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診療マル秘裏話 Vol.420 平成23年12月15日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次
1) 分裂酵母を用いた細胞の「頑健性」の測定
2) 肝臓ガンを血液検査で早期診断できる技術

 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】 分裂酵母を用いた細胞の「頑健性」の測定

 
 
 
 
 
岡山大の守屋央朗(もりや・
ひさお)特任准教授(システム
生物学)と英オックスフォード
大のグループは、酵母の遺伝子
を人工的にどれだけ増やすと
細胞分裂ができなくなり、細胞
や酵母自体が壊れるかの”強さ”
を測定することに成功し、国際
科学誌に12月7日発表しまし
た。

測定に使った「分裂酵母」は
単細胞ですが、ヒトの細胞と
共通する性質が多いといわれて
います。このため、壊れやすい
部分を操作してガン細胞を死滅
させる治療法や薬の作用の予測
に利用することが期待できそう
です。

生物の細胞が持つこうした強
さを「頑健性」といい、細胞を
操作するのに貴重な情報です。
グループは頑健性の情報をもと
に、酵母がどのように細胞分裂
するかのコンピューターモデル
も開発しました。 これまでも
同様のモデルはありましたが、
頑健性を反映したものは世界初
ということです。

守屋特任准教授は、分裂酵母
の増殖にかかわる遺伝子32個
を解析しました。 それぞれの
遺伝子をどれだけ増やすとその
遺伝子をもとにつくられる蛋白
質が増えすぎて細胞分裂ができ
なくなり、酵母が壊れるかを調
べました。

食べ物を微生物が作るという動画

です。酵母菌についても解説され

ています。



 
 
 
 
 
眼瞼の頑健性。笑

 
 
 
 
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2】肝臓ガンを血液検査で早期診断できる技術

 
 
 
 
肝臓ガンを血液検査で早期
診断できる技術を、千葉大学の
野村文夫教授(臨床検査医学)
らが開発しました。

肝臓に、ガン細胞ができると
体内で作られる免疫物質(抗体)
を検出する方法で、血液検査に
よる発見率は従来の20%から
60%に向上します。 すでに
国際特許を取得しており、5年
以内の実用化を見込んでいます。

野村教授らは、ガン細胞に多
い「Ku86」という蛋白質に
着目しました。これを攻撃する
ために作られる抗体を診断の
目印(腫瘍マーカー)として
血液を分析したところ、早期
ガンの60%以上が陽性を示し
ました。ガンでないのに反応し
てしまう偽陽性は10%以下で
した。

肝臓ガンのマーカーは、これ
までもありましたが、腫瘍の大
きさが2センチ以下という早期
ガンの場合陽性率が20%程度
と低く使い物にならないといわ
れてきました。早期発見は、超
音波検査やコンピューター断層
撮影法(CT)、磁気共鳴画像
(MRI)など、熟練を要する
高価な診断法に頼っています。

肝臓ガンに関する動画です。



 
 
 
 
 
妖精が養成を要請し、陽性と
なった。笑

 
 
 
 
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編集後記

細胞の頑健性からガンの治療
や薬の作用の予測ができるとは、
素晴らしい着眼点だと思います。
肝臓ガンのマーカーで早期から
感度のいいものが見つかったの
は本当に画期的でしょう。肝臓
ガンの治療は進歩していますが、
診断が早期の状態からなされる
ようになるともっと進歩するの
ではと期待しています。

シンポジウムの進歩。笑

 
 
 
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