最近の号外Vol.202メルマガ

  1. Home
  2. 最近の号外Vol.202メルマガ

2015-11-26 19:12:24

カテゴリー:ブログ

エベレスト

藤田のブログランキングアップにご協力お願いします。
以下のバナーをぽちっとクリックお願いします。



美白·美肌ブログランキングへ

 
 
 
診療マル秘裏話 号外Vol.202 平成27年4月7日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
目次

1)『夫』の喫煙で妻の乳ガンのリスクが1.98倍上昇
2)リベリアで、新たにエボラ出血熱の感染者を確認

 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 『夫』の喫煙で妻の乳ガンのリスクが1.98倍上昇

 
 
 
 
 
女性の12人に1人が罹患する
乳ガン。増加傾向には、確実に
脂肪過多の食生活や飲酒が影響
しているといわれています。し
かし、発ガンリスクの筆頭にあ
げられる「喫煙」との関係につ
いては、長らく曖昧なままでし
た。 ところが今年1月、日本
の集団疫学研究である「高山ス
タディ」から、乳ガンと喫煙に
関する報告が出されました。し
かも、本人ではなく、夫の喫煙
との関連でということです。
高山スタディは、生活習慣と
疾病との関連を解析するために
1992年にスタートした調査研究
です。 岐阜県高山市の住民の
協力で岐阜大学医学部の疫学・
予防医学分野の研究チームが行
っています。
今回の報告は、92年9月から
2008年3月までの期間35歳以上
の女性1万5719人を追跡し、乳
ガン発症と喫煙との関連を調べ
たものです。乳ガンの発症は、
地域のガン登録で確認し、喫煙
や飲酒などのライフスタイルは、
自己記入方式の質問票で回答し
てもらいました。
年齢やBMI(体格指数)、
飲酒、初潮年齢、出産・授乳
経験など他に、乳ガン発症との
関連が、疑われる要因の影響を
排除し解析した結果、『本人』
の喫煙と乳ガン発症との関連は、
認められませんでした。
次に『夫』の喫煙との関連を
解析したところ、妻本人がたば
こを1本も吸わなくても、夫が1
日に21本以上たばこを吸ってい
る夫婦では、夫も非喫煙者であ
る夫婦に比べて妻の乳ガン発症
リスクが1.98倍に上昇すること
が判明しました。
受動喫煙と乳ガンについては、
国立ガン研究センターの報告も
あります。閉経前の女性の場合、
自分自身が非喫煙者でも「たば
こを吸う人と10年以上、一緒に
住んでいた」 「家庭以外で、
毎日1時間以上、たばこの煙を
吸う機会がある」などの女性は、
乳ガン発症リスクが1.5~2.6倍
に上昇するそうです。
喫煙者の旦那さま方も、自分
の肺ガンリスクは意識するかも
しれませんがまさか妻の乳ガン
リスクとは、想像もしなかった
はずです。
女性の乳ガン好発年齢は40歳
以上です。子育ても仕事も今が
踏ん張りどころの年齢です。で
きるだけ、人生のリスクを減ら
してあげて下さい。

受動喫煙に関する動画です。



 
 
 
 
後発の乳ガン好発年齢。笑

 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
2】 リベリアで、新たにエボラ出血熱の感染者を確認

 
 
 
 
リベリアの保健当局者は20
日、国内で新たにエボラ出血熱
の感染者が確認されたことを明
らかにしました。AP通信など
が伝えました。リベリアでは、
5日にエボラ熱の患者が最後に
退院し、同国内で治療中の感染
者がゼロになっていました。
終息への期待が高まりましたが、
新規感染者の発生で終息宣言は
遠のきました。

感染者は首都モンロビア近郊
の住民で、モンロビアのエボラ
熱治療センターに搬送されまし
た。どこで感染したかは不明で、
保健当局は感染経路の特定を急
いでいます。

世界保健機関(WHO)によ
ると、エボラ熱の流行では西ア
フリカの3カ国で1万人以上が
死亡しました。

エボラ出血熱は、治療により回復

しても、精液中のウイルス感染を

起こし得るという恐ろしいニュース

動画です。



 
 
 
 
 
 
 
終息あるいは、収束宣言は、
アフリカの人々の気持ちが集束
するものだった。笑

 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
編集後記

受動喫煙についての疫学的な
調査については、様々な意見が
あるようです。しかし、今回は、
本人の喫煙ではなく、受動喫煙
の方が乳ガンリスクを上昇させ
るというところが、目新しい訳
です。なぜそうなるのかという
理論武装が待たれるところです。
リベリアでは、5日にエボラ
出血熱の患者さんが最後に退院
し、同国内で治療中の感染者が
ゼロになっていたということで
すが、新たな感染者が出現して
しまったため、終息宣言が出さ
れなかったという残念な結果に
終わってしまいました。新たな
感染者が軽傷のエボラ出血熱で
あることを祈っております。

軽傷と思われていた、エボラ
出血熱に警鐘を鳴らす。笑
 
 
************************

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して
発行しています。
解除の手続きは下記ページよりお願い致します。
「まぐまぐ」www.mag2.com/m/0000121810.html
(イジニイワト)

発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
運営サイト www.eitokukaisalanuma.or.jp/ ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。
sara2162@atlas.plala.or.jp このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること
を禁じます。
ただしお友達への転送はご自由はご自由です。

 
 
このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント

コメント

コメントがありません。お気軽にどうぞ。