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診療マル秘裏話 Vol.347 平成22年7月29日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
目次
1) 血管の修復で抗ガン剤の効果を高める
2) G蛋白質の働きを特定の化合物が阻害

 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 血管の修復で抗ガン剤の効果を高める

 
 
 
 
骨髄中の白血球の一種を移植
して、膵臓のガン細胞周辺にで
きる異常な血管を修復すること
に、旭川医大の水上裕輔(みず
かみ・ゆうすけ)講師(腫瘍学)
らがマウス実験で成功し、7月
13日付の米医学誌キャンサー
リサーチ電子版に発表しました。

膵臓ガンなどは周りに不完全
な血管が多くできて内部に血流
が届かないようになり、抗ガン
剤が効きにくくなります。今回
の手法を応用すれば血流を改善
させて抗ガン剤の効果を高める
新たな治療法につながると期待
されます。

水上さんらは健康なマウスの
骨髄から単核球を取り出し血管
ができるのを促す物質などを加
えて、体外で約4週間培養しま
した。これを膵臓ガンを発症し
たマウスの静脈に投与すると、
ガン組織内の血流が、改善しま
した。

このマウスに抗ガン剤を投与
すると治療効果の改善がみられ
ました。水上さんは、「さらに
効果や安全性を確認し臨床応用
につなげたい」と話しています。

新生血管をつぶす食べ物や薬剤

について、解説している講演動画

です。



 
 
 
 
 
高価な治療で効果が出現した。


 
 
 
 
 
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2】 G蛋白質の働きを特定の化合物が阻害

 
 
 
 
 
 
生命の維持機能を調節する、
体内の「G蛋白質」の働きを、
特定の化合物が阻害する仕組み
を奈良先端科学技術大学院大と
アステラス製薬のチームが突き
止め、7月12日付の米科学ア
カデミー紀要電子版に発表しま
した。

G蛋白は細胞にあり、光
やにおい、ホルモンの感知や、
筋肉、心臓の動作などの機能に
関与しています。過剰になる
などの異常があるとガンや心筋
梗塞(こうそく)につながり、
奈良先端大の伊東広(いとう・
ひろし)教授は「働きを邪魔す
れば治療薬の開発が可能」と話
しています。

細胞では、表面で分子レベル
の信号を受け取るとG蛋白が、
“開いた”構造に変化します。G
DPという物質を放出し活発に
働きだし、血管収縮や神経系の
興奮も起きます。

チームは、土壌細菌が作り、
血液の凝固を防ぐ化合物が、G
蛋白を阻害するのに注目しまし
た。大型放射光施設「スプリン
グ8」(兵庫県)
で構造を調べた結果、化合物が
G蛋白のくぼみに入り込み、開
いた構造になるのを妨げていま
した。

G蛋白は人で約20種あり、く
ぼみの形が異なっています。各
くぼみに合う化合物を作れば、
さまざまな病気の薬を開発でき
る可能性があるということです。

G蛋白共役受容体について解説

している動画です。



 
 
 
 
 
昨日の帰農から作物の機能が
良くなった。笑

 
 
 
 
 
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編集後記

抗ガン剤が効きにくくなる
のは、ガン細胞周囲の不完全
な血管のためというのは初耳
です。しかし、血流を復活さ
せてからの抗ガン剤の投与で
治療効果の改善が認められた
ことは非常に大きな成果と考
えても差し支えないでしょう。
恥ずかしながら私はG蛋白の
存在すら認識していませんで
した。しかし阻害する物質迄
特定されているので臨床試験
の結果が待たれる所です。

欠課から悪い結果が生まれ
た。笑

 
 
 
 
 
 
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