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診療マル秘裏話 Vol.450 平成24年7月12日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
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目次
1)  毛が病原体を察知し免疫細胞を集める仕組み
2) 一度の注射で長期間の効果が期待可禁煙ワクチン

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。
 
 
 
 
 
1】 毛が病原体を察知し免疫細胞を集める仕組み

 
 
 
 
 
 
哺乳動物の毛髪には、皮膚
から微生物等が入り込む危険
を察知すると、侵入者と戦う
免疫細胞を呼び集める働きが
あることを慶応大医学部皮膚
科の永尾圭介(ながお・けい
すけ)専任講師と、天谷雅行
(あまがい・まさゆき)教授
らが発見し、6月24日付の
米科学誌ネイチャーイムノロ
ジー電子版に発表しました。

従来、毛には外からの衝撃
や紫外線の影響を和らげる等
の物理的な防御機能がある事
が知られていましたが、免疫
を働かせるスイッチの役割も
果たしていることになりそう
です。免疫細胞が毛を攻撃し
て起きる脱毛症や免疫に関係
して起こるアトピー性皮膚炎
などの治療研究にもつながる
可能性があります。

実験で、マウスの耳に接着
テープを貼ってはがす刺激を
加えると、毛を支える毛包に
約1時間で免疫細胞が集結し
ました。中でも、異物を取り
込んでほかの免疫細胞に攻撃
対象を示す樹状細胞と呼ばれ
る免疫細胞は、毛包を伝って
表皮へ移動しました。

毛包の細胞の遺伝子を調べ
ると、特定の細胞が免疫細胞
を呼び寄せるケモカインとい
う物質を作っていました。ヒト
の頭髪の解析でも同じような
構造の物質が見つかったとい
うことです。

体の表面にいる微生物は、
皮膚が傷つくなどすると体内
に入り、害になることがあり
ます。毛は、外からの刺激を
侵入の兆候とみて、免疫のス
イッチを入れていると考えら
れています。

毛根の顕微鏡映像の動画です。



 
 
 
 
怪石の解析。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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2】一度の注射で長期間の効果が期待できる「禁煙ワクチン」

 
 
 
 
 
 
一度注射すれば、長期間の
効果が期待できる「禁煙ワク
チン」を、米コーネル大学の
研究グループが開発し、マウ
スの実験で、効果を確かめま
した。ニコチンは脳に作用し
て満足感をもたらすと考えら
れていますが、新開発のワク
チンは血中のニコチンに結び
ついて脳に届かないようにす
るということです。たばこを
吸いたいと思わなくなるもの
と推測されています。

実験では、ワクチンを注射
されたマウスは、ニコチンを
投与されても、脳内のニコチ
ン量が、注射を受けていない
マウスの6分の1に抑えられ
ていました。少なくとも18
週間はワクチンの効果があっ
たということです。

禁煙薬は、ニコチンを含む
ガムや貼り薬が実用化されて
いますが、グループは「今後、
安全性などの研究を重ねれば、
どんな方法を試しても禁煙で
きない人に希望をもたらす」
と話しています。

60分で禁煙させると豪語して

いる人の動画です。タバコは、

ニコチン依存症という病気だ

と私は、考えているので見解

の相違があります。



 
 
 
 
駐車違反のワクチンは注射
として開発できない。笑

 
 
 
 
 
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編集後記

皮膚の免疫担当細胞である、
樹状細胞が刺激により毛包を
伝って表皮に移動したという
ことは、画期的発見と言える
でしょう。 免疫担当細胞が
臨戦態勢に入るスイッチを入
れるというのは、非常に興味
深いメカニズムと言えます。
もっと詳細な過程を検証して
脱毛症やアトピー性皮膚炎の
臨床に、生かして欲しいもの
です。禁煙ワクチンは、本当
に効果があるかどうか疑わし
い感じがします。マウスは、
人間の言葉を話すことはでき
ないので、ひたすら低ニコチ
ン状態に耐えている可能性も
あります。ワクチンの有効性
は臨床試験をしてみないと分
からない気がします。

近縁の人から禁煙の臨床試験。笑

 
 
 
 
 
 
 
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