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2016-03-11 01:44:27

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診療マル秘裏話 号外Vol.262 平成27年6月16日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
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目次

1)注意欠陥多動性障害を早期に、診断
2)感染症ワイル病が東北地方で再発生

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】 注意欠陥多動性障害を早期に、診断

 
 
 
 
 
子どもが素早く目を動かせる
かどうかを確認することで、
発達障害の一種である注意欠陥
多動性障害(ADHD)かどう
かを早期に診断する手法を大阪
大のチームが開発し、27日付
の米オンライン科学誌プロスワ
ンに発表しました。

ADHDでは、注意力や落ち
着きがなくなる傾向があります。
脳機能の障害が原因とされてい
ますが、詳しい仕組みは不明で
す。行動や本人らへの質問によ
り診断するのが一般的でしたが、
チームの喜多村祐里准教授
(社会医学)は「客観的な診断
法として確立し、適切なケアを
早期に提供できる態勢を整えた
い」と話しています。ADHD
は、注意欠陥多動性障害の英語
の略称です。一九八○年代後半
に米国で確立しました。日本で
もここ数年、注目され、増え始
めました。脳の機能障害が原因
で、幼児期から中学生までに明
らかになり、注意力欠如と衝動
性、多動性が主症状です。患者
さんが適切な援助を受けずに、
社会からはみ出していくことが
問題になっています。発達障害
とは、自閉症やアスペルガー症
候群、学習障害(LD)、注意
欠陥多動性障害(ADHD)等
の総称です。生まれつきの脳機
能の障害が原因とされています
が、詳しい仕組みは分かってい
ません。2012年の文部科学
省の調査では、全国の通常学級
に通う小中学生の6・5%が、
発達障害の可能性があると推計
されました。幼少期に症状が現
れますが、大人になってから、
医療機関を受診し、診断される
ケースも増えています。

ADHDに関する動画です。



 
 
 
 
要衝を幼少の戦闘員が守る。


 
 
 
 
 
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2】 感染症ワイル病が東北地方で再発生

 
 
 
 
 
東北大学は5 月25日、同大学
災害科学国際研究所災害医学
研究部門・災害感染症学分野の
研究グループが、宮城県で1970
年代以前によく見られ、一旦は
収まっていた感染症「レプトス
ピローシス」(ワイル病)が、
近年、東北地方で再発生してい
たことを発見しました。
レプトスピローシスは、日本
にも古くから存在する人獣共通
感染症です。重症型はワイル病
として知られ、急性腎不全、肝
不全、脳症などを起こし、死に
至ることもあります。感染原は
感染したラットなどの動物由来
の尿で、それがヒトに経皮的に
感染すると考えられています。
世界では、年間30~50万人の
患者さんが存在し、温暖化によ
る洪水などで増加しました。
WHOによれば、レプトスピロー
シスは代表的な災害感染症で、
2009年にはマニラの洪水のあと
に大流行が起こりました。
レプトスピローシスは、宮城
県でも1970年以前には、よく見
られた疾患でした。1959年には
大流行があり宮城県だけで800
名以上の患者が発生しました。
しかしその後、農業の機械化
や衛生面の改善により、患者数
は急激に減少しました。
近年における東北地方でのレ
プロスピローシスの発生は、
2008年に秋田県で1例の報告が
あるだけでしたが、2012~2014
年の間には、4例の感染者報告
があったということです。
今回の東北地方における発病
と災害とは、直接の因果関係は
ありません。ただ今回、ネズミ
に噛まれたことから発症した例
があったそうです。 災害時、
被災者は自然界に近い生活を強
いられ、洪水、動物などの接触
が増えます。
東北地方に住む人々は、災害
時、このような疾患が起こりう
るとの知識を持っておくことが
大切です。また、医療関係者も、
発熱疾患を診た際は、この疾患
の可能性を考えることが大事だ
そうです。
今回の発見から、将来、東北
地方で、レプトスピローシスが
再流行する可能性も懸念されま
す。 今後、津波を含む災害が
発生した際、急性腎障害・熱性
疾患が見られた場合は、レプト
スピローシスの可能性も考慮し
て病原体を注意深く検査する
必要があると研究グループは述
べています。

ワイル病に関する動画です。



 
 
新八犬伝を発見。笑

 
 
 
 
 
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編集後記
ADHDの診断は、容易にな
りましたが、診断をつけた後の
フォローの耐性が整っていなけ
れば、いわれなき差別を受ける
可能性もあります。幸い治療薬
もアメリカでFDA に認可されて
いるものが、あと数年で使える
ようになるのではないかと予測
する人もいます。大人に成長し
て、診断を受けている人がいる
限り、差別や、いじめの問題が
付きまとうことは、言うまでも
ありません。
宮城県で1970年代以前によく
見られ、一旦は収まっていた
感染症「レプトスピローシス」
(ワイル病)が近年、東北地方
で再発生していたことが分かっ
たのは、不気味ですが、対策を
立てるのが容易になったという
点では、大いに評価すべき研究
であると感じました。ワイル病
の治療においては、ペニシリン
を用いた場合はJarisch‐Herx
heimer反応(抗菌薬投与後に起
こる、破壊された菌体成分によ
るとみられる発熱、低血圧を主
症状とするショック)がみられ
ることがあるので、静注投与を
受けた患者さんの観察が必要と
なることをお忘れなく。

製薬会社の制約と誓約。笑

 
 
 
 
 
 
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藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
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