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2016-06-07 00:47:21

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診療マル秘裏話  号外Vol.311 平成27年8月12日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)女子医大病院で鎮静剤投与後に男児死亡の事故
2)労働者の心理的な負担の程度を把握する、検査

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 女子医大病院で鎮静剤投与後に男児死亡の事故

 
 
 
 
 
 
東京女子医大病院(東京都
新宿区)で鎮静剤「プロポフォ
ール」投与後に男児が死亡した
事故を受け、厚生労働省の研究
班が再発防止に向けた初の使用
指針をまとめました。

今回の事故のような、小児の
集中治療室での、人工呼吸中の
投与は、複数の医師らが判断し
た上で、時間を制限すること等
を盛り込みました。

同薬剤を長時間投与すると、
心停止などを起こす可能性があ
るため、薬の添付文書では、特
に危険の高い小児の集中治療室
での人工呼吸中の投与を禁じて
います。しかし、医師の裁量で
使われる例もあるとされるため、
研究班は全国の病院の入院費用
のデータ解析などを行い、実態
を調べました。

その結果、2013年に集中
治療室で人工呼吸中の小児患者
さんの4~5%に、同薬剤が
投与されていたことが判明しま
した。理由として「使いやすい」
などの回答がある一方、「他の
薬が効かない」などやむを得な
い状況もありました。海外での
使用例があることも踏まえ、
指針では、可能な限り他の薬を
検討した上で、複数の医師や
薬剤師の判断があれば、限定的
に投与を認めるとしました。

女子医大のケースでは、70
時間以上にわたり大量に使用さ
れていました。研究班は海外の
文献や医療機関への調査を基に
投与は48時間以内に制限し、
異常を認めた場合は、直ちに
投与を中止するよう求めていま
す。

研究班代表の氏家良人・日本
集中治療医学会理事長は「添付
文書で禁じられている事を医師
は再認識すべきだ。 投与する
場合は家族に十分な説明を行い、
同意を得ることが大前提になる」
と話しました。

マイケルジャクソンの死因となった

麻酔薬を使っていたという動画です。



 
 
 
 
天賦の才が添付された。笑

 
 
 
 
 
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2】 労働者の心理的な負担の程度を把握する、検査

 
 
 
 
 
従業員50人以上の事業場に対
し労働者の心理的な負担の程度
を把握する検査が義務付けられ
る「ストレスチェック制度」が
12月から始まるのを前に、同制
度の課題や解決策を話し合うシ
ンポジウムが17日、日本うつ病
学会総会でありました。東京都
内で精神科クリニックを運営す
る医師はその中で、同制度のさ
まざまな問題点を指摘した一方、
同制度が契機となり、労働者に
とって精神科の医療機関が身近
な存在になることに期待を示し
ました。

「なかなか自分からメンタル
クリニックには行かないが、ス
トレスチェックでたまたま引っ
掛かったことがきっかけで来て
もらうようになり、『こういう
ところなんだ』と分かってもら
える。『また何かあった時には、
行けば治療してもらえるかもし
れない』といった風潮が広がり、
精神科の敷居が下がる」-。
都内で精神科の「紫藤クリニッ
ク」を運営する紫藤昌彦院長は、
同制度が始まることによるプラ
スの影響をこのように予想しま
した。

同制度は改正労働安全衛生法
に基づいて導入されるもので、
産業医や保健師らが実施者とな
り、職場での労働者のストレス
の程度を点数化し、その度合い
の高い人を選定します。労働者
の希望に応じ、産業医もしくは
外部の医師による、面接指導を
実施し、必要に応じて、例えば
精神科の専門医などへ紹介する
ことを通じて、ストレス要因と
なる職場環境の改善につなげよ
うというものです。

紫藤院長は、また、同制度の
評価すべき点として、産業医や
保健師らといった産業保健スタ
ッフと外部の精神科医との接点
が増えることで、連携が深まる
ことを挙げました。更に、産業
保健に関心を持つ精神科医が増
えるとの見方を示した上で、
「精神科と産業医はあまり関係
ないと思っていたこともあり、
日本医師会の認定産業医を取っ
ていなかった」と自身の例を出
し、今後取得を目指すことも明
らかにしました。

一方で、企業側から面接指導
を依頼されて困ることとして、
その企業の職場の状況などを詳
しく把握できない状態では適切
な指導を実施するのが難しいと
指摘しました。また、面接指導
の結果として、医師から企業側
に意見する、労働時間の短縮や
就業場所の変更といったストレ
ス軽減策が、待遇面などで労働
者側の希望と異なる場合はどう
すればいいのかといった疑問も
提起しました。

ストレスチェック制度について

解説している動画です。



 
 
 
 
就業場所で修業する。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
薬剤を使って治療をする医師
が多いのに、添付文書を参照し
ようとする医師が少ないのは、
残念です。私の場合、少しでも
疑問があったり知っている部分
が曖昧な場合はパソコンで添付
文書を参照しています。ほんの
少し用心するだけで、女子医大
の悲劇は、避けられたのではな
いかと私は、考えております。
精神神経科のイメージが悪い
ことは、私も診療していて肌で
感じることがあります。 患者
さんが「私は、精神病ではない」
と言い張ることが多いような気
がします。うつ病は、心療内科
でも診てもらえますが、かなり
重いうつ病の患者さんを、診療
内科に送ったところ、精神神経
科に紹介して下さいと何回も言
われました。私の見解で、精神
神経科であると思い、患者さん
に告げても、精神神経科に行き
たくないとおっしゃって、やむ
なく心療内科で診てもらうとい
うケースが多いことを申し述べ
ておきます。ストレスチェック
制度を利用して、精神病が早期
に発見されることを期待してお
ります。

うつ病は、心療内科の範疇で
ないか?笑

 
 
 
 
 
 
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職業    医師の箸くれ(はしくれ)
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