美しい肌Vol.484

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2015-08-05 01:10:21

カテゴリー:女性の美容と健康

つる菜

 
写真は、ツルナです。

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美肌の野菜&果物&魚介(各論:ツルナ)

 
 
 
 
ツルナの正体

ツルナ(蔓菜、Tetragonia
tetragonioides)はハマミズナ科
(ツルナ科ともいう)の多年草です。

多肉で海岸の砂地に生え、食用

にもされます。別名ハマヂシャ

(浜萵苣)です。主として太平洋

沿岸(アジア、オセアニア、南米)

の熱帯から温帯の海岸に広く

分布し、日本では北海道南部

以南に自生します。茎は高さ40-

60cmで、つる状に地面を匍匐

します。葉は互生(互い違いに

葉が生えること)し、長さ1-2cmの

葉柄があり、葉身は多肉で長さ

4-7cmで鏃形から菱形、表面は

細かい粒状突起に被われるため、

ざらつき白く光って見えます。

花は、4-11月に開花します。

花は径数mm、両性、子房下位

で、花弁はなく、萼は4-5裂して

開花すると黄色になります。

おしべは10本前後、花柱は4-6

本です。果実は萼に包まれ4-5

個の突起のある堅果(ヒシの実に

似た形)で、海流散布します。

葉は、癖がないため、古くから

各地で食用にされてきました。

沖縄県では「ハマホウレンソウ」

や「ハマナ」の名で親しまれて

おり、鹿児島県の奄美群島の

一部でも食用にされます。

沖永良部島ではハマチシャと

呼んでいます。日本では、ゆで

ておひたしにすることが多い

ほか、炒め物や味噌汁などの

汁物にも調理されます。台湾

では「蕃杏」や「豬母耳」の名で、

野草の扱いですが、食用にする

時は、卵入りのスープや炒め物

にされることが多いようです。

ブタの餌として与えることもあり

ます。癖は少ないのですが、

シュウ酸を含むので食べるには

ゆでて水さらしするとさらに食べ

やすくなります。野生化した地方

もあり、自生とされるものも一部

は栽培から野生化した可能性

があります。現代では食用では

なくグラウンドカバーとしても

栽培されます。

ツルナの写真を集めた動画です。



 
 
 
 
 
 
ツルナの歴史

ツルナの山菜としての歴史は古く、

温暖な地帯では一年中成育し、

多年草です。粒状の突起が茎や

葉の表面にあり、砂地を一メー

トルほどつる状にはって拡大し、

一年の間そのほとんどの期間に

おいて、花を咲かせています。

尚、収穫は初夏から秋まで行われ、

その際、葉や新芽をいつでも

採取されています。日本の古書

で、貝原益軒(かいばらえきけん)

の著作「大和本草(やまとほんぞう

・1708)」では、ツルナについて

以下のように記述しています。浜藜

(はまあかざ)の漢字で表し「葉

アカザの如く繁衍(はんえん)す。

嫩葉(わかば)を食す。五月に

小黄花を葉間に開く。実は大豆の

如し、大豆は五角があって刺

(とげ)の如し」と記述されていて、

古くから食用にされていたことが

分かります。ニュージーランドの

マオリ人が食べていたことから英語

ではNew Zealand spinach
(ニュージーランドのホウレンソウ)

と呼んでいます。名前の由来は、

浜辺に蔓(つる)のように群生して、

葉は食べられる菜(な)から、ツルナ

の名になったと言われています。

ツルナのスムージーの動画です。



 
 
 
 
 
 
