2016-08-22 01:43:19

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診療マル秘裏話　Vol.563 平成26年9月18日作成
作者　医療法人社団　永徳会　藤田　亨

 
 
 
 
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目次

1) 白内障手術用レーザー装置「レンズエックス」
2）マキベリーのエキスがドライアイの改善作用

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】白内障手術用レーザー装置「レンズエックス」

 
 
 
 
 
 
日本アルコンは白内障手術用
レーザー装置「レンズエックス」
の薬事承認を取得し、１０月
中旬から発売すると発表しまし
た。医療機器として承認を受け
た白内障手術用レーザー装置は
国内で初めてだそうです。

前眼部ＯＣＴ（光干渉断層計）
と１０００兆分の１秒単位で
照射されるフェムト秒レーザー
を用いることで、白内障手術の
なかで難易度の高い手術の過程
を、人の手に頼らず全自動で
実施できるようにした装置です。

角膜切開、前嚢切開、水晶体
分割など従来医師がメスや針を
使っていた手術をレーザーで
正確に行うことができます。人
の手ではできない形状での切開
が可能になるなど、手技の効率
化や精度の向上が期待できると
いうことです。価格は６０００
万円（税抜き）だそうです。
まだまだ高嶺の花のような気が
します。

白内障の最新手術についての

動画です。



 
 
 
 
高値の高嶺の花となったレーザー
装置。笑

 
 
 
 
 
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2】マキベリーのエキスがドライアイの改善作用

 
 
 
 
 
オリザ油化は、ベリーの仲間の
果実マキベリーのエキスがドライ
アイに対する改善作用があること
を慶応大学医学部と共同で検証し
ました。ドライアイの傾向を示す
被験者に同エキスを摂取してもら
ったところ、涙液量の上昇が認め
られました。この成果を踏まえ
チリ政府の支援のもと、大規模
臨床試験を予定しています。
オリザ油化ではエビデンスに基づ
く機能性素材として、同エキスを
グローバル規模で販売展開します。

マキベリーエキスがドライアイ
に対し、有用とされる基礎的な
知見を踏まえ臨床試験を実施しま
した。

同社はマキベリーエキスを
「ＭａｑｕｉＢｒｉｇｈｔ」とし
て天然素材製品の戦列に加え、
栄養補助食品や美容化粧品など
対象に市場開拓しています。
臨床試験では食品向けのマキベリ
ーエキス「Ｐ－３５」を３０ミリ
グラムまたは６０ミリグラムを
ハードカプセルに充填したサン
プルを１日１回、２カ月間にわた
り摂取してもらいました。３０
ミリグラムカプセルは男女７人、
６０ミリグラムカプセルは同６人
に摂取してもらいました。

摂取前後に涙の量を測定した
結果、３０ミリグラム摂取と６０
ミリグラム摂取の両被験者グルー
プともに、摂取前と比較して摂取
後１カ月で有意な涙液量の上昇が
認められ、その効果は摂取２カ月
間維持しました。またドライアイ
ＱＯＬスコアでも有意な改善作用
が摂取１カ月で認められ、２カ月
摂取によりさらに改善しました。

同社はこの成果をもとに、健康
補助食品分野での市場攻略をはじ
め、水溶性に富む性質を生かして
飲料や化粧品分野への採用提案を
推進します。さらにアイケア機能
に着目した同社素材「黒米エキス」
「ルテイン」「アスタキサンチン」
との組み合わせによる提案も積極
展開していく予定です。

研究成果は科学雑誌「Ｐａｎｍｉ
ｎｅｒｖａ　Ｍｅｄｉｃａ」９月
号に掲載されました。また、１０
月８日から東京ビッグサイトで
開催される「食品開発展２０１４」
で同社ブースとセミナー会場で
紹介されます。

マキベリーについての動画です。



 
 
 
 
哨戒機に照会したが、詳解が得
られなかった。笑

 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
白内障の手術を全自動で実施で
きる様になるというのは、本当に
魅力的な機械と言わざるをえませ
ん。早く沢山の白内障の患者さん
に知ってもらい装置が稼働して今
まで絶望的だった白内障が治療で
きるようになりますように。ドラ
イアイを改善する植物が存在する
というのは、本当に素晴らしい
ことだと思います。

華道の可動性を見て、稼働する
ことを決めた。笑

 
 
 
 
 
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