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2016-05-26 01:34:21

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診療マル秘裏話   号外Vol.305 平成27年8月5日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
目次

1)柑橘類の頻回摂取で悪性黒色腫の発症リスク が増加
2)北海道内平均年間死亡率は、肺ガンと膵臓ガンが最悪

 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 柑橘類の頻回摂取で悪性黒色腫の発症リスク が増加

 
 
 
 
 
グレープフルーツやオレンジ
ジュースの頻回摂取は悪性黒色
腫(メラノーマ)の発症リスク
を高める可能性があるとの研究
結果が「Journal of Clinical
Oncology 」誌オンライン版に6
月29日掲載され、米国臨床腫瘍
学会(ASCO)のホームページに
も紹介されました。

柑橘類に多く含まれるフロク
マリンについては、日光に対す
る皮膚の感受性を高めることが
過去の研究で確認されています
が、フロクマリンと悪性黒色腫
リスクの関係を大規模検討で明
らかにしたのは本検討が初めて
だそうです。

今回対象とされたのは、
Nurses’Health Study(1984
~2010年)に参加した女性6万3
810人とHealth Professionals
Follow-Up Study(86~10年)
に参加した男性4万1622人です。
2~4年おきに実施した問診結果
から、柑橘類の摂取回数などの
食事パターンを分析しました。

最大26年の追跡期間中、1840
人(1.7 %)が悪性黒色腫と
診断されていました。 分析の
結果、柑橘類全体の消費量の多
さと悪性黒色腫のリスク上昇は、
男女両方において関連すること
が分かりました。生の柑橘類や
そのジュースを1日1.6回以上
摂取する人は、週2回未満の人
に比べ、メラノーマ発症リスク
が36%高かいという結果がでま
した。

メラノーマ発症リスク上昇と
の関連は生のグレープフルーツ
で最も強く、次いで、オレンジ
ジュースとなっており、グレー
プフルーツジュースあるいは生
のオレンジとの関連は見られま
せんでした。この結果について
著者らは、生のフルーツは加工
ジュースよりも、フロクマリン
濃度が高い可能性があること、
オレンジジュースの影響が大き
いのは他の柑橘製品より消費が
数倍多いことが影響しているの
ではないかと推測しています。

結果ではまた、グレープフル
ーツ摂取とメラノーマ発症リス
クの関連は年齢や生活習慣因子
に関係なく見られましたが、
小児や若年者など日焼けに感受
性の高い人や直射日光下で長時
間過ごす人でより顕著でした。

研究を主導した米ブラウン大
学皮膚科学のShaowei Wu氏は、
結果について「本検討には注意
すべき重要な限界があり、現時
点で柑橘類を食べないとするの
はあまりに性急で、過剰反応は
避けるべきだ」とコメントしま
した。そのうえで、「これらの
果物を特によく摂取する人は長
時間の日光暴露を避けるよう
注意すべきだ」と話し、更なる
研究によるデータ収集の必要性
を訴えています。
悪性黒色腫について、分かりやすく

解説している動画です。



 
 
過剰反応を箇条書きにする。


 
 
 
 
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2】 北海道内平均年間死亡率は、肺ガンと膵臓ガンが最悪

 
 
 
 
 
2004~13年の北海道内
での平均年間死亡率(人口10
万人当たり)で肺ガンが18.2人、
膵臓(すいぞう)ガンが8.2 人
と、都道府県別でワーストだっ
たことが、札幌市のNPO「キ
ャンサーサポート北海道」など
患者・家族団体でつくる「難治
性ガン啓発キャンペーン実行
委員会」の調べで分かった。

調査は、国立ガン研究センタ
平均で肺ガンが15.2人、膵臓が
んが6.7 人でしたが、道内は、
いずれも都道府県別で最悪でし
た。道内は、ガン全体の、平均
年間死亡率は93.2人で、全国ワ
ースト6。胃ガンや肝臓ガンは
全国平均を下回りました。

厚生労働省の13年度の国民
生活基礎調査で全国ワーストワ
ンだった喫煙率(27.7%)
の高さが肺ガンの死亡率の高さ
と関連するとの見方もあります
が、なぜ道内で、肺ガンと膵臓
ガンの死亡率が高いのか、詳し
い原因は分からないそうです。

実行委員長の大島寿美子・
北星学園大教授(医療コミュニ
ケーション論)は「診断後5年
生存率が低い難治性ガンである
肺ガンや膵臓ガンに苦しむ患者
や家族は多数おり、有効な治療
法を確立するとともに、支援
態勢を充実させてほしい」と話
しています。

実行委は道に患者・家族への
支援拡充を申し入れたほか、18
日には札幌市内で啓発イベント
「ストライド・フォー・ホープ」
を開きます。

トータルのガン死亡率一位は、

青森、二位が北海道という様に

なっていると解説している動画

です。脳卒中、心筋梗塞について

も解説されています。



 
 
 
 
 
支援の拡充を私怨で潰す。笑

 
 
 
 
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編集後記

 
柑橘類に多く含まれるフロク
マリンについては、日光に対す
る皮膚の感受性を高めることが
過去の研究で確認されています
が、フロクマリンと悪性黒色腫
リスクの関係を大規模検討で明
らかにしたのは、今回がはじめ
てだそうです。柑橘類を、特に
よく摂取する人は長時間の日光
暴露を避けるようにすることは、
理に叶っていると言えましょう。
なぜ道内で、肺ガンと膵臓
ガンの死亡率が高いのか、詳し
い原因は分からないと言ってい
ますが、これは、ゆゆしきこと
であると思います。直ちに疫学
的調査を行うべきでしょう。の
んきに分からないと言っている
端から、患者さんは、無くなっ
ているものという危機感がなけ
れば、来年、もっと死亡率が上
がる可能性があります。

長沙の調査。笑

 
 
 
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