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2016-05-20 01:36:42

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診療マル秘裏話   号外Vol.302 平成27年8月2日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)工程と廃棄物を減らし有用分子を合成する技術
2)食物アレルギーの症状を根本的に抑える物質を発見

 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 工程と廃棄物を減らし有用分子を合成する技術

 
 
 
 
 
北海道大学と星薬科大学は7
月3日、安価なコバルト触媒を
利用し、従来法に比べて工程と
廃棄物を減らして、有用分子を
合成する技術を開発したと発表
しました。同技術は、環境負荷
を低減した医薬品製造プロセス
の構築につながる可能性がある
そうです。
同成果は、北海道大学大学院
薬学研究院の松永茂樹 教授、
星薬科大学 薬学部の坂田 健准
教授らによるもので、ドイツ化
学誌「Angewadnte Chemie
International Edition 」のオ
ンライン版で公開されます。
医薬品合成では、原料の目的
位置の炭素- 水素結合だけを
触媒の作用で、活性化し、有用
分子に化学変換する方法が有効
とされています。その際、触媒
として利用されるロジウムは、
優れた性能を持つものの、希少
で高価な金属であることに加え、
アリル基を導入するために用い
る、アリルアルコールを活性化
処理しなければならないため、
活性化に利用した、化学薬品に
由来する廃棄物が生じてしまう
という課題があります。
同研究グループが、開発した
技術では、新たに開発したコバ
ルト触媒を用いることで、活性
化処理をせずにアリルアルコー
ルをそのまま利用し、有用分子
を合成することができます。
安価なコバルトを用いることで
コスト抑えることができ、アリ
ルアルコールの活性化処理が、
不要なため、水しか排出されず
環境負荷を低減できます。理論
計算による解析によれば、コバ
ルト触媒が酸素原子と結合しや
すい性質を持っているため、ア
リルアルコールを活性化処理す
る必要が無いそうです。
同研究グループは、「今回の
研究結果は、コバルト触媒が、
ロジウム触媒の安価な代替触媒
となるだけではなく、ロジウム
触媒を超える性能と幅広い応用
範囲を持っていることを意味し
ます。」とコメントしました。
今後、アリルアルコール以外
のアルコールを利用できるよう
に改良することでコバルト触媒
の応用範囲がさらに広がる期待
がされています。

金属錯体に関する動画です。



 
 
 
鷹揚とした気持ちで応用範囲
を説明する。笑

 
 
 
 
 
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2】 食物アレルギーの症状を根本的に抑える物質を発見

 
 
 
 
 
 
食物アレルギーの症状を抑え
る物質が発見されました。
東京大学大学院・村田幸久准
教授:「根本的に食物アレルギ
ーを治療することができる点で
非常に画期的。体質自体を変え
ることができるので、今までの
治療法と全く違うものができる」
東京大学大学院の村田准教授
のグループが発見したのは動物
の免疫細胞が作る「PGD2」とい
う物質です。 マウスに卵白の
成分を与える実験で、PGD2を持
たないマウスに炎症が強く表れ
たため、PGD2がアレルギーの
症状にブレーキを掛けたことが
分かりました。

プロスタグランジンD2がアレルギー

を抑制する物質として発見されたと

いうニュース動画です。



 
 
 
 
体質からくる病気で退室した。


 
 
 
 
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編集後記
安価なコバルトを用いること
でコスト抑えることができ、ア
リルアルコールの活性化処理が、
不要なため、水しか排出されず
環境負荷を低減できるというの
は、凄い技術だと思います。
根本的に、食物アレルギーを
治療することができる点で非常
に画期的と言えましょう。プロ
スタグランジンを用いて達成し
たというのは、本当にコロンブ
スの卵であると思います。

画期的な発見で活気が戻る。


 
 
 
 
 
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