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2016-03-31 02:04:24

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診療マル秘裏話 号外Vol.273 平成27年6月29日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
目次

1)スポーツ障害実態把握のけがや指導の調査結果
2)大規模分解システム が核や小胞体も分解の対象

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
1】 スポーツ障害実態把握のけがや指導の調査結果

 
 
 
 
 
日本整形外科学会はこのほど、
スポーツ障害の実態把握へ全国
の少年野球チームに対して行っ
たけがや指導の調査結果をまと
めた報告書を公表しました。ス
ポーツ整形外科関係で、小児を
対象とした全国調査は珍しく、
1万人を超える選手の57.5%が
何らかの痛みを抱えていました
が、このうち実際に通院してい
たのは11.0%に過ぎないことが
分かりました。 同学会では、
選手の身体の痛みチェックが、
半分程度しか行っていない指導
体制などに改善の余地があると
の見解を示しています。

この調査は、日整会と全日本
野球協会、運動器の10年・日本
協会が、2014年7月‐15年1月に
同協会傘下の軟式、硬式のチー
ムと指導者、選手を対象に実施
しました。回答は539 チームの
指導者527人、選手10228人から
得ました。

1週間の練習日は土日のみの
チームが全体の33.6%と最も多
く、次に平日を含む4日間でし
た。平日の練習時間は2~3時間
でしたが、土日は20%以上のチ
ームが7時間以上と回答しまし
た。痛みについて選手に尋ねた
ところ、57.5%が何らかの痛み
の経験があると答えました。肩
と肘の痛みでは、全体の36.6%
があると答えましたが、投手兼
捕手の選手では56.4%、投手で
は49.3%と特定ポジションへの
偏りが浮き彫りになりました。

痛みを経験した選手5880人に
通院の有無を聞くと、整形外科
や整骨院などに通院していたの
は11.0%(648人)に過ぎず、
66.2%(3901人)は通院してい
ませんでした。また、肘に痛み
があっても休まずに投げ続けて
いる投手と捕手は20%以上いる
ことも判明しました。 一方、
選手の身体の痛みチェックを行
っているのは294 チームと全体
の55.8%で、選手本人から申し
出があった際にチェックするチ
ームが43.8%でした。

報告書の考察では、投手と
同様に捕手も痛みの経験が多い
として、捕手にも送球制限を設
ける必要があるとの考えを示し
ています。また、選手全体の6
割近くが何らかの痛みを感じて
いたものの、積極的に治療を勧
めたりプレーを休ませたりする
適切な処置の割合が低いことに
懸念を示し、改善の必要性に
言及しています。この調査は、
2015年度も、引き続き実施する
予定ということです。

スポーツ障害の予防と治療を

専門におこなっている病院の

動画です。



 
 
 
 
 
伊丹空港で、肘の痛みを覚え
た。笑

 
 
 
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2】 大規模分解システム が核や小胞体も分解の対象

 
 
 
東京工業大学は6月4日、モデ
ル生物「出芽酵母」を用いて、
細胞内の大規模分解システム
「オートファジー」(自食作用)
が、核や小胞体も分解の対象と
することを発見したと発表しま
した。さらに核と小胞体に結合
して目印となる2つの蛋白質を
特定し、それらを分解するメカ
ニズムを解明したそうです。
この研究は、同大大学院生命
理工学研究科の中戸川仁准教授
と持田啓佑大学院生らの研究グ
ループによるものです。 研究
成果は、英科学誌「ネイチャー」
のオンライン版に6月3日付けで
公開されています。なお同研究
は、科学技術振興機構(JST )
と、文部科学省科学研究費補助
金のサポートを受けて得られま
した。
オートファジーは、生命活動
の維持に必要な細胞内の大規模
な分解システムです。蛋白質や
核酸などの生体高分子から細胞
小器官まで、さまざまな細胞内
成分をオートファゴソームと呼
ばれる脂質膜の袋で包み込み、
種々の分解酵素を含むリソソー
ムや液胞といった、分解専門の
細胞小器官に運び入れて分解し
ます。
近年、パーキンソン病などの
神経変性疾患の原因ともなり得
る機能不全となったミトコンド
リアなど、いくつかの細胞小器
官がオートファジーで選択的に
分解されることが明らかとなっ
ていました。 しかしながら、
細胞小器官の恒常性維持や機能
制御にオートファジーが、どの
程度広く関与しているのかにつ
いては不明でした。
オートファジーで、選択的に
分解されるためには分解の対象
上に「目印蛋白質」が必要とな
ります。研究グループは、細胞
の核と小胞体それぞれの分解の
目印となる蛋白質を特定し、そ
のメカニズムを解明しました。
更に、小胞体分解の目印蛋白
質は感覚神経障害の原因遺伝子
と関連していることも示された
そうです。細胞内の核の分解は、
栄養飢餓時の細胞の生存に重要
であり小胞体の分解の目印蛋白
質は、痛覚の喪失を特徴とする
疾患である遺伝性感覚自律神経
性ニューロパチーII型の原因
遺伝子から作られる蛋白質に
相当することが示唆されました。
今回の成果は、オートファジ
ーによる核および小胞体の分解
の生理的意義、疾患との関連、
分子メカニズムの解明のための
足掛かりになると期待されます。

オートファジーについて解説して

いる動画です。



 
 
 
 
小胞体に関する詳報を聴く。


 
 
 
 
 
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編集後記

まず、少年野球チームでは、
痛みのチェックが半分程度しか
行われておらず、少年が痛いと
訴えたときに初めてチェックす
るのが、43.8%であったという
のは、本当にひどい使われ方で
は、ないでしょうか?痛くても
我慢して、野球を続けるという
のは、ポジションを奪われたく
ないという本人の意思があった
としても、身体にとっては、大
きな負担となり、そのまま押し
通せば、手術などの措置が必要
になるのは、必定であると考え
ました。指導者の方々は、自分
が痛くないのをいいことに少年
に気を使っていないというのが
ありありと分かる結果であると
私は、考えております。
細胞内の大規模分解システム
「オートファジー」(自食作用)
が、核や小胞体も分解の対象と
することが、発見されたのは、
素晴らしい業績と言えましょう。
是非、今後の研究で、個々の
病気との関連を解明して頂きた
いと思います。
ココ壱番屋で、カレーを食べ
ながら、個々の病気との関連に
ついて考える。笑

 
 
 
 
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