最新号より200号前のメルマガ

  1. Home
  2. 最新号より200号前のメルマガ

2015-12-26 21:15:20

カテゴリー:ブログ

エベレスト

藤田のブログランキングアップにご協力お願いします。
以下のバナーをぽちっとクリックお願いします。



美白·美肌ブログランキングへ

 
 
 
診療マル秘裏話 Vol.429 平成24年2月16日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次
1) トマトに含まれる物質が血液中の中性脂肪値を下降
2) 糖鎖が胃ガン等を引き起こすピロリ菌の増殖を抑制

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。
 
1】 トマトに含まれる物質が血液中の中性脂肪値を下降

 
 
 
 
トマトに含まれる物質が血液
中の中性脂肪の値を下げること
を、京都大の河田照雄教授のグ
ループがマウスの実験で確認し
ました。

この物質が、肝臓で、脂肪を
燃焼させる役目を担う蛋白質の
働きを高めていると推測されて
います。ただし、即ダイエット
の効果が得られるかは疑問とい
うことです。2月10日の米科
学誌電子版に発表されました。

トマトに高脂血症改善効果が
あることは2004年、米国の
グループが明らかにしていまし
たが、有効成分は不明でした。
河田教授らはトマトから抽出し
た物質から、脂肪を燃焼させる
蛋白質の働きを高める物質を探
し、脂肪酸に似た「13―ox
o―ODA」を見つけました。

河田教授らは、肥満のマウス
を使い、高脂肪食を4週間与え
続けた8匹とこの物質を0・0
5%含んだ高脂肪食を同期間食
べさせた8匹で血液の成分を調
べました。その結果、この物質
を含む餌を食べたマウスは、含
まない餌を食べたマウスに比べ、
血中の中性脂肪が1デシ・リッ
トル当たり平均40ミリ・グラ
ム下がっていました。

人間に例えると、血液検査で
「脂質異常が正常値に戻った」
と診断できる計算になります。
効果を得るには毎食時200ミ
リ・リットルのトマトジュース
を飲む必要があるということで
す。河田教授は、「ダイエット
効果を確認するには、更に実験
を重ねる必要がある」と話して
います。

トマトの健康効果についてまとめ

ている動画です。



 
 
 
 
 
高価な、中性脂肪降下作用の
効果とならないで欲しい。笑

 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
2】糖鎖が胃ガンなどを引き起こすピロリ菌の増殖を抑制

 
 
 
 
 
胃の粘液に含まれ、糖の分子
が鎖状になった物質「糖鎖(と
うさ)」に胃ガンの発症を抑制
する働きがあることを、信州大
学医学部(長野県松本市)の、
中山淳教授(病理学)らの研究
グループが突き止めました。

2月6日付の米医学専門誌
「ジャーナル・オブ・クリニカ
ル・インベスティゲーション」
に発表しました。今後、糖鎖に
着目した薬や、予防法の開発が
期待できるということです。

糖鎖は、糖の分子が鎖状に結
びついた化合物で細胞膜の表面
の蛋白質などと結合し、病気の
発症に影響します。

胃の粘液は「表層粘液」と、
胃粘膜の下方の細胞で分泌され
る「腺(せん)粘液」に分類さ
れ、腺粘液に糖の分子「α型N
―アセチルグルコサミン」を含
む糖鎖があります。グループは
2004年、糖鎖が胃ガンなど
を引き起こすピロリ菌の増殖を
抑えていることを明らかにしま
した。

今回は、胃粘膜での、糖鎖の
役割を解明するのが目的でした。
ピロリ菌に感染していない状態
で、糖鎖を欠損させたマウスと
通常のマウスを比較する実験を
行った結果、糖鎖のないマウス
は5週間で胃粘膜の炎症が起き、
30週で胃ガンを発症しました。
また、早期の胃ガン患者さんで
は糖鎖の量が低下するか、消失
していました。このため、糖鎖
は炎症を抑え、ガン発症を防い
でいると結論づけました。

中山教授は「粘液は粘膜の単
なるバリアではないことが分か
った。研究結果が、糖鎖の量を
増やす薬の開発などにつながる
ことを期待したい」と話してい
ます。

糖鎖の役割についての動画です。



 
 
 
 
八升の糖鎖が、胃ガンの発症
を抑える。笑

 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
編集後記

「13―oxo―ODA」を
食べることによって中性脂肪が
下がるということでしょう。後
にこの物質は、体重減少のダイ
エットに効くサプリメントにな
る可能性はあります。トマトは
リコピンに加え、中性脂肪も抑
える優れた食べ物です。それを
古代ローマの時代からイタリア
人が知っていてトマトソースの
パスタやその他のトマトを使っ
た料理を食べることを伝統的に
続けているのだと思います。缶
詰の発見が、ナポレオンの時代
と言われているので、一年中
イタリア人がトマトを食べる事
ができるようになったのは、ナ
ポレオンの時代以降の事と推測
します。糖鎖がピロリ菌の増殖
を抑えそれにより胃ガンの発症
を遅らせるならば、有効なガン
予防の手段となること
が示唆されます。

等差級数的に、枝鎖が増える糖鎖。笑

 
 
 
 
 
************************

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して
発行しています。
解除の手続きは下記ページよりお願い致します。
「まぐまぐ」www.mag2.com/m/0000121810.html
(イジニイワト)

発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
運営サイト www.eitokukaisalanuma.or.jp/ ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。
sara2162@atlas.plala.or.jp このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること
を禁じます。
ただしお友達への転送はご自由はご自由です。
このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント

コメント

コメントがありません。お気軽にどうぞ。