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2016-05-11 00:00:42

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診療マル秘裏話  号外Vol.296 平成27年7月26日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)手術や人工透析にも対応できる新装備
2)小児の神経難病に対する、遺伝子治療

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】 手術や人工透析にも対応できる新装備

 
 
 
 
ネパール中部で起きた大地震
で、政府が派遣した、国際緊急
援助隊医療チームは日本の医療
支援の歴史で初の屋外全身麻酔
手術を実施しました。

手術や人工透析にも対応でき
る新装備「フィールドホスピタ
ル(野外病院)」を携えての初
めての出動です。今後も活躍が
期待されます。

第1陣は被害が大きかった町
の一つ、カトマンズ北東80キロ
の町バラビセで5月5~9日に
診療しました。 手術台や人工
呼吸器などを備えた、テント製
手術室などを設置しました。
建物の倒壊等で骨折や、傷口
が化膿した住民ら6人の、全身
麻酔手術を行いました。

外傷外科医の一人として参加
した松戸市立病院の庄古 知久
救命救急センター長は、「全身
麻酔による大きな手術が行えて、
喜ばれました。日本の医療はト
ップクラスなのに、これまでの
災害支援では、海外の医療チー
ムにある設備がないばかりに腕
を振るえないジレンマを、皆抱
えていた」と話しました。

フィールドホスピタルは、
従来の外来機能に、全身麻酔の
手術もできる手術室、人工透析
ができる透析設備、入院ベッド
がある病棟がそろう。2003
年にイランで起きた大地震で、
他国は重装備の病院設備を持ち
込んでいましたが、日本は簡単
な外来機能しかありませんでし
た。

「医療先進国として、これで
いいのか」という声があがり、
事務局の国際協力機構は、機能
拡充を検討しました。野外病院
を作り、登録医らは使いこなす
ための訓練を重ね、今回、初の
実践となりました。

1陣、2陣合わせて987人
を診療し、12件の手術を実施
しました。うち全身麻酔手術は
9件行われました。庄古さんは
「もっと早く現地入りできれば、
もっと大きく貢献できた。輸送
の問題を解決し、次回はさらに
多くの患者を救えれば」と話し
ています。

ネパール地震での日本の自衛隊

による食糧供与および医療奉仕

の模様を撮影した動画です。



 
 
 
 
 
油層の膜の上を輸送。笑

 
 
 
 
 
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2】 小児の神経難病に対する、遺伝子治療

 
 
 
 
 
自治医科大の山形崇倫教授ら
のチームは1日、全身の筋肉が
うまく動かず、寝たきりになっ
てしまう小児の神経難病に対す
る遺伝子治療を、国内で初めて
実施したことを明らかにしまし
た。

この難病は「芳香族アミノ酸
脱炭酸酵素(AADC)欠損症」
と呼ばれ、神経の間で信号を伝
える物質が、生まれつき作る事
ができません。

チームは、厚生労働省の承認
を得た上で、6月29日、AA
DCを作る遺伝子を組み込んだ
ウイルスを、15歳の男性に投与
しました。同様の治療は台湾で
16例行われ、一部は介助付き
で歩けるようになったそうです。

難病と闘う子供たちにキャンプ

をしてもらおうという試みです。



 
 
 
 
新郷で信号待ちをする。笑

 
 
 
 
 
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編集後記
手術や人工透析にも対応でき
る新装備「フィールドホスピタ
ル(野外病院)」を携えての初
めての出動というのは、快挙で
あると思います。私が、阪神大
震災で、ボランティアに行った
経験では、外科系の先生は設備
がないため、局所麻酔の小手術
しかできず、腕の持ち腐れと嘆
いておられました。輸送の問題
だけ、解決できれば、どこでも
全身麻酔の手術や透析ができる
ようになるというのは、素晴ら
しい災害医療技術の進歩である
と思います。
全身の筋肉がうまく動かず、
寝たきりになってしまう小児の
神経難病に対する遺伝子治療を、
国内で初めて実施できたのは、
快挙と言えましょう。この難病
だけではなく、他の難病でも、
遺伝子導入をするだけで治療の
効果がある病気は、積極的に、
遺伝子治療を行って頂きたいと
思います。

簡易透析器に投石しないで、
下さい。笑

 
 
 
 
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