最新号より300号前のメルマガ

  1. Home
  2. 最新号より300号前のメルマガ

2016-02-19 20:20:42

カテゴリー:ブログ

エベレスト

藤田のブログランキングアップにご協力お願いします。
以下のバナーをぽちっとクリックお願いします。



美白·美肌ブログランキングへ

 
診療マル秘裏話 Vol.337 平成22年5月20日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次
1)  前立腺ガン治療ワクチン「プロベンジ」をFDAが認可
2) ハンチントン病の原因蛋白質が,損傷DNAを修復不可

 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】 前立腺ガン治療ワクチン「プロベンジ」

 
 
 
 
 
米食品医薬品局(FDA)は
4月29日、米デンドレオン社
の前立腺ガン治療ワクチン
「プロベンジ」を認可しました。

ガンを予防するワクチンは、
すでに、子宮頸(けい)ガン用が
認可されていますが、治療目的
のワクチンが認可されたのは初
めてということです。 今後、
様々なガンで同様の手法が広が
る可能性があります。

このワクチンは、患者さんか
ら採取した免疫細胞をガン細胞
の目印となる蛋白質にさらした
後で注射します。 その結果、
患者さん自身の免疫機構がガン
細胞を攻撃するのを促します。

512 人を対象にした臨床試験
では、進行した前立腺ガン患者
さんの生存日数を4か月余り延
ばす効果が認められました。
このワクチンを数年にわたって
審査してきたFDAは「これま
で有効な治療法が限られていた
前立腺ガン患者さんにとって新
たな選択肢となる」と話してい
ます。

前立腺ガンについて解説して

いる動画です。



 
 
 
 
 
 
侵攻してきた進行ガン細胞を
治療ワクチンで治療を振興する。


 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
2】 ハンチントン病の原因

 
 
 
 
 
手足などが不随意運動をした
り、認知障害などの症状が出る
神経難病「ハンチントン病」は、
病気の原因蛋白質によって損傷
したDNAを修復する仕組みが
働かなくなるのが原因との研究
結果を岡澤均(おかざわ・ひと
し)東京医科歯科大教授(神経
内科学)らが5月3日付米科学
誌に発表しました。

この仕組みを回復させること
が、ハンチントン病の新たな治
療法開発につながる可能性があ
るということです。

ハンチントン病は遺伝子変異
が原因で「変異型ハンチンチン」
という異常な蛋白質ができます。
岡澤教授らは、蛋白質同士の
結合を網羅的に調べる方法で、
れが「Ku70」という蛋白質
と結合することを見つけました。

Ku70は、ほかの2種類の
蛋白質と複合体を作り、2本鎖
のDNAが損傷した場合に修復
する機能がありますが岡澤教授
らは、変異型ハンチンチンがあ
ると複合体を作りにくくなる事
をマウスの実験で確認しました。

複合体を作る前に、Ku70
が分解されるなどして少なくな
るためとみられ、変異型ハンチ
ンチンがあるマウスでKu70
を通常の2倍程度作らせると、
生存期間が約30%長くなりま
した。

治療に応用するにはKu70
を作る遺伝子を導入する方法や、
変異型ハンチンチンがKu70
と結合するのを阻害する化合物
の開発などが考えられるという
事です。岡澤教授は「毒性が低
く有効な化合物を探すなど研究
を進めたい」と話しています。

ハンチントン病は、日本では
人口10万人当たり約0・5人
の患者がいるとされています。

ハンチントン病について解説して

いる動画です。



 
 
 
 
 
修復する機能が昨日無くなっ
た。笑

 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
編集後記

ガン治療ワクチンの第1弾を
FDAが認可したのは画期的な
ことです。日本の厚生労働省も
見習ってもらいたいものです。
同じ手法を他のガンにも適応し
て、患者さん自身の免疫力をア
ップするようにすることは非常
に重要と考えられます。ハンチ
ントン病は現在のところ有効な
治療法がありません。早く遺伝
子治療や有効な化合物が発見さ
れるといいなと思いました。

難病が何秒で解決する時がく
るかも。笑

 
 
 
 
 
************************

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して
発行しています。
解除の手続きは下記ページよりお願い致します。
「まぐまぐ」www.mag2.com/m/0000121810.html
(イジニイワト)

発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
運営サイト www.eitokukaisalanuma.or.jp/ ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。
sara2162@atlas.plala.or.jp このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること
を禁じます。
ただしお友達への転送はご自由はご自由です。
このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント

コメント

コメントがありません。お気軽にどうぞ。