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診療マル秘裏話 号外Vol.155 平成27年2月16日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
目次

1)漫画を使ったインターネット認知行動療法(iCBT)
2)認知機能障害を来す前に,うつや行動異常が現れる

 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 漫画を使ったインターネット認知行動療法(iCBT)

 
 
 
 
 
 
産業ストレスによるうつ病
増加が問題となる中、東京大学
大学院精神保健学分野教授の
川上憲人氏らの研究グループは
このほど、漫画を使ったインタ
ーネット認知行動療法(iCBT)
に働く人のうつ病発症に対する
抑制効果が示唆されたと発表し
ました。認知行動療法に基づく
ストレス対処法を漫画で提供す
るもので、同氏らは低コストで
一度に多くの従業員にうつ病の
予防効果が得られるシステムの
活用に期待を寄せています。

川上氏と特任研究員の今井幸
太郎氏によると個人向けのスト
レスマネジメントが、従業員の
ストレスや気分を改善すること
は知られていましたが、うつ病
の予防効果に関する研究はあり
ませんでした。両氏はうつ病の
予防効果が認められている認知
行動療法に着目し、大勢の従業
員用に漫画を使った、全6回の
iCBTを開発しました。IT系企業
の従業員を対象に、ランダム化
比較試験(RCT) を実施し、
終了後12カ月時点まで追跡調査
を行いました。

初回調査では、IT企業の従業
員850人から過去1カ月以内の大
うつ病性障害に該当しない、
障害の双極性障害に該当しない
―などの条件を満たした762人
を抽出しました。このうちラン
ダムにiCBTプログラムを受講す
る介入群と、遅れて受講する
対照群(それぞれ381人)に割
り付けて効果を検討しました。
参加者には、漫画による30分
程度の講義と宿題が週1回課さ
れました。

12カ月後調査の追跡率は介入
群62.7%、対照群71.4%で、
介入群のうつ病発症が対照群の
およそ1/5まで有意に減る,可能
性が示唆されました。川上氏は
「うつ病予防のためのeラーニ
ングが広く企業に導入される事
で、働く人の心の健康が大きく
向上することが期待される」と
コメントし、さらに大規模な
RCTによる効果の検証を進める
考えを示しました。

うつ病の認知行動療法に関する

動画です。



 
 
 
 
 
憲章の検証は、顕彰に値する。


 
 
 
 
 
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2】認知機能障害を来す前に,うつや行動異常が現れる

 
 
 
 
 
米国神経学会(AAN)は1月14
日、アルツハイマー病(AD)を
発症する人は、認知機能障害を
来す前にうつや行動異常が現れ
るとする研究を紹介しました。
Neurology誌 オンライン版に
掲載されました。

この研究は、全米のアルツハ
イマー病センター34施設を初め
て受診した、認知に問題のない
患者さん(50歳以上)2416人を
最長7年追跡したものです。
対象者のうち1198人は研究期間
中正常な認知能を保ち、記憶や
思考に問題はありませんでした。
この正常認知群を、同じ長さの
追跡期間中に、認知機能障害を
発症した1218人と比較しました。

認知機能障害発症群は、正常
認知群に比べ、研究期間中に無
気力、食欲の変化、被刺激性、
うつなどといった行動や気分に
関する症状をより早期に発症し
ました。研究開始後4年でうつ
を発症したのは、認知機能障害
群で30%、正常認知群で15%で、
認知機能障害群が早期にうつを
発症する可能性は正常群の2倍
にのぼりました。また、妄想を
発症する可能性は正常認知群の
12倍でした。

過去の研究はアルツハイマー
病患者の90%に行動および心理
症状が現れると推定されていま
すが、研究者は「今回の研究か
ら行動心理症状は認知機能障害
と診断される以前に出現する事
が示唆される」と分析しました。
さらに、「うつがアルツハイマ
ー病発症の心理的過程に対する
反応なのか、脳の変化の結果な
のかはまだ不明であり、これら
2つの症状の関係を解明するた
め、さらなる研究が必要」と述
べています。

認知症の予防法に関する動画

です。



 
 
 
 
 
改名の理由を解明。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

漫画を使ったインターネット
認知行動療法(iCBT)に働く人
のうつ病発症に対する抑制効果
が示唆されたというのは、素晴
らしい成果だと思います。スト
レス対処法を漫画で提供すると
いう手法が斬新な印象を受けま
した。アルツハイマー病(AD)
を発症する人は、認知機能障害
を来す前にうつや行動異常が現
れるというのは、重要な徴候で
あると考えられます。これらの
徴候がある時に、認知症を考え
るという啓蒙がなされれば早期
に認知症を発見することができ
るようになります。現在の所、
認知症を根本的に治す薬は出現
していませんが、そうした薬が
出現すれば、非常に効率的に、
認知症の治療が進むのではない
かと期待しています。

長考の末、次の一手を予測し
守りの徴候を見破った。笑

 
 
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