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診療マル秘裏話 Vol.515 平成25年10月17日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
目次
1) ワクチン接種率の低いコミュニテイが百日咳の大流行の原因
2)血液採取せず血糖変化をモニタリング 可能な検査方法

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】ワクチン接種率の低いコミュニテイが百日咳の大流行の原因

 
 
 
 
米国小児科学会(AAP)は9月
30日、2010年にカリフォルニア
で発生した百日咳の大流行と、
非医学的な理由によるワクチン
の非接種との関係を示す、研究
結果を紹介しました。
Pediatrics誌2013年10月号(9
月30日オンライン公開)に掲載
しました。

カリフォルニア州では2010年
に、9120人が百日咳に罹患しま
した。これは1947年以降最大の
流行です。 今回の研究では、
2005-2010 年に幼稚園に入園し
た子どもの非医学的理由による
ワクチン非接種の状況と2010年
に、カリフォルニアで百日咳の
診断を受けた症例とを比較分析
しました。

統計学的に有意な39の非医学
的理由による非接種集団と、2
つの百日咳罹患集団を特定し、
分析したところ、非接種集団が
百日咳罹患集団に、入っている
確率が2.5 倍であることが分か
りました。

麻疹や百日咳などの感染力の
強い伝染病の大流行を防ぎ、
ワクチン接種年齢に満たない乳
幼児の罹患リスクを抑えるには、
人口の95%以上のワクチン接種
が必要だと推測されています。
本研究の研究者らは,「ワクチ
ン接種率の低いコミュニティが
百日咳の大流行の一端となり、
乳幼児を危険にさらす要因とな
る可能性がある」と結論付けて
います。

百日咳のワクチンの効力について

の動画です。



 
 
 
 
 
 
雪舟も殺生だと感じたワクチ
ン非接種集団。笑

 
 
 
 
 
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2】血液採取せず血糖変化をモニタリング 可能な検査方法

 
 
 
 
 
大阪警察病院とシスメックス
は、血液を採取せずに血糖変化
をモニタリングできる検査デバ
イスを開発します。マイクロニ
ードルアレイで皮膚上に微細孔
を作り、ゲル状のパッチを一定
時間貼付してグルコースの経時
変化を検査できる仕組みだそう
です。HbA1cなどで診断が
難しいとされている「隠れ糖尿
病」の検査や薬剤投与中の治療
効果の診断等に応用したいそう
です。小規模の臨床研究で安全
性、有効性を確認しており診断
薬として薬事申請を目指すため
の臨床試験を、近く始める計画
です。

糖尿病の主な診断基準である
HbA1cや空腹時血糖は、隠
れ糖尿病と呼ばれる初期の耐糖
能異常を捉えるのが難しいとさ
れています。この場合、経口ブ
ドウ糖負荷試験(OGTT)に
よる血糖変化をみて診断されて
いますが、複数回の採血が必要
で糖負荷をすることもあり日常
診療上の負担が大きくなってい
ます。

大阪警察病院とシスメックス
らの研究チームは血液ではなく
微量の組織液を採取して、血糖
-時間曲線下面積(AUC)を
血糖変動の指標として測定する
「微侵襲組織液抽出技術(MI
ET)」を開発しました。上腕
部にマイクロニードルアレイを
押し当て、表皮に微細孔を形成
します。次にゲルパッチを貼付
し、真皮細胞内の毛細血管から
浸出する組織液を吸収させます。
一定時間後にパッチを回収して、
蓄積されたグルコースを分析し
てAUCを算出する仕組みです。

マイクロニードルは、新しい
ドラッグデリバリーシステムと
して注目されていますが、人体
組織などを採取するために用い
られるのは、初めてということ
です。使用しているマイクロニ
ードルの長さは300ミクロン
メートルで、被験者による印象
調査でも痛みがほとんどないと
評価されました。また、皮膚に
パッチを貼るだけで血糖変化を
モニタリングできる仕組みは、
これまでにないということです。

糖尿病と診断されていない、
健診受診者を対象にした臨床
研究で、初期の耐糖能異常の
検出に有用であることを確認さ
れています。このほどスペイン・
バルセロナで開催された、欧州
糖尿病学会(EASD)では、
糖尿病患者の治療効果を診断す
る手法としても有用性がある事
を報告しました。 GLP-1
受容体作動薬のエキセナチド、
リラグルチド、DPP-4阻害
剤のアログリプチンのいずれか
を投与している日本人患者を
対象に行った臨床研究で、薬剤
投与前と投与後の血糖変化につ
いて、OGTTで検査した場合
との精度などを比較しました。
その結果、MIETによるAU
C値と血液採取によるAUC値
の傾向が同じであること、とく
にピーク時AUC値がほぼ一致
することなどを確認しました。
研究チームは、今回用いたイン
クレチン関連薬だけでなく、
SGLT2阻害剤やαグルコシ
ダーゼ阻害薬などでも治療効果
を確かめる診断ツールとして、
応用できるとみています。

マイクロニードルを使ったインフル

エンザワクチンの外国人の評判

についての動画です。



 
 
 
 
 
採血せずに、血糖変化が分か
るなんて、検査業者との決闘だ。


 
 
 
 
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編集後記

ワクチンを打たない集団がい
ると大流行を防げないのは、当
たり前のことですが微妙な問題
です。ワクチンを打たない理由
が宗教上の理由であるなら本当
に厄介です。輸血でも、○○の
証人さんのように拒否する人が
いたからです。拒否した本人が
疫病にかかっても自業自得です
が、ワクチンの効果が100%
保証されていないため、接種し
てもかかってしまう人がいる事
は、周知の事実です。採血せず
に血糖の推移が分かるならこん
なにいいことは、ありません。
糖尿病の患者さんに大きな福音
と言えるでしょう。

周知の事実を知らず羞恥を覚
える。笑

 
 
 
 
 
 
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