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診療マル秘裏話  号外Vol.293 平成27年7月22日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)12種類のガンでのガン死全体の約半数が喫煙に起因
2)人口10万人当たり医師数が10年後OECD平均超え

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 12種類のガンでのガン死全体の約半数が喫煙に起因

 
 
 
 
 
米国ガン協会(ACS)は6月16日、
12種類のガンによるガン死全体の約
半数が喫煙に起因することを示
す研究を紹介しました。「米国
における12種類の喫煙関連ガンに
関する喫煙による死亡について
(Deaths Due to Cigarette
Smoking for 12 Smoking-Related
Cancers in the United States)」
というタイトルで6月15日付JAMA
Internal Medicine 誌オンライ
ン版に掲載されました。

本研究では、2011年米国国民
健康調査やガン予防研究IIなど
複数の情報源のデータから、
喫煙と因果関係がある12種類の
ガン(肝ガン、大腸ガン、肺ガン、口腔
咽頭ガン、食道ガン、喉頭ガン、胃ガン、
膵臓ガン、膀胱ガン、腎臓ガン、子宮
頸ガン、および急性骨髄性白血病)
が原因で2011年に死亡した35歳
以上の成人約34万6000人を抽出、
検討しました。

その結果、約16万8000人の
死亡は喫煙が原因と判明しまし
た。喫煙関連死亡率は、肺ガンが
80.2%と最も高く、次いで喉頭
ガン76.6%と続きました。 口腔
咽頭ガン、食道ガン、および膀胱ガン
では約50%で、その他のガン死亡
率は、肝ガン23.6%から大腸ガン
9.7%の範囲でした。

筆頭著者のRebecca L. Siegel
氏は「最近50年間で大きく前進
したものの、喫煙については、
依然として大きな格差がある」
と指摘しています。同氏によれ
ば、貧困層の喫煙率は非貧困層
の2倍、同性愛者の喫煙率は非
同性愛者の約2倍となっていま
す。こうした結果を受けて、
ACS は更なる禁煙を呼びかけて
います。

タバコのガン治療への影響を語って

いる動画です。



 
 
 
 
近縁の人から禁煙。笑

 
 
 
 
 
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2】 人口10万人当たり医師数が10年後OECD平均超え
 
 
 
 
日本の人口10万人あたりの
医師数が10年後、先進国が主
に加盟する経済協力開発機構
(OECD)の平均を上回ると
の推計を厚生労働省がまとめま
した。医学部の定員増などで、
先進国の中で低水準という長年
続いた状況から抜け出す見通し
となりました。地域や診療科に
よっては医師不足が続く可能性
もあり、厚労省は夏以降に有識
者会議を設け医師養成のあり方
を検討します。

厚労省は、医学部の卒業生数
や今後の人口推計などを基に、
将来の10万人あたりの医師数
を推計しました。

それによると2012年の2
27人から20年に264人ま
で増え、25年には292人と
なり、OECDの平均(11年、
加重平均)の280人を上回る
見込みです。その後も30年に
319人、40年に379人と
増加が続きます。 政府による
医学部の入学定員の増員策や
人口減少の影響が出る格好です。

08年度から始まった医学部
の定員増は19年度までの措置
で、医師不足の問題を抱える自
治体からは継続を求める声があ
ります。一方、医学部を新設す
る動きには医療関係者から医師
の余剰を懸念する声が上がって
います。 25年に全国の医療
機関の入院ベッドを現状より1
割以上減らせるという政府推計
もあり、医師の勤務先の見通し
を含めた医学部定員の方向性を、
厚労省は文部科学省と検討する
予定です。

人口あたりの医師数で、医師の

養成数を考えてはいけないと

主張している動画です。60歳

以下の男性医師は、2035年に

4%しか増えないそうです。



 
 
 
 
拳闘での健闘で、マッチアッ
プを検討する。笑

 
 
 
 
 
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編集後記

 
12種類のガンによるガン死全体の
約半数が喫煙に起因することを
示す研究は、有意義な研究とい
えます。喫煙率が上がっていな
いのに、肺ガンの死亡率が上が
っているから、喫煙と肺ガンの
発生率には、因果関係がないと
主張する医師もいるようですが、
統計のマジックですので、信用
しないで下さい。これらの喫煙
に起因するガンでは地道に禁煙
を勧めていく他、方法はないよ
うです。
医師の数も大事ですが、質も
大事であることを声を大にして
言いたいと思います。また産婦
人科や小児科などの医師数が減
っていることも特筆すべきであ
ると考えています。上記の周産
期を担う医師が、更に減少すれ
ば益々少子化、人口減少に拍車
がかかると推測されます。この
分野の専門医の育成が望まれま
す。また医師数の推計の仕方に
も異論があります。医師免許を
持っている人でも、高齢や病気
のため医療を施せない人が入っ
ているなら、問題です。実稼働
可能な医師の数を数えて頂かな
いといけません。
幾世にも亘る周産期の医師の
育成。笑

 
 
 
 
 
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職業    医師の箸くれ(はしくれ)
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