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2015-09-30 17:37:40

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診療マル秘裏話 号外Vol.167 平成27年2月28日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)ユーグレナ由来の3つの被験物質の摂取で生存率向上
2)小腸全域を観察できる新型ダブルバルーン小腸内視鏡

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】 ユーグレナ由来の3つの被験物質の摂取で生存率向上

 
 
 
 
 
ユーグレナは動物実験で微細
藻類ユーグレナ(ミドリムシ)
の粉末や、それを単離した含有
成分「パラミロン」の継続摂取
が、インフルエンザ症状緩和を
示唆することを確認しました。
摂取群では生存率の向上や体内
のウイルス数が減少しました。
同食材の付加価値化につながる
成果となります。

実験ではインフルエンザウイ
ルスに感染させたマウスを対象
に、ユーグレナ粉末、パラミロ
ン、アモルファスパラミロンを
それぞれ配合したエサを摂取す
る群に分け、これらを摂取しな
い対照群と比べました。パラミ
ロンはグルコースがβ-1、3
結合により、直鎖状に重合した
多糖類です。また、アモルファ
スパラミロンは、パラミロンを
化学処理してアモルファス化し
た物質です。

2週間にわたって、各成分を
配合するエサを自由摂取させ、
その後、同ウイルスH1N1を
鼻孔に投与しました。 各群の
生存率を10日間測定しました。
その結果、ユーグレナ由来の3
つの被験物質をそれぞれ摂取し
た群では有意に生存率が向上す
ることがわかりました。摂取し
なかった群では、感染6日目の
生存率が2割以下でした。

被験物質摂取群では、とくに
パラミロンとアモルファスパラ
ミロンの両摂取では良好な結果
が得られました。

成果は、福岡で開催の第62
回日本ウイルス学会学術集会で
発表しました。

ミドリムシに関する動画です。



 
 
 
 
 
被験物質摂取群にインフルエ
ンザウイルスを接種した上で、
窃取する。笑

 
 
 
 
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2】小腸全域を観察できる新型ダブルバルーン小腸内視鏡

 
 
 
 
 
富士フイルムは内視鏡事業を
強化します。小腸全域を観察で
きるダブルバルーン小腸内視鏡
の新製品を近く発売します。
従来機種よりも細く柔らかく、
小腸が狭窄してしまうクローン
病などを観察する際も患者さん
の身体的負担を軽くできると
期待されています。同社は戦略
領域と位置付ける小腸領域で新
製品をいち早く投入、競合のオ
リンパスとの競争を優位に進め
たい考えだそうです。

ダブルバルーン小腸内視鏡は、
2つのバルーンを使用し、内視
鏡を少しずつ進ませることで、
小腸全域を簡単に検査できるよ
うにしました。

新製品は、主に観察用として
使用する細径内視鏡です。スコ
ープ先端部外径を従来機種の8
・5ミリメートルから7・5ミ
リメートルまで細径化しながら、
鉗子口径は従来機種と同様の2
・2ミリメートルを確保してい
ます。

現在、小腸内視鏡の主な対象
疾患であるクローン病では、
小腸の粘膜に慢性な炎症が起こ
り小腸が狭窄してしまいます。
新製品は従来機種よりも細く、
柔らかくしており挿入時に患者
さんの苦痛をより少なくできる
と期待されています。

管が狭い小腸内でも、明瞭な
画像が得られるように、高画質
化を図るとともに最短2ミリメ
ートルからの近接観察ができる
ようにしました。

風船部と専用オーバーチュー
ブの素材をラテックスからシリ
コーンゴムに変更し、ラテック
スアレルギーにも対応している
ということです。

小腸は6~7メートルと長く、
口からも肛門からも遠い事から
従来の内視鏡では観察が困難で、
長らくは「暗黒大陸」と呼ばれ
ていました。2003年に富士
フイルムがダブルバルーン小腸
内視鏡を上市したことで、小腸
全体を観察できるようになった
歴史があります。 そのため、
消化器内視鏡のなかでも、小腸
領域は、富士フイルムが競合の
オリンパスを常にリードしてい
る数少ない分野となっています。

小腸を観察可能なカプセル型

内視鏡に関する動画です。



 
 
 
 
強豪が競合する。笑

 
 
 
 
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編集後記

被験物質摂取群と較べて摂取
しなかった群では、感染6日目
の生存率が2割以下というのは、
凄まじい成果であると感じまし
た。新製品は従来機種よりも細
く、柔らかくしており挿入時に
患者さんの苦痛をより少なくで
きるというのは素晴らしい創意
工夫であると思いました。患者
さん第一のメーカーが選ばれる
のは、当然のことであると考え
ております。
創意工夫の相違点。笑

 
 
 
 
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