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診療マル秘裏話 Vol.415 平成23年11月10日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次
1) 傷が付いても自然に直るゲル状の自己修復材料
2) 喘息を口内粘膜の遺伝子検査で、診断する方法

 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 傷が付いても自然に直るゲル状の自己修復材料

 
 
 
 
 
 
ナイフで切っても元通り‐。
傷が付いても自然に直るゲル
状の自己修復材料を大阪大の
原田明(はらだ・あきら)
教授らが開発し、11月25
日付の英科学誌ネイチャーコ
ミュニケーションズ電子版に
発表しました。原田教授は、
「生物の自己修復能力に一歩
近づく次世代材料だ」と話し
ています。

寿命の長いプラスチック等
の開発につながるほか、ずれ
たり破れたりしても自然に元
に戻る体内用ガーゼなど医療
に、応用できる可能性もあり
ます。

チームは、極めて小さなド
ーナツ形の物質「シクロデキ
ストリン」を含む高分子化合
物の溶液と、その輪にぴった
り合う大きさの分子「フェロ
セン」を含む高分子化合物の
溶液を作製しました。溶液を
混ぜるとシクロデキストリン
とフェロセンがくっつきゲル
になりました。

ゲルをナイフで二つに切っ
て再び重ね合わせると、数時
間~24時間で再びくっつい
て修復しました。

フェロセンの構造を変化さ
せる酸化還元という化学反応
を使えば、ゲルを液体にする
ことも可能ということです。
液体にして細い管で体内に入
れ、ガンに栄養を与えている
血管でゲル化させ、詰まらせ
る治療に利用できないかにつ
いても検討中とのことです。

高分子素材を研究している

研究室の紹介です。医師と

相談して、医療材料も開発

しているそうです。



 
 
 
 
 
 
酸化還元の方法で参加する。


 
 
 
 
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2】喘息を口内粘膜の遺伝子検査で、診断する方法

 
 
 
 
 
民間の研究機関「群馬アレ
ルギーぜんそく研究所」
(群馬県邑楽町)は10月27日、
解熱剤に含まれるアスピリン
などによって発作が起こる
「アスピリンぜんそく」か
どうかを、患者さんの口内
粘膜の遺伝子検査で診断する
方法を開発したと発表しまし
た。

従来はアスピリンを実際に
投与するしかなく、患者さん
の負担が大きい方法しかあり
ませんでした。 新たな診断
方法は高い精度で判定でき、
乳児にも適用可能ということ
です。

研究所は、肝臓で、薬物を
分解する特定の酵素に注目し
ました。患者さんの口内粘膜
を採取し、酵素を決める遺伝
子を調べたところ、アスピリ
ンぜんそくでは一部が変異し、
活性が低い人の割合が一般の
ぜんそく患者さんに比べ高く
なっていました。

黒沢元博(くろさわ・もと
ひろ)所長は「ほかの遺伝子
の変異なども調べ診断の精度
を上げたい」と話しています。

研究所によると、ぜんそく
患者さんは国内に約250万
~300万人おり、成人患者
さんの約1割が、アスピリン
ぜんそくと推定されるという
ことです。

アスピリン喘息について解説

している動画です。



 
 
 
 
 
制度の精度。笑

 
 
 
 
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編集後記

自己修復材料の発見は、色
々な所に応用されそうです。
昨冬の寒い時期に指にひび割
れが出来てものすごく痛んだ
経験があります。 手を洗う
たびにしみて痛く何とか治す
方法はないかと思いあれこれ
やってみましたが、うまくい
きませんでした。 そうした
場合にも使えるのではないで
しょうか?アスピリン喘息は、
もともとプロスタグランジン
というホルモンの産生が悪い
人で、アスピリンなど非ステ
ロイド系抗炎症剤を使うこと
でさらにプロスタグランジン
が少なくなって喘息発作を起
こすという病態です。非ステ
ロイド系抗炎症剤は、シクロ
オキシゲナーゼというプロス
タグランジン産生酵素をブロ
ックするので、プロスタグラ
ンジンの産生がうまく行かな
くなる訳です。患者さんに非
ステロイド系抗炎症剤を内服
して診断するやり方はあまり
にも危険すぎると私は思いま
す。ほんの少量でも人工呼吸
器装着となった例を知ってい
るからです。患者さんの口の
粘膜を擦過するだけなら負担
は大幅に軽減できたと考えて
よいと思います。ただ遺伝子
検査の業者の選択を間違える
と診断の信頼性を損なうこと
があるということを、是非ご
承知おき下さい。そのため、
遺伝子検査の業者をテストで
選別する試みもなされている
ようです。

作家が擦過傷を負う。笑

 
 
 
 
 
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