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診療マル秘裏話 号外Vol.201 平成27年4月6日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次

1)AGEsが、体内の老化の一指標になる
2)代謝酵素を阻害して癲癇発作を制御

 
 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
1】 AGEsが、体内の老化の一指標になる

 
 
 
 
蛋白質と糖が反応して作られ、
老化の原因物質といわれる「A
GEs」(AGE)の啓発活動
を行うAGE測定推進協会は、
外見上の「老け」度合いが体内
の老化の一指標になるとの調査
結果を発表しました。体内での
AGE蓄積が「見た目年齢」に
関係し、老化や筋力の低下など
も引き起こすということです。
同協会ではAGEに注意して
生活することが重要で是非一度
測定してほしいと、指摘してい
ます。

同協会と顧問の山岸昌一久留
米大学教授らは共同で、皮膚の
AGE値と見た目年齢について
の調査を行いました。101人
の男女に画像センシングソフト
やAGE測定機を用いて「見た
目年齢」や「皮膚のAGE値」
を測定したところ、皮膚のAG
E値は年齢とともに上昇しシワ
やたるみなど見た目年齢と相関
することが分かりました。

うち女性66人に体組成計(
基礎代謝量、筋肉量)を用いた
体内年齢について調べてみると、
見た目年齢と体内年齢には高い
相関関係があり、皮膚のAGE
値が握力の低下と関連すること
も明らかとなりました。海外で
は血中のAGEレベルが握力の
低下や、歩行スピードの低下と
相関するという研究結果もあり、
AGEの蓄積が、筋力の低下や
身体能力の低下につながること
が予想される結果となりました。

AGEは加齢や不健康な食事
にともない体内に蓄積され、心
臓病や骨粗しょう症やアルツハ
イマーの疾患リスクを高める事
が報告されています。同研究グ
ループでは、見た目の「老け」
度合いや身体能力の低下などと
も関連性が高いことからAGE
の測定、AGEを蓄積させない
ような生活習慣が重要としてい
ます。

AGEsの非侵襲的測定装置に

関する動画です。



 
 
 
 
 
身体能力の低下から進退極ま
る。笑

 
 
 
 
 
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2】 代謝酵素を阻害して癲癇発作を制御

 
 
 
 
 
岡山大学大学院医歯薬学総合
研究科の井上剛准教授、大学院
生の佐田渚氏らの研究グループ
は、代謝酵素を阻害すれば、て
んかん発作を制御できることを
発見しました。既存の治療薬が
効かない、てんかん患者に効く
ケトン食療法の仕組み解明から
得られた成果です。

脳内の乳酸を運ぶ代謝経路で
乳酸脱水素酵素を阻害すると、
てんかんマウスの発作が抑えら
れました。また、難治性小児て
んかん(ドラベ症候群)治療薬
であるスチリペントールの乳酸
脱水素酵素阻害効果を明らかに
し、この類似化合物がより強力
な阻害剤となることも見いだし
ました。

ケトン食療法は、高脂肪、低
炭水化物からなる、抗てんかん
作用のある食事療法です。19
20年代に開発され、作用機序
は未解明ながら現在も使われて
います。一方、てんかんは脳の
電気活動が過剰興奮する疾病で、
イオンチャネルといった電気を
制御する分子に作用する既存の
治療薬でコントロールできるの
は患者さんの約3割とされてい
ます。

研究グループは、ケトン食療
法が引き起こす代謝変化による
脳の電気活動の変化を解析しま
した。その結果グリア細胞から
神経細胞に乳酸を運ぶ代謝経路
が電気活動に重要で、乳酸脱水
素酵素が治療薬の標的となる事
が分かりました。

さらに、同酵素を阻害する化
合物を探索、阻害作用がスチリ
ペントールより強力な類似化合
物を見いだしました。

てんかんの診断についての講演

動画です。



 
 
 
 
 
強力な阻害作用に協力する薬。


 
 
 
 
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編集後記

糖化イコール老化というのが、
私の口癖です。糖化反応が起こ
り、最終糖化産物(AGEs)が作
られるとこれを分解することが
困難となります。困難ではあり
ますが、ヨモギや菱の実のよう
に、分解する力を持っている
食物もあることは事実です。し
かし、人間の身体の中では最終
糖化産物(AGEs)を分解しよう
として、コラゲナーゼ(コラー
ゲン分解酵素)が働いてしまい、
正常のコラーゲンが減るがゆえ
に、肌の保水力が低下し、乾燥
肌になると言われています。
最終糖化産物(AGEs)を分解
するヨモギや菱の実を早く製品
化したいと考えています。
脳内の乳酸を運ぶ代謝経路で、
乳酸脱水素酵素を阻害すると、
てんかんマウスの発作が抑えら
れた、と言うことや難治性小児
てんかん(ドラベ症候群)治療
薬である、スチリペントールの
乳酸脱水素酵素阻害効果を明ら
かにし、その類似化合物がより
強力な阻害剤となることも見い
だしたというのは、画期的な
発見であると思います。
これをケトン食療法から思い
つくというのは素晴らしい発想
力であると思いました。

八艘の船で発送し、発想力を
競った。笑
 
 
 
 
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