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診療マル秘裏話 Vol.529 平成26年1月23日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
目次
1) 脳震盪後に高レベルの認知的活動は不可
2)肌のシミを隠す機能性粉体(=化粧品)

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
1】脳震盪後に高レベルの認知的活動は不可

 
 
 
米国小児科学会(AAP)は、1月6
日、脳震盪後に、高レベルの認知的
活動を行った青少年は症状の回復が
遅れるとする、研究結果を紹介しま
した。
同学会発行のPediatrics誌2月号オ
ンライン版で発表されました。

研究では、2009年10月から2011年
7月の間に、脳震盪後にスポーツ脳
震盪クリニックを受診した8-23歳の
335人の患者さんを追跡しました。
研究参加者は、認知的活動を完全に
休んだ、最小限にとどめた(読書や
宿題はせず、インターネット利用や
ビデオゲームは1日20分未満)、中
等度の活動を行った(読書は1日10
ページ未満とし、宿題、インターネ
ット利用、ビデオゲームは合計1時
間未満)高度の活動を行った(読書
や宿題の時間が通常より短い)、無
制限に活動を行った、のいずれであ
るかを報告しました。認知的行動レ
ベルが高かった上位25%の患者さん
は症状の回復に平均100 日を要しま
したが、それよりも低い75%では約
20-50日で回復していました。

この研究結果は、脳震盪からの回
復期にある生徒に認知的活動を休ま
せる教育施設を支持するAAP や他の
グループの勧告をさらに裏付けるも
のです。研究では、認知的行動レベ
ルの低い75%の患者さんで症状発現
期間に差はないことを確認しており、
認知的行動を完全に休む必要はない
ことを示唆しています。

脳震盪について解説している動画

です。



 
 
 
 
開腹の手術の回復が遅れた。笑

 
 
 
 
 
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2】肌のシミを隠す機能性粉体(=化粧品)

 
 
 
日本メナード化粧品は、光の反射
と視覚の相乗効果で肌のシミを隠す
機能性粉体を開発しました。視覚が
対象物を識別するメカニズムを利用
し、粉体がシミを隠す効果の定量的
な評価手法を確立しました。 この
手法を基に、従来の複合粉体の粒子
サイズを約2倍にしました。来月21
日発売のパウダーファンデーション
「フェアルーセント 美白ファンデ
ーション」に応用するとのことです。

同社はこれまで、粉体から反射す
る光によるシミ隠しの効果に着目し、
雲母チタンに、酸化鉄を付着させた
複合粉体を開発しました。自然な肌
色の光を放つ機能性粉体として、フ
ァンデーションに応用してきました。

人間は対象物の輪郭をたどること
で視覚的に認識します。 このため
特定の「空間周波数」(単位距離当
たりの明暗の数)が重なると、輪郭
がたどれず対象物が見えにくくなり
ます。この視覚メカニズムを利用し、
シミを効果的に隠す、機能性粉体の
開発に取り組んできました。

研究ではまず、シミの形状と空間
周波数の関係を解析しました。ファ
ンデーション塗布膜の撮影画像から、
シミを隠す空間周波数が、どの程度
存在するかを測定することで粉体の
効果を定量的に評価できるように、
なりました。その結果、ファンデー
ションに配合する範囲内であれば、
粉体の粒子サイズとシミを隠す効果
が比例することが、明らかになりま
した。

研究成果を基に、雲母チタンと酸
化鉄の複合粉体を約2倍の大きさに
しました。この機能性粉体をパウダ
ーファンデーションに配合すること
で、従来の光の反射に、視覚効果を
加味して、シミをより効果的に隠す
ことができるようになりました。

同じような効果のある化粧品の宣伝

動画です。



 
 
 
 
四角四面の資格をとり視覚の死角
を消し去った。笑

 
 
 
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編集後記

脳震盪後に高レベルの認知活動を
行うことは、症状の回復に時間が、
かかるという結果になることを十分
認識するべきだと思いました。脳震
盪は、一般に器質的な障害を残さな
いとされていますがダメージを受け
た脳で高レベルの認知活動をして、
負荷をかけるのは好ましくないとい
うことだと認識しました。認知活動
を完全に休む必要はないということ
も分かっているので対応をきちんと
すれば、回復に時間がかかるという
ことは、なくなると考えられました。
巧みにシミを隠すリハビリメイクの
ような手法であるという印象を持ち
ました。リハビリメイクの重要性は、
認識していますが、リハビリメイク
を必要としない普段の食生活は、更
に重要なのではと考えられました。

化粧品の需要の測定が重要です。


 
 
 
 
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