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診療マル秘裏話 Vol.354 平成22年9月16日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次
1) 2型糖尿病に関連する遺伝子変異
2) 「勝者」の脳の反応を、とらえる

 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】 2型糖尿病に関連する遺伝子変異

 
 
 
 
肥満や生活習慣が引き金に
なる2型糖尿病に、関連する
遺伝子変異2個を新たに発見
したと、東京大と理化学研究
所などのチームが9月5日付
米科学誌ネイチャージェネテ
ィクス(電子版)に発表しま
した。

遺伝子変異は、個人によっ
て遺伝子の塩基配列が1カ所
だけ異なる一塩基多型(SN
P)です。このタイプによっ
て、発症の危険性が最大1.19
倍になるということです。チ
ームの山内敏正(やまうち・
としまさ)東大特任准教授は
「肥満や年齢等、ほかの要因
と組み合わせると、糖尿病に
6倍かかりやすい人を見つけ
られるようになる」と話して
います。

チームはまた、既に欧米で
2型糖尿病と関係があるとさ
れるSNP26個のうち、11
個が日本人にも関係がある事
を確認しました。合計で13
個のSNPが日本人の糖尿病
発症の危険性を高めるとして
います。今回発見した2個の
うち、一つは欧米人でも関係
するが、もう一つは日本人を
含めた東アジア人だけに関係
するということです。

チームは、国内の2型糖尿
病患者さん1万数百人と糖尿
病でない八千数百人の遺伝子
を比較して、解析しました。
発症との関連を突き止めた2
個のSNPのうち一つは膵臓
(すいぞう)などで働くユビ
キチン結合酵素の遺伝子の中
にあり、変異があると、血糖
値を下げるインスリンの分泌
が減りました。

成人が発症する、糖尿病の
大半は2型糖尿病です。日本
人の40歳以上の3、4人に
1人が糖尿病にかかっている
か、予備軍ということです。

糖尿病の自覚症状についての

動画です。良くできています。



 
 
 
 
懐石料理を解析する。笑

 
 
 
 
 
 
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2】 「勝者」の脳の反応を、とらえる

 
 
 
 
 
 
「敗者」の悔しい表情を見
た「勝者」の脳の反応を放射
線医学総合研究所(千葉市)
の研究チームがとらえること
に初めて成功しました。

脳の前頭葉と呼ばれる部位
で通常より強い電気信号が現
れ、自己愛(ナルシシズム)
の強い人ほど反応が大きかっ
たということです。神戸市で
9月4日開かれた日本神経科
学学会など3学会の合同大会
「ニューロ2010」で報告
されました。

他人の幸福や不幸に対し、
同じ気持ちを抱く心理状態が
「共感」と呼ばれるのに対し、
野球やサッカーなどの試合で
勝者が敗者の悔しい表情を見
て喜ぶ感情は「反共感」と呼
ばれています。

研究チームは、反共感の際、
実際に、反応する脳の部位を
確認するため、トランプで数
の大きい方が勝ちとなる単純
なゲームを実施しました。敗
者の悔しげな表情を見た勝者
では、前頭葉の前部帯状回と
呼ばれる部位に現れる「フィ
ードバック関連陰性電位」と
いう電気信号が、通常よりも
強く脳波計で測定されました。

被験者に、自己愛度を測る
心理テストも受けてもらった
ところ、自己愛の強い人ほど、
この電位が高くなりました。
一方、相手に同情しがちな人
では、電位はあまり変わりま
せんでした。

チームの山田真希子研究員
は、「自己愛性人格障害など
様々な対人関係障害の病態
理解につながる」と話してい
ます。

イギリス人でも自国愛の強い人

とそうでない人がいるようです。

インドでは、イギリスの支配から

解放された日になっていること

も特筆すべきことであると思い

ます。

 


 
 
 
 
 
自己愛は、事故藍ではあり
ません。笑

 
 
 
 
 
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編集後記

 
糖尿病関連の遺伝子が見つ
かったことは素晴らしいと思
います。予備軍の人は本当の
糖尿病に移行しないように、
また糖尿病患者さんでは遺伝
子治療が進むことを期待した
いと思います。数多くの反共
感を経験してきたタイガーウ
ッズも、今や、対戦相手から
反共感の感情を抱かれる毎日
でしょう。

他人の不幸は蜜の味に満つ。


 
 
 
 
 
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