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診療マル秘裏話 Vol.333 平成22年4月22日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次
1)  神経細胞の発達に関与する因子
2) インフルエンザの新薬イナビル

 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】 神経細胞の発達に関与する因子

 
 
 
幼児期に脳の神経回路が形成
される際、神経細胞が外部から
刺激を受けて活発に活動する事
で細胞間の結合がより強化され
ることを大阪大と東京大のチー
ムが突き止め、4月5日付の米
科学アカデミー紀要電子版に、
発表しました。

山本亘彦(やまもと・のぶひ
こ)大阪大教授(神経生物学)
は「先天的な要因だけでなく、
視覚や聴覚などの五感から受け
る後天的な環境も、脳の発達に
影響している。 ”氏と育ち”の
両方が重要だ」と話しています。

チームは試験管内で脳の神経
細胞の配線を再現しました。
神経回路をつくる軸索の起点と
なる脳の「視床」と、軸索がの
びる標的となる「大脳皮質細胞」
で、刺激を受けたときに出る、
電気的パルスをそれぞれ観察し、
細胞の活動が軸索の枝分かれに
与える影響を調べました。

すると、視床と大脳皮質細胞
のどちらか一方でも活動が弱い
と枝分かれは起こらず、両方が
同時に活発な場合にのみ枝分か
れが促進され神経細胞間の結合
が強化される事が分かりました。

神経細胞とシナプスの謎に関する

動画です。



 
 
 
 
 
いい伝承は、いい遺伝、いい
環境は、いい感興をもたらす。


 
 
 
 
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2】インフルエンザの新薬イナビル

 
 
 
 
 
国が承認審査を進めている初
の純国産インフルエンザ治療薬
「CS-8958」(一般名・
ラニナミビル)がタミフル耐性
ウイルスに効果があることを、
けいゆう病院(横浜市)の菅谷
憲夫・小児科部長らが確かめま
した。米国微生物学会誌(電子
版)に掲載されました。

菅谷部長らは08-09年、
患者さん184人を分けてラニ
ナミビルとタミフルを投与しま
した。同シーズンはAソ連型(
H1N1型)でタミフル耐性ウ
イルスが流行し、試験した患者
さんでも約95%が感染しまし
た。するとラニナミビルを投与
した患者さんはタミフルを投与
した患者さんより平均60時間
以上早く回復しました。一方、
タミフル耐性でなかったA香港
型(H3N2型)やB型に感染
した患者さんの治療効果に差は
ありませんでした。

ラニナミビルはリレンザと同
じ吸引式で、1回の服用で済み
ます。これまでの試験でA型、
B型の季節性ウイルス、さらに
新型(H1N1型)、強毒性鳥
インフルエンザウイルス(H5
N1型)に対する効果も確認さ
れています。

菅谷部長は「来シーズンまで
にはラニナミビルが承認され、
新型のウイルスがタミフル耐性
になっても効果が期待できる」
と話しています。

イナビルに関する動画です。



 
 
 
 
五回が一回になっても、誤解
しないでね。笑

 
 
 
 
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編集後記

幼児期の子供には、良い環境
を与えてあげることが脳の発達
にとって重要と考えられます。
無防備な時にこそ良い環境を与
えて、最大限その子の能力が
発揮できるようになるといいで
すね。インフルエンザの新薬は
ラニナビルだけではありません。
続々と有効な新薬が開発されて
います。来シーズンまでに上梓
されれば、来シーズンからでも
使いたいと考えています。

耐性ウイルスが大勢になって
も、新薬がある。笑

 
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