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診療マル秘裏話  号外Vol.348 平成27年9月25日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
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目次

1)特異性のない自然免疫の記憶メカニズムを解明
2)レット 症候群の原因遺伝子が精神疾患発症に関係

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 特異性のない自然免疫の記憶メカニズムを解明

 
 
 
 
 
 
 
理化学研究所は、自然免疫の
記憶メカニズムを解明しました。
病原体の感染により、遺伝子の
化学的修飾による変化である
エピゲノムが変化、その状態が
持続することにより再感染への
抵抗性が上昇していました。1
度侵入した病原体をリンパ球
(B細胞、T細胞)が記憶して
排除する獲得免疫だけでなく、
自然免疫にも記憶が存在する事
が示唆されていましたが、その
メカニズムは不明でした。アレ
ルギー発症メカニズムの解明や、
より効果の高いワクチン開発等
につながることが期待されます。

先天的に備わる自然免疫は、
マクロファージ上の受容体で、
病原体細胞を認識、サイトカイ
ン等の攻撃物質を産生して初期
防御を行います。

今回、マウスによる実験から
病原体感染によりマクロファー
ジのヒストン(DNAを細胞核
内に収納する役割を担う蛋白質)
のエピゲノムが変化しました。
この変化が、長時間持続して、
病原体への抵抗性が継続する事
を明らかにしました。

また、特定の病原体(抗原)
の情報を記憶する獲得免疫とは
違い、特異性のない記憶である
ことも分かりました。

自然免疫について、詳しく解説して

いる動画です。



 
 
 
 
徳井さんが特異ながら、得意
の説明に漕ぎ着けた。笑

 
 
 
 
 
 
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2】 レット 症候群の原因遺伝子が精神疾患発症に関係

 
 
 
 
 
九州大の辻村啓太特任助教、
中島欽一教授(神経科学)らの
研究グループは、進行性の神経
発達障害、「レット症候群」の
原因遺伝子が、統合失調症等の
様々な精神疾患の発症にも関係
する仕組みを発見した、と発表
しました。

米科学誌セルリポーツ(電子
版)に9月4日掲載されます。

レット症候群は、成長と共に
知能や運動の障害が進む病気で、
「MeCP2」という遺伝子の
変異が、原因とされています。
研究グループは、この遺伝子の
下で働く特定のRNAが、細胞
内で蛋白質や脂質の合成、エネ
ルギー代謝を制御する基本的な
仕組みに関わることを発見しま
した。このRNAがないと脳の
正常な発達が損なわれ、様々な
精神疾患を招くことが考えられ
るそうです。

中島教授は「今回の発見が、
様々な精神疾患の病態解明や、
治療法の開発につながることが
期待される」と話しています。

レット症候群支援機構の方で、

お子さんがレット症候群の谷岡

さんのお話しが収録されている

動画です。



 
 
 
 
 
誠心誠意の精神状態。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
自然免疫の記憶メカニズムを
解明したのは、偉大な業績であ
ると思います。免疫の記憶メカ
ニズムがなければ、何度でも、
同じ病原体の侵入を許すことに
になる訳です。自然免疫でも、
獲得免疫でも免疫の記憶メカニ
ズムが解明されたので必要以上
に病原体の攻撃を怖がらなくて
済みます。
「レット症候群」の原因遺伝
子が、統合失調症等の様々な、
精神疾患の発症にも、関係する
仕組みが発見されたのは、素晴
らしい業績と言えましょう。
今回の発見で、様々な、精神
疾患の病態解明や治療法の開発
に繋げて頂きたいと思います。
精神疾患でも清新な政審を行
うことで、精神状態を保つこと
ができた。笑

 
 
 
 
 
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