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2016-06-15 02:00:21

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診療マル秘裏話  号外Vol.316 平成27年8月18日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)歯髄細胞を用いた再生医療分野の共同技術開発
2)思春期特発性側彎症の発症に関連する新遺伝子

 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】 歯髄細胞を用いた再生医療分野の共同技術開発

 
 
 
 
タカラバイオは、歯髄細胞(
歯の神経に含まれる、間葉系幹
細胞)を用いた再生医療分野の
取り組みとして、再生医療推進
機構(東京都中央区、大友宏一
社長)と共同で技術開発を実施
することに合意しました。

歯髄細胞は、ヒトの乳歯や親
しらずといった従来破棄されて
いた脱落歯や抜去歯から容易に
採取でき、再生医療に利用する
幹細胞として注目されています。

今回、手掛ける技術開発は、

(1)他家移植を想定した歯髄
細胞の拡大培養法と品質
評価法の確立
(2)歯髄細胞の凍結保存法の
確立
(3)歯髄細胞培養用培地の
最適化などの検討・開発。

共同相手先の再生医療推進
機構は株式会社で、全国150
0施設の歯科医療施設と連携し、
個人から歯髄細胞を預かり保管
する国内初の「歯髄細胞バンク」
事業を展開しています。 研究
素材と取り扱いにかかわる深い
知識・経験があります。

タカラバイオはこの共同開発
を通して、品質管理された再生
医療に利用できる、歯髄細胞の
調整技術や歯髄細胞の培養に適
した培地などの製品開発を行い
ます。また開発した技術を応用
して、再生医療製品の製造開発
受託サービスへの展開や、培地
製品などの販売を目指していき
ます。

歯髄細胞バンクに関する動画です。



 
 
 
天海和尚が転回して展開した。


 
 
 
 
 
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2】 思春期特発性側彎症の発症に関連する新遺伝子

 
 
 
 
理化学研究所と慶応義塾大学、
京都大学再生医科学研究所、広
島大学医学部大学院、南京大学
などによる共同研究グループは、
思春期特発性側彎症(AIS)
の発症に関連する新たな遺伝子
「BNC2」を発見しました。
世界最大規模のGWASを実施
して見出したもので同時に分子
レベルでその作用も明らかにし
ました。新しいタイプのAIS
治療薬の開発が期待できます。

日本人のAIS患者と非患者、
1万3249人の約400万個
の一塩基多型(SNP)を調べ、
AISと強い相関を示す27個
のSNPを新たにみつけました。
更に、この結果を、別の日本人
集団を用いた相関解析により、
確認したところ、AISの発症
と非常に強い相関を示すSNP
を発見しました。このSNPは
BNC2という遺伝子内に存在
していることなどから、BNC
2の過剰発現が側弯症を引き起
こすという仮説を立て、ゼブラ
フィッシュで、BNC2を過剰
発現させたところ、実際に側弯
が起きることを確認しました。

創刊号でAISの発症と非常
に強い相関を示すSNPを発見。


 
 
 
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編集後記

 
歯髄細胞は、ヒトの乳歯や親
しらずといった従来破棄されて
いた脱落歯や抜去歯から容易に
採取でき、再生医療に利用する
幹細胞です。従来破棄されてい
たものが、再生医療に利用でき
るのですから、元手がかからず
歯髄バンクに自分の抜歯した歯
を送るだけで、再生医療が必要
になった時に活用できるという
ものです。培養法や凍結保存法
を工夫するだけで、再生医療の
効率が高まることが期待されて
いるので、このような共同研究
がなされるのであると理解して
います。
思春期特発性側彎症(AIS)
の発症に関連する新たな遺伝子
「BNC2」の発見は、素晴ら
しいと思います。更に研究を進
めて、新しいタイプのAISの
治療薬の開発に繋げて欲しい物
です。

バッシバッシと抜歯を行う、
歯科医。笑

 
 
 
 
 
 
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