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2016-04-25 01:54:16

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診療マル秘裏話 Vol.546 平成26年5月22日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次

1) 清酒酵母に睡眠の質を高める効果
2)希少糖摂取が、血糖値上昇を抑制

 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】清酒酵母に睡眠の質を高める効果

 
 
 
 
 
ライオンは13日、筑波大学国際
統合睡眠医科学研究機構の裏出良博
教授と共同で、清酒酵母に睡眠の質
を高める効果があることを世界で初
めて発見したと発表しました。清酒
酵母には深い睡眠を誘うアデノシン
A2A受容体の活性化能を著しく高
める作用があり、脳波を測ったヒト
による評価で睡眠の質の改善につな
がる客観的効果が認められたという
ことです。 ライオンは通販事業で
機能性食品の開発・販売に力を入れ
ています。今後、詳細な作用機序の
解明に取り組み、早期の商品化を目
指します。

清酒酵母とは、主に清酒製造に用
いられる酵母の総称です。 パンや
ビール、ワイン酵母と同じサッカロ
マイセスセルビシエ種に属していま
す。日本酒製造に利用されるほか、
酒粕などにも含まれる食経験豊富な
素材の1つです。

裏出教授らのこれまでの研究から
深い睡眠は、脳内物質の1つである
アデノシンA2A受容体を活性化す
ることで誘発できることが明らかに
なっています。

今回研究グループは、細胞を使っ
てアデノシンA2A受容体の活性化
能を評価する手法を確立しました。
約80種の食品素材を網羅的に探索
したところ、清酒酵母に極めて高い
活性化能があることを見いだしまし
た。

ヒトでの臨床試験も行いました。
脳波測定の結果から清酒酵母の摂取
により、深い眠りの指標となる
デルタ波パワー値の増大が示されま
した。起床時には疲れや眠気がとれ
るなどの実効感も得られたという
ことです。一連の効果について、
研究グループは清酒酵母に含まれる
S-アデノシルメチオニンが関与し
ているのではないかと推測していま
す。

近年、生活者のQOL(生活の質)
向上を目指す取り組みにおいて睡眠
への関心が高まっています。今年3
月には厚生労働省が「健康づくりの
ための睡眠指針」を11年ぶりに改定
するなど、睡眠は全身の健康に関わ
る重要な因子として、注目されてい
ます。

酵母の役割についての動画です。



 
 
 
関心が高まっていることに感心し
ました。笑

 
 
 
 
 
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2】希少糖摂取が、血糖値上昇を抑制

 
 
 
 
 
松谷化学工業は、香川大学、名城
大学と共同で、希少糖「プシコース」
の摂取が、細胞核から細胞質へと、
肝臓内糖代謝酵素である肝グルコキ
ナーゼを移行促進させ、血糖値上昇
を抑制させる作用があることを確認
しました。動物実験による研究成果
で、摂取を続けると内臓脂肪の蓄積
を抑制できることもわかりました。
プシコースによる同酵素の移行作用
のもたらす一連のメカニズムが解明
されたことになります。成果は、22
日から大阪で開催の「第57回日本
糖尿病学会年次学術集会」で詳細な
内容が公表されます。

プシコースは、天然界に存在量の
少ない単糖の1つです。同社では、
工業生産技術を開発し希少糖やこれ
を豊富に含むシロップ「レアシュガ
ー」の健康に関わる機能性を追求す
る研究を推進しており、今回の成果
もその一環です。

グループの行った研究によれば、
ヒトの非肥満・2型糖尿病モデルと
して使われるGoto-Kakiz
akiラットを対象に、体重1キロ
グラム当たり0・2グラムのプシコ
ースを添加した同2グラムのグルコ
ース投与群、同0・2グラムのフラ
クトースを添加した同2グラムのグ
ルコース投与群、それに同2グラム
グルコース投与群に分け、経口単回
投与により摂取させました。その後、
ラットの門脈と尾静脈血中の各糖類
濃度、血糖値、また肝グルコキナー
ゼの核外移行量を調べました。

測定によれば、プシコース投与群
では、投与後60~90分に濃度が
ピーク値を示し、その後徐々に低下
しました。一方、フラクトース投与
群では、投与後30分にピーク値が
あり、その後急激に低下するという
相違点がありました。肝グルコキナ
ーゼの核外移行は、グリコーゲン量
を増やし、その利用能力を高めて、
血糖上昇作用のあることが知られ、
これを指標に選びました。移行促進
の認められたプシコース投与群では、
フラクトース投与群に比べ濃度推移
と相関関係を示して持続性を持ち、
有意に血糖上昇抑制作用の強いこと
がわかりました。

また肝グルコキナーゼによる内臓
脂肪蓄積抑制にフォーカスした実験
では、3・75%プシコース溶液の
投与群と飲用水だけの対照群の両ラ
ットを用いて、10週間自由飲水の
もとで摂取させました。この結果、
プシコース溶液投与群では、対照群
と比較し肝グルコキナーゼの核外移
行促進が起こり、プシコースを長期
摂取させると、耐糖能やインスリン
感受性の増強、内臓脂肪量の減少が
確認できました。

これらのデータをまとめ、プシコ
ースの長期投与によって、糖尿病や
肥満症の予防に、有用であるという
可能性が示唆できたとしています。

希少糖プシコースについて解説して

いる動画です。



 
 
 
 
糖尿病や肥満の予防にプシコースを
呼ぼう。笑

 
 
 
 
 
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編集後記

酒粕を積極的に摂取しましょう。
酒粕という名前がついていますが、
実際かすなのは、日本酒(清酒)
のほうです。酵母菌は、あらゆる
栄養素を作ることができます。
その位、栄養が豊富であることが
昔から知られていました。日本酒
をたくさん飲みすぎるとアルコー
ルの害が出ることは、自明の理で
すが、酒粕にはアルコール分が少
なく栄養分が豊富だからです。
さらに、今回の発見でみつかった
アデノシンA2A受容体を活性化
能に関しても素晴らしい働きと言
えます。プシコースという希少糖
に血糖値の上昇を抑制するちから
があるなんて知りませんでした。
大量生産できるようになったら、
糖尿病と肥満が減る結果とつなが
って欲しいものです。

プシコースは、プシ(精神科)
コースではありません。笑

 
 
 
 
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