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診療マル秘裏話 Vol.511 平成25年9月19日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次
1) ヒト嗅神経芽細胞腫に対するウイルス療法
2)米に含まれるヒ素が子どもに及ぼす影響

 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
1】ヒト嗅神経芽細胞腫に対するウイルス療法

 
 
 
 
東京大学医科学研究所附属
病院脳腫瘍外科の藤堂具紀氏
は9 月11日、ヒト嗅神経芽
細胞腫に対するウイルス療法
の臨床研究を9月中旬頃から
開始すると発表しました。

対象とするのは、手術や
放射線治療後に再発した、嗅
神経芽細胞腫10人の患者さん
です。ガン治療用に改変した
単純ヘルペスウイルス(HSV)
1型「G47Δ」を直接腫瘍に
注入し、安全性と治療効果を
評価します。腫瘍が縮小する
などの理由でウイルス投与が
不要になるか、治療が効かず
進行するまで、4週間ごとに
繰り返し投与する計画です。
嗅神経芽細胞腫は、再発後
の平均的な生存期間は10カ月
程度と言われています。今回
の試験では、ウイルスの最終
投与後3カ月を経過した段階
で評価する予定となっていま
す。

G47Δ は遺伝子操作によっ
て人工的に、3つの遺伝子の
発現を止められたウイルスで、
正常細胞では増殖できず、ガン
細胞のみで増殖します。 ガン
細胞に感染したウイルスは、
自己増殖するとともにガン細胞
を死滅させ、さらに周囲のガン
細胞に次々と感染していきま
す。加えて、抗ガン免疫を介し
て遠隔部位のガンにも治療効果
を示す「ガンワクチン効果」も
見込まれています。

G47Δ を用いたガン治療の
安全性に関しては、2009年か
ら膠芽腫に対して臨床応用を
実施する中で確認しています。
2013年には前立腺ガンを対象と
した試験を開始しています。
単純ヘルペスウイルス1型に
は以下のようなガン治療に都合
のよい特徴があります。

(1) ヒトのあらゆる種類の
細胞に感染できます
(2) 細胞殺傷能力が比較的
高くなっています
(3) 抗ウイルス薬で、治療
中断が可能です
(4) 患者が抗体を持ってい
ても治療効果が弱くな
りません

ガン幹細胞についての動画

ですが、後半に脳腫瘍の

ウイルス療法について詳細に

描かれています。



 
 
 
 
 
 
 
正常細胞で増殖しないなん
て、ウイルスの性状を調べた
くなります。笑

 
 
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2】米に含まれるヒ素が子どもに及ぼす影響

 
 
 
 
米国小児科学会(AAP )は、
米および米製品からヒ素が
検出されたとの米国食品医薬
品局(FDA )の調査結果を受
けヒ素が子どもに及ぼす影響
を懸念する親向けの手引きを
発表しました。

FDA の調査では、白米、
重湯、スナック、パスタ、
シリアルなど30種の食品カテ
ゴリーから米と米製品のサン
プル1300件を検査し、種々の
濃度のヒ素を検出しました。
食品カテゴリーによって、又
同一カテゴリー内でも製品に
よって、ヒ素濃度には差があ
りました。

AAP は、子どもに、多彩な
食品を与えることで、米製品
摂取によるヒ素への暴露を減
らすよう助言しています。
たとえば、米は初期離乳食と
して使う機会が多いのですが、
細かく切った肉、米以外の
穀物でできたシリアル、裏ご
しした野菜など、ほかの食品
も初期離乳食になり得ること
を示しています。年長児につ
いても、同様で、食事内容を
多彩にすることで環境毒素へ
の暴露を減らし、幅広い栄養
素を摂取することができます。

FDA は今回の調査のほかに
も、食物や飲料中のヒ素摂取
のリスクを評価する研究を行
っていますが、食生活を変え
るべきかどうか、変えるとし
たらどのように変えるべきか
について、詳細な勧告を出す
ためには、更なる研究が必要
だとAAP は述べています。子
どもの栄養に関して疑問のあ
る親に対してAAP は、小児科
医に相談することを勧めてい
ます。

中国の天津での爆発事故の

原因となる化合物は、シアン

化合物でした。シアン化合物

の汚染とともに、ヒ素の汚染も

非常に問題になっています。



 
 
 
 
 
 
 
米国の米には、ヒ素がひそ
ひそと入っている。笑

 
 
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編集後記

嗅神経芽細胞腫のように、
再発後の平均的な生存期間
が10カ月と短い場合には、
ウイルス療法が非常に有効
であると感じました。正常
細胞では増殖できず、ガン
細胞でのみ増殖するのは、
非常に、いいところに眼を
つけたエレガントな治療法
と言えるでしょう。 アメ
リカ合衆国は、TPP によっ
てアメリカ産のコメを日本
に大量に輸出しようとして
います。しかし、自国内の
小児科医が、離乳食をほか
の食品に切り替える算段を
しておきながら、大人から
子供まで主食として食べて
いる日本に米国産の米を売
りつけようとするのは、い
かがなものかという気がし
ます。

米とほかの食品の安全性を
込めてTPP には、絶対反対
したいと思います。笑

 
 
 
 
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