最近の号外Vol.131メルマガ

2015-07-20 12:59:53

カテゴリー:ブログ

エベレスト

藤田のブログランキングアップにご協力お願いします。
以下のバナーをぽちっとクリックお願いします。



美白·美肌ブログランキングへ

 
診療マル秘裏話 号外Vol.131 平成27年1月23日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
目次

1)片足で20秒以上立てない時は脳血管疾患や認知機能低下のリスク有
2)初潮年齢が10歳以下または17歳以上だった女性は、心疾患リスク有

 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
1】片足で20秒以上立てない時は脳血管疾患や認知機能低下のリスク有

 
 
 
 
米国心臓協会(AHA)は12月
18日、片足で、20秒以上立て
ないケースでは脳血管疾患や
認知機能低下のリスクが高い
ことを示した京都大学の研究
を紹介しました。Stroke誌に
掲載されました。

この研究は平均67歳の男性
546人および女性841人を対象
に、開眼のまま片足で立って
いられる時間を計測しました。
2回繰り返して計測し、成績
が良い方の計測値をデータと
して採用しました。 脳微小
血管障害の状態は脳MRIで
評価しています。

解析の結果、片足立ちが20
秒以上できない対象者は、ラ
クナ梗塞や微小出血など臨床
症状のない微小血管障害と
関連することが分かりました。
バランス困難者が占める割合
は、ラクナ梗塞が2個所以上
で34.5%、1個所で16%、微
小出血病変が2個所以上で30
%、1個所で15.3%でした。
年齢、血圧、頸動脈壁厚で
調整すると、微小出血やラク
ナ梗塞が多い被験者ほど片足
立ち時間が短く片足立ち時間
が短いことは認知スコア低下
とも独立に関連していました。

研究者は「片足立ち時間は、
姿勢不安定を簡単に評価する
方法であり、脳の異常と関係
する可能性がある。バランス
困難を示す患者には、脳血管
疾患や、認知低下のリスクを
念頭に、より注意深く接する
べき」と述べています。

片足立ち体操に関する動画

です。



 
 
 
 
 
 
社長の年頭所感を念頭に置
く。笑

 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
2】初潮年齢が10歳以下または17歳以上だった女性は、心疾患リスク有

 
 
 
 
 
米国心臓協会は12月15日、
初潮年齢が10歳以下または17
歳以上だった女性は、心疾患
リスクが高いとする、研究を
紹介しました。Circulation
誌に掲載されました。

この研究は、主に白人女性
130万人(50-64歳)のデータ
を解析しました。 10年間の
観察の結果、心血管疾患や脳
卒中、高血圧を発症するリス
クが最も低い群は、初潮年齢
が13歳の女性であることが分
かりました。この群と比較す
ると、初潮年齢が10歳以下又
は17歳以上の群は、心疾患で
入院または死亡する割合が27
%高いという結果がでました。
また、脳卒中で入院や、
死亡する割合も16%高く、高
血圧で入院やその合併症での
死亡割合が20%高いことが明
らかとなりました。心疾患に
対する初潮年齢の影響は、肥
満度、過去や現在の喫煙の有
無、社会経済階層と関わりが
ありませんでした。

研究者は「初潮年齢の低下
は小児肥満と関連しており、
これは多くの先進国に広く起
きている問題。小児肥満に取
り組むことが初潮年齢低下を
防ぎ、ひいては心疾患リスク
の減少につながる可能性があ
る」と述べています。

虚血性心疾患についての質疑

応答の動画です。



 
 
 
 
 
社会経済階層に関わらず、
回送車に乗ろうとした。笑

 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
編集後記
片足で、20秒以上立てない
ケースでは脳血管疾患や認知
機能低下のリスクが高いこと
を示した日本の大学の研究を
米国心臓協会が取り上げると
いうのは、本当に素晴らしい
ことです。日本の研究者が、
言っている「片足立ち時間は、
姿勢不安定を簡単に評価する
方法であり、脳の異常と関係
する可能性がある。バランス
困難を示す患者には、脳血管
疾患や、認知低下のリスクを
念頭に、より注意深く接する
べき」という意見に耳を傾け
てくれればと願っています。
「初潮年齢の低下は、小児
肥満と関連しており、これは
多くの先進国に広く起きてい
る問題。小児肥満に取り組む
ことが初潮年齢低下を防ぎ、
ひいては心疾患リスクの減少
につながる可能性がある」と
いう研究者の意見は、含蓄が
ある意見であると思われます。

女性の初潮年齢低下を防ぐ
ために、女児の肥満防止事業
の助成を行う。笑

 
 
 
 
************************

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して
発行しています。
解除の手続きは下記ページよりお願い致します。
「まぐまぐ」www.mag2.com/m/0000121810.html
(イジニイワト)

発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
運営サイト www.eitokukaisalanuma.or.jp/ ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。
sara2162@atlas.plala.or.jp このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること
を禁じます。
ただしお友達への転送はご自由はご自由です。
このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント