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2016-01-25 21:27:09

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診療マル秘裏話 号外Vol.235 平成27年5月16日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
目次

1)体内で光る医療用のカテーテルやクリップを共同で開発
2)大腸ガン形成に関わる遺伝子とガンを悪化する遺伝子を特定

 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
1】 体内で光る医療用のカテーテルやクリップを共同で開発

 
 
 
 
高知大医学部(南国市岡豊町
小蓮)の佐藤隆幸教授=制御
循環学=らの研究チームが、
特殊な光を当てると体内で光る
医療用のカテーテルやクリップ
を県外のメーカーと共同で開発
しました。国の審査に合格して
製品化されれば、手術中に尿管
などを過って傷つけるリスクを
大幅に下げたり、手術の精度を
大きく向上させたりできるそう
です。
佐藤教授は、有害で長時間使
えない放射線と造影剤に代わっ
て、無害な近赤外線が当たると
光る蛍光試薬を使って、血管や
リンパ節を確認しながら手術で
きる装置の開発に取り組んでき
ました。
今回は、近赤外線で光る蛍光
剤を混ぜ込んだ医療用樹脂を
大手素材メーカーのDIC(旧
大日本インキ化学工業、本社・
東京)と開発しました。 この
樹脂で尿管カテーテルと内視鏡
クリップや、蛍光剤の発光をと
らえる専用カメラを医療機器メ
ーカーの日本コヴィディエン
(本社・東京)と試作し、豚を
使った模擬手術実験で、カテー
テルやクリップに近赤外線が当
たって発する光をカメラでとら
えられることを確認しました。
光る尿管カテーテルは、子宮
ガンなどの摘出手術の際に挿入
しておくことで、脂肪に隠れて
位置が確認しづらい尿道の位置
をモニターで視認しながら手術
できるため、医師の技量に頼っ
ていた従来の手術より、格段に
安全性が高まります。クリップ
も、内視鏡検査で臓器内部の
ガン周辺に取り付けることで、
胸腔鏡(きょうくうきょう)や
腹腔鏡を使った手術の精度を
格段に高められるとしています。
既に関連の特許は申請済みで
すが、国の安全審査には数年か
かる見込みで、内視鏡に搭載で
きる専用カメラなど周辺機器の
開発が今後の課題という事です。
佐藤教授は「今回の樹脂は
(以前開発したシステムで使っ
た)蛍光試薬の約30倍明るく
光り、試薬のように流れたりし
ない。今後、留置針など幅広い
医療器具にも応用できる」と話
しています。

尿道カテーテルに関する動画

です。



 
 
 
 
試薬を間違えて私訳した。笑

 
 
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2】 大腸ガン形成に関わる遺伝子とガンを悪化する遺伝子を特定

 
 
分子細胞生物学研究所(シン
ガポール)の武田はるな氏(現
金沢医科大助教)らの研究グル
ープは、実験用マウスを利用し
て、大腸ガンの形成にかかわる
遺伝子1333個と、その中で
もガンを悪化させる遺伝子6個
を特定しました。米国の科学誌
ネイチャー・ジェネティクス誌
に掲載されました。マウスは人
の疾患のモデルとして使われ、
人への応用が期待されます。
グループは、ゲノム(すべて
の遺伝情報)の中を自由に動き
回るデオキシリボ核酸(DNA
=遺伝子の本体)配列の「トラ
ンスポゾン」を活用しました。
トランスポゾンは、マウスの
生体内で、ガン形成にかかわる
遺伝子を傷つけて変異を起こし、
細胞のガン化を促す一方、ガン
形成に関与しない遺伝子に対し
ては、変異を引き起こしにくい
特徴があります。
マウスに形成された大腸ガン
のDNA配列から、どの遺伝子
にトランスポゾンによる変異が
あるかを解析することで、ガン
を引き起こす遺伝子が特定され
ました。
武田氏は2007年4月から
11年9月まで同研究所に研究
員として在籍しました。現在も
研究を続けており「今後、この
遺伝子が、どのように機能して
ガン化を引き起こしているかを
解析し、抗ガン剤の開発に役立
てられれば」と話しています。
ガン研究所(東京都)の中村
卓郎副所長(分子腫瘍学)は、
「マウスをモデルとしたガン
研究で、これほど大規模なもの
はほとんど例がない。 後期の
ガンにかかわる遺伝子を特定し
たことは意義深い」と評価して
います。

ガン遺伝子を突き止めることに

関する動画です。



 
 
 
 
初潮を迎えた一日所長。笑

 
 
 
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編集後記

特殊な光を当てると体内で光
る医療用のカテーテルやクリッ
プが開発されたのは、素晴らし
い業績であると思います。
マウスで大腸ガン形成に関わる
遺伝子とガンを悪化する遺伝子を
特定できたのは、素晴らしい事
であると思います。
今後、この遺伝子が、どのよ
うに機能してガン化を引き起こ
しているかを解析し、抗ガン剤
の開発に役立て欲しいものです。
マウスは、人の疾患のモデル
として使われるため、人への
応用が期待されるところです。

形成外科医が京成電車に乗る。


 
 
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