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診療マル秘裏話 号外Vol.259 平成27年6月13日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)「ゼロ」の状態を認識する細胞が、サルの脳にある
2)Facebookへの長時間接触と抑うつ状態には関連性

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】 「ゼロ」の状態を認識する細胞がサルの脳にある

 
 
 
 
何もない「ゼロ」の状態を
認識する細胞が、サルの脳にあ
ることを突き止めたと、東北大
のチームが22日付の英科学誌
電子版に発表しました。サル等
人間以外の霊長類もゼロを認識
できることは行動から知られて
いましたが、脳の細胞を確認し
たのは初めてだそうです。

チームの虫明元(むしあけ・
はじめ)・東北大教授(生理学)
は「人間も同様に、ゼロを学習
で理解するだけでなく、認識す
る脳細胞が備わっている可能性
が高い。数を理解する仕組みの
解明に役立つ」と話しています。

チームは、左右のレバーを
操作すると画面上の白い丸が増
えたり減ったりする装置を使い、
ニホンザルに足し算と引き算を
させました。例えば最初に目標
の「丸3個」を示した上で丸を
1個見せ、レバーを2回操作し
て3個に増やせたら、褒美にジ
ュースを与えます。

その際の脳細胞の電位変化を
調べると、丸がゼロの状態で、
頭頂葉の特定部分の神経細胞が
強く反応することが分かりまし
た。反応は2パターンに分かれ、
ゼロ以外には反応しない細胞と、
「3、2、1」とゼロに近づく
ほど反応が強くなる細胞がある
ことも確認されました。

存在が無い状態の「ゼロ」と、
数字を順番に並べた中での
「ゼロ」の両方を認識している
とみられるそうです。

虫明教授は「人間も2種類の
ゼロを認識し、『何もない』と
いうことを(脳細胞が)特別に
感じているかもしれない。それ
が判断や行動に影響を与えてい
る可能性もある」と語りました。

ゼロの概念についての動画

です。



 
 
 
 
サルでのゼロの概念は、サル
の脳がノーと言わない。

 
 
 
 
 
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2】 Facebookへの長時間接触と抑うつ状態には関連性

 
 
 
 
Facebook(FB)への長時間
接触と抑うつ状態には関連性が
ある。 米ヒューストン大学の
博士号候補者による論文が4月、
米国の雑誌に掲載されました
(同大のホームページを参照)。
著者はFBを通じて他人の生活
の「(良い面の)ハイライト」
を見ることが、自身の生活と
比較して、落ち込んだ気持ちを
引き起こし、「自分の生活を悪
いものと感じるようになりかね
ない」と指摘しています。 SNS
サービスなどのオンラインサー
ビスを通じた、他人と比較でき
る情報の接触について、「利益
は一時的で、健康への害にもつ
ながりかねない」としています。

著者は、同大で社会心理学を
学ぶMai-Ly Steers 氏です。
雑誌は、米国のJournal of
Social and Clinical Psycho
logy誌です。同氏は、FBのサー
ビスが、精神衛生に及ぼす影響
を検証しました。結果として、
FBが直接うつと結びついたわけ
ではありませんでしたが、落ち
込む気持ちとFBの長時間の利用
について「密接な関係にある」
と指摘しています。性別による
差はありませんでした。

分析として、FBの一つの危険
性として、「普通なら知り得な
かった私的な情報が得られ、
他人と自身を比較する機会を増
やす」と指摘しています。その
上で、他人の投稿を予想する事
ができないことから、「FBによ
る衝撃はコントロールできない」
と警鐘を鳴らしています。

さらに、FBの投稿については、
「悪いことを無視して、良いこ
とを投稿する傾向にある」「(
投稿者の生活の)ハイライト」
と指摘し、読んだ人が、「自身
の生活を悪いものと感じるかも
しれない」としています。

FBなどのソーシアルメディアの

使い方について精神神経科の

先生が語っている動画です。



 
 
 
自身の自信を失うFB。笑

 
 
 
 
 
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編集後記
何もない「ゼロ」の状態を
認識する細胞が、サルの脳にあ
ることが突き止められたのは、
素晴らしい業績であると思いま
す。 人間にも「ゼロ」の状態
を認識する細胞が、存在すると
サルの結果から類推されるのも、
類人猿を用いた、動物実験の優
れている所と言えましょう。
FBの一つの危険性として、
「普通なら知り得なかった私的
な情報が得られ、他人と自身を
比較する機会を増やす」と分析
して、それが、単純にうつ病を
増やすとは、思えません。むし
ろ、他人の良い所を認識して、
自分も頑張らなければ、いけな
いと認識する良い機会かも知れ
ません。他人の良い所の取り方
が、劣等感に繋がるというなら
比較することが、全て悪という、
凝り固まった考え方にならざる
を得ません。それだけ、現代人
は、心のバネを失い、脆弱にな
っているということかも知れま
せん。

機械を精査する機会。笑

 
 
 
 
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