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2016-05-29 01:18:56

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診療マル秘裏話 Vol.451 平成24年7月19日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次
1)  37度以上の発熱で「活性酸素」が大量に作成
2) 脳神経変性疾患の再生医療に、重要な遺伝子

 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】 37度以上の発熱で「活性酸素」が大量に作成

 
 
 
 
風邪やインフルエンザで37
度以上の熱が出ると病原体を
攻撃する「活性酸素」が大量
に作られるとみられることを
大阪大のチームが解明し、英
オンライン科学誌ネイチャー
コミュニケーションズに発表
しました。

チームは、37度以上になる
と、体内で、特定の蛋白質の
構造が変化し、白血球が活性
酸素を作り出すと推測してい
ます。
藤原祐一郎(ふじわら・ゆう
いちろう)大阪大助教は、「
蛋白質を詳しく調べることで、
感染症の新しい薬を開発でき
るかもしれない」と話してい
ます。

チームによると、この蛋白
質は、水素イオンの通り道と
なる「水素イオンチャネル」
です。白血球は水素イオンを
放出することで活性酸素を作
り、病原体を攻撃し死滅させ
ようとするため、チームは、
水素イオンの放出経路に着目
しました。

マウスの水素イオンチャネ
ルの構造を、大型放射光施設
「スプリング8」(兵庫県)
で調べたところ、水素イオン
が通る穴と、白血球内に突き
出た、らせん状の棒のような
部分からできていました。

普段は棒部分が絡み合って
二つ一組となっていますが、
37度以上になると、ほぐれて
ばらばらになり、水素イオン
が通りやすくなって活性酸素
が大量に作られていました。

活性酸素について分かりやすく

解説されている動画です。



 
 
 
 
大漁で大量の魚を得た。笑

 
 
 
 
 
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2】脳神経変性疾患の再生医療に、重要な遺伝子

 
 
 
 
パーキンソン病等の脳神経
変性疾患について、患者さん
の皮膚細胞から人工多能性幹
細胞(iPS 細胞)を作って、
神経幹細胞に変え、脳に移植
する再生医療の実現を目指す
上で重要な遺伝子がマウスの
実験で見つかりました。東京
大 分子細胞生物学研究所の
研究チームが、7月16日、米
科学誌ネイチャー・ニューロ
サイエンス電子版に発表しま
した。脳ができる際、神経幹
細胞から神経細胞が生み出さ
れるのは胎児期までで、生後
は、神経細胞を支えるグリア
細胞しか生み出されません。
同様に試験管内でiPS 細胞
を神経幹細胞に変える実験で
も、神経細胞が一定期間生み
出された後はグリア細胞しか
できず、再生医療に応用する
際には克服する必要があると
考えられてきました。同研究
所の岸雄介助教や後藤由季子
教授らが、生後数日のマウス
の脳神経幹細胞に、「HMGA」
遺伝子を導入した所、グリア
細胞をつくっていたのが、再
び神経細胞を生み出すように
なりました。ヒトiPS 細胞を
試験管内で神経細胞に変え、
さまざまな新薬候補化合物の
効き目や副作用を調べる実験
は既に行われておりHMGA遺伝
子を導入して神経細胞の作製
効率を上げることができれば、
新薬開発のペースが上がると
いうことです。

再生医療の鍵となる、iPS細胞

ストックプロジェクトに関する動画

です。



 
 
 
 
公立の学校の人気は高率。


 
 
 
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編集後記

 
感染症の新しい薬が水素イ
オンチャンネルを精査する事
で得られるなら、素晴らしい
発見と言えるでしょう。微小
構造の解析で、今までになか
ったような、発想の転換を伴
った研究が生まれてくること
を期待しています。まだまだ
臨床試験で遺伝子導入を含む
脳の再生医療がなされるまで
道が遠いとは思いますが、グ
リア細胞を作っていた細胞を
神経細胞を作るようにする事
ができたのは、画期的発見と
言えるでしょう。現段階では
新薬の開発のペースがあがる
ということですが、それだけ
を取り上げても、脳変性疾患
の患者さんには大きな福音と
なることでしょう。

八艘の船で発送する。笑

 
 
 
 
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