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2016-03-17 00:43:01

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診療マル秘裏話 号外Vol.265 平成27年6月20日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)認知症医療・介護費と家族負担が年間14.5兆円
2)デング熱のウイルス検査キットが6月から保険適応

 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 認知症医療・介護費と家族負担が年間14.5兆円

 
 
 
 
 
認知症にかかる医療・介護費
と家族介護の負担も含めた、
「社会的費用」が、年間14・
5兆円に上ることが、厚生労働
省の研究班(代表・佐渡充洋み
つひろ慶応大助教)の推計で初
めて明らかになりました。

家族介護の負担は年6・2兆
円と、費用全体の4割超を占め
ました。認知症の人は約500
万人に上り、政府は今年1月に
認知症国家戦略を策定したが、
家族の負担軽減策を急ぐなど、
政策の強化が求められそうです。

推計は、医療・介護サービス
を利用している認知症の人を
対象に、2014年時点の1年
間の費用を計算しました。医療・
介護費は、国の医療保険や介護
保険などのデータを基に計算し
ました。医療費は年1・9兆円、
介護費は、年6・4兆円に上り
ました。

一方、家族による介護負担の
費用は、家族約1500人につ
いて、実際に介護にかけた時間
を調査しました。認知症の人1
人当たり平均で年間延べ130
0時間を費やしていました。
このうち、トイレ介助などは、
介護保険サービスの費用に置き
換え、1時間当たり4955円
で計算しました。食事の支度等
は、介護をする代わりに働いて
いれば得られた賃金として、1
時間当たり965円で換算しま
した。その結果、認知症の人1
人当たりの家族介護の費用は、
年間382万円です。全体では
6・2兆円と、認知症の人が使
う介護保険の費用に、匹敵しま
した。

将来推計では、団塊の世代が
85歳以上になる35年には、
総額22兆9244億円にまで
膨らむと試算しました。
認知症ケアに社会全体でどれ
だけの費用がかかっているかが
明らかになりました。 推計で
年間14.5兆円と、国民全体の医
療費43兆円(2014年度
予算)の3分の1にあたる規模
でした。

認知症の人は、2025年に
は約700万人まで増えます。
今回の推計は医療・介護費や
家族負担に限定されたもので、
詐欺被害や徘徊はいかい中の
事故、見守りの負担も含めれば、
将来的には、費用がどこまで膨
らむか想像も付きません。対策
は、まさに火急の課題です。

認知症にかかる社会的費用に
ついては、世界保健機関(WH
O)が、12年に「10年時点
で世界で6040億ドル(約75
兆円)」と報告しています。
米国では、10年時点で年21
50億ドル(約27兆円)と
試算しています。

欧米では、認知症が及ぼす
経済的影響を明らかにし、対策
を強力に推し進めています。
日本も今回得られた推計をもと
に、効率的な施策づくりを急ぐ
べきです。

認知症を診ている女医さんの

講演動画です。



 
 
 
 
思索して、試作モデルを作り
役所の施策に貢献した。笑

 
 
 
 
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2】 デング熱のウイルス検査キットが6月から保険適応

 
 
 
 
昨年、国内で流行したデング
熱のウイルス検査キットについ
て、中央社会保険医療協議会
(厚生労働相の諮問機関)は、
6月から保険適用することを
承認しました。

デング熱は昨年8月、約70
年ぶりに国内で感染が確認され
ました。キットが保険適用され
れば、検査できる病院が増え、
迅速な診断や早期の治療につな
がりそうだ。

検査費は、1回2330円で、
患者さんの自己負担(3割の
場合)は約700円です。キッ
トによる検査の対象は、デング
熱の感染が疑われ、集中治療が
できる病院に入院している患者
さんとなります。

デング熱の迅速キットの使い方

を解説している動画です。



 
 
 
 
検査の対象は、大勝した大将
で、パスすれば、大賞を与えら
れた。

 
 
 
 
 
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編集後記
認知症にかかる医療・介護費
と家族介護の負担も含めた、
「社会的費用」が、年間14・
5兆円に上る事が分かり、もの
凄い負担であると実感しました。
今の所、根本的な治療が確立さ
れていない認知症ですが、治療
法については、世界中の研究者
がしのぎを削って研究にいそし
んでいます。その内、必ず根本
的な治療が生まれてくるものと
推測しております。それまでは、
これらの費用がうなぎのぼりに
上昇するのは、やむを得ない事
でしょう。
デング熱のウイルス検査キッ
トについて、中央社会保険医療
協議会(厚生労働相の諮問機関)
は、6月から保険適用すること
を承認したというのは、デング
熱の患者さんにとって福音とい
えましょう。検査の対象が、デ
ング熱の感染が疑われ、集中
治療ができる病院に入院してい
る患者さんということですが、
我々開業医が、プライマリー
ケアーで最初に診る機会が多い
と考えられるので、検査対象に
して欲しいと考えております。

諮問機関で、口頭試問が行わ
れる。笑

 
 
 
 
 
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藤田 亨
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