ツルナの雑学

美味しいツルナの選び方について

述べてみます。ツルナは茎が蔓状

に伸びていきますが、成長してから

日数と共に固くなってしまいます。

収穫は芽の部分から20cm程の

所までで、茎の固さを見ながら収穫

します。大きく成長した株なら、芽

から10cm位の、若い葉が密に出

ている部分だけの方が良いです。

購入する場合は、刃先までみず

みずしく元気なものを選びましょう。

なるべく先の柔らかい部分だけを

摘み取ったものがあると良いよう

です。ツルナの保存方法について

述べてみます。ツルナは葉が傷み

やすい野菜なので、出来るだけ

早く食べるようにしましょう。保存

する場合は、ポリ袋などに入れ、

空気をたっぷりと風船状に一緒

に入れておき、葉同士がなるべく

当たらないような状態にして立て

て野菜庫に入れておきます。

ツルナの美味しい食べ方について

述べてみます。少しシュウ酸を含む

とされている事もあり、通常はさっと

下茹でしてから使います。味自体

は青臭みやクセが無く、どんな料理

にも合わせやすいです。ゆでて

おひたしにすることが多いほか、

炒め物や味噌汁などの汁物にも

胡麻和えに使います。癖は少ない

のですが、食べるにはゆでて水

さらしするとさらに食べやすくなり

ます。下ゆでの後、他の青菜類と

同じようにお浸しや和え物にすると、

しゃきしゃきした食感も良く美味しい

です。また味噌汁や澄まし汁などの

実としても美味しいです。野菜炒め

に加えたり、オリーブ油で炒め、

パスタの具としてもお勧めです。

衣を付けて天ぷらにしても良い

でしょう。

ツルナの紹介動画です。



 
 
 
 
 
 
ツルナの有効成分

ツルナには、可食部100g中にβ-

カロテンが2700μg含まれています。

これはクレソンとほぼ同じ量です。

β-カロテンには活性酸素を抑え

動脈硬化や心筋梗塞などの生活

習慣病から守る働きや、皮膚や

粘膜の細胞を正常に保つ働きが

あり、あわせて免疫力を高め、ガン

予防にも効果があると言われてい

ます。β‐カロテンは、多く含まれて

も、必要な時、必要なだけ、ビタミン

Aに変換されるので、ビタミンA過剰

症になることは、ありません。ツルナ

にはビタミンK(可食部100gあたり

310μg)が多く含まれています。これ

には怪我をした時などに止血する、

血液を凝固させる成分の合成に

関わっている他、カルシウムを骨に

定着させる働きがあり骨粗鬆症の

治療薬としても知らてています。

ビタミンC (可食部100gあたり、

22㎎)、ビタミンE(可食部100g

あたり、1.3㎎)、ビタミンB2(可食部

100gあたり、0.3㎎)など抗酸化ビタ

ミンも豊富に含んでいます。ツルナ

はその茎葉を乾燥させたものを

「蕃杏(ばんきょう)」または「浜千舎

(はまじしゃ)」と呼び、生薬として

用いられてきました。この生薬には

胃潰瘍や胃酸過多などを改善する

胃薬としての効能があるとされて

います。鉄分(可食部100gあたり、

3.0㎎)、カリウム(可食部100gあたり、

300㎎)、カルシウム(可食部100g

あたり、48㎎)、マグネシウム

(可食部100gあたり、35㎎)を

はじめ、身体に必要なミネラルを

バランスよく豊富に含んでいます。

ツルナ茶の紹介動画です。



 
 
 
 
 
ツルナの美肌効果

ツルナには、食物繊維が多く含ま

れ(可食部100gあたり、2.3g)、

この食物繊維は、有害物質排泄

作用があります。この有害物質

排泄作用は、デトックス効果その

ものであり、デトックス効果が有効

になれば、美肌へと導かれます。

また、β-カロテン由来のビタミンA

やビタミンC (可食部100gあたり、

22㎎)、ビタミンE(可食部100g

あたり、1.3㎎)、ビタミンB2(可食部

100gあたり、0.3㎎)など抗酸化

ビタミンの相加相乗作用があり、

美肌効果が期待できます。ビタミン

Cは、コラーゲン合成促進作用が

あり、コラーゲン合成が盛んになる

とお肌の保湿作用が向上して、

みずみずしいお肌になることが

期待されます。またビタミンCには、

チロシナーゼ阻害作用により美白

作用が期待できます。ビタミンEは、

別名、若返りのビタミンと呼ばれ、

その抗酸化作用によるお肌のアンチ

エイジングが期待されます。また

ビタミンB2は、別名美容のビタミン

と呼ばれ、お肌のターンオーバー

を正常化します。新陳代謝が盛ん

になり、美肌効果が期待されます。

今回は、ここまでとさせて頂きます。

ツルナは、釣るなの看板では、

ありません。笑

最後までお読み頂き、ありがとう

ございました。

女性の美容と健康についての

ご相談は、当クリニック皮膚科にて

承ります。

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