最新号より200号前のメルマガ

  1. Home
  2. 最新号より200号前のメルマガ

2016-05-15 01:23:08

カテゴリー:ブログ

エベレスト

藤田のブログランキングアップにご協力お願いします。
以下のバナーをぽちっとクリックお願いします。



美白·美肌ブログランキングへ

 
診療マル秘裏話 Vol.449 平成24年7月5日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次
1)  柑橘類の皮に含まれる物質が脳機能を活性化
2) アレルギー反応を抑制する機能がある蛋白質

 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】 柑橘類の皮に含まれる物質が脳機能を活性化

 
 
 
 
ミカンなど柑橘類の皮に含ま
れる物質が脳機能を活性化させ
ることを、松山大薬学部(松山
市)の古川美子教授(60)=
神経化学=と奥山聡助教(37)
=行動薬理学=の研究チームが
突き止めました。安全性が確認
されれば臨床研究に移るという
ことです。将来はエキスを取り
出して錠剤にする方向で、認知
症の改善に効果が期待できると
いうことです。

動物実験の結果を今年2月、
スイスの学術論文誌「インター
ナショナルジャーナル・オブ・
モレキュラーサイエンス」で
発表しました。

古川教授らは脂溶性の物質が
脳に到達しやすい性質がある点
に着目しました。油分を多く含
む柑橘類の皮に脳機能改善を促
す可能性があるとみて08年4
月から地元特産のミカンを研究
してきました。神経細胞を培養
して活性化に効果のある物質が
ないか調べたところ、皮に含ま
れる有機化合物の「ヘプタメト
キシフラボン」にその働きがあ
ることが分かりました。

更に、プラットホーム(避難
場所)を取り付けた小さなプー
ルで、避難場所への行き方を覚
えさせたマウスを放して到達す
る時間を計測した結果、正常な
マウスは11・6秒、薬で健忘
症状態にしたマウスは33・6
秒かかりました。 ところが、
ヘプタメトキシフラボンを投与
した健忘症マウスは11・3秒
で到達しました。

また、約20種類の柑橘類を
調べたところ、愛媛県が生産量
日本一で「和製グレープフルー
ツ」と呼ばれる「河内晩柑(ば
んかん)」に、ヘプタメトキシ
フラボンが0・024%と、他
の倍以上含まれていることも分
かりました。

古川教授は「愛媛が誇るミカ
ン類に、健康と暮らしに役立つ
特長があると分かったことがう
れしい」と話しています。認知
症を研究する三木哲郎・愛媛大
医学部教授(62)=老年医学
=は「認知症の薬は効用面でも
安全面でも開発が難しいが、ミ
カンの皮なら安全性も問題ない
のではないか」 と評価してい
ます。

脳梗塞の治療にヘプタメトキシ

フラボンをというニュース動画です。

 


 
 
脳がノーと言わない柑橘類フ
ラボノイド。笑

 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
2】アレルギー反応を抑制する機能がある蛋白質

 
 
 
 
千葉大大学院 医学研究院の
中山俊憲教授(免疫発生学)ら
の研究グループが、人体の細胞
内蛋白質「Sox4」に、アレ
ルギー反応を抑制する機能があ
ることを解明しました。

花粉症や喘息といった慢性ア
レルギー疾患を、根治する薬の
開発につながると期待されてい
ます。7月2日付(日本時間)
の英科学誌「ネイチャー・イミ
ュノロジー」電子版に掲載され
ます。

研究グループは、免疫をつか
さどるヘルパーT細胞のうち、
アレルゲンを感知するとくしゃ
みや鼻水を誘発するヒスタミン
などを放出させる「Th2細胞」
が過剰に活性化するメカニズム
を調べました。

「Sox4」と呼ばれる蛋白
質が関係しているとみて、マウ
スを使った実験等を進めた結果、
Th2の発生そのものや、ヒス
タミンなどの放出を抑えている
ことを突き止めました。

アレルギー反応を抑制する物質が

分かったというニュース動画です。



 
 
 
過剰の待遇から架上の人とな
った。笑

 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
編集後記

みかんの皮は、陳皮と呼ばれ
る漢方薬です。しかし漢方薬の
成分を解析するのには、非常に
時間と労力がかかります。しか
し今回、脳を活性化するフラボ
ノイドが特定されたことで注目
を集める可能性があります。ア
レルギー反応を根本的に抑える
ことができれば、辛いアレルギ
ー疾患を、もっておられる患者
さんには福音となるでしょう。
早く「Sox4」の臨床試験を
行なってほしいものです。

会席の場で、懐石料理を解析
する。笑

 
 
 
 
 
************************

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して
発行しています。
解除の手続きは下記ページよりお願い致します。
「まぐまぐ」www.mag2.com/m/0000121810.html
(イジニイワト)

発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
運営サイト www.eitokukaisalanuma.or.jp/ ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。
sara2162@atlas.plala.or.jp このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること
を禁じます。
ただしお友達への転送はご自由はご自由です。
このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント

コメント

コメントがありません。お気軽にどうぞ。