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診療マル秘裏話 Vol.406 平成23年9月15日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次
1) 関節リウマチの発症に関与する、細胞内蛋白質
2) スキルス胃ガンを再現したモデルマウスの作成

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】 関節リウマチの発症に関与する、細胞内蛋白質

 
 
 
 
免疫機能が過剰に働いて手足の
関節に炎症や骨の破壊などが起こ
る関節リウマチの発症に、細胞内
の「Ahr」という蛋白質が関与
することを大阪大や慶応大、国立
環境研究所(茨城県)などのチー
ムがマウスで解明しました。成果
は米科学アカデミー紀要電子版に
掲載されました。

大阪大の岸本忠三(きしもと・
ただみつ)教授(免疫学)は「A
hrの働きを抑える薬剤をつくれ
れば、関節リウマチの治療薬とな
るかもしれない」と話しています。

関節リウマチでは、リンパ球の
一種「Th17細胞」が増え、
過剰に働いています。

チームは、関節リウマチのよう
な症状を強制的に発症させられる
手法をマウスに使い解析しました。

Ahrを働かなくしたマウスで
はTh17細胞の数が減少し関節
リウマチを起こそうとしても発症
しませんでした。このためチーム
はAhrが多くつくられることで、
Th17細胞が増えて発症すると
推測しています。

Ahrが多くつくられる原因と
しては、さまざまな免疫細胞が出
す指令が過剰になることが考えら
れるということです。Ahrは、
哺乳類や爬虫(はちゅう)類の
細胞に存在しますが、詳しい機能
は分かっていませんでした。

関節リウマチに関する動画です。



 
 
 
 
 
箇条書きが過剰。笑

 
 
 
 
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2】 スキルス胃ガンを再現したモデルマウスