、このホルモン
は、抗利尿ホルモン(ADH)
の異常分泌(分泌亢進)です。
心不全や肝不全等を患う高齢
者でなくても、抗利尿ホルモン
の異所性分泌(肺ガンなど特定
のガンで起こることが多い)の
場合でも慢性低ナトリウム血症
が起こり、歩行や記憶の障害が
起こるということができるでし
ょう。

高齢者に恒例のプレゼントが
手渡された。笑

 
 
 
 
 
 
 
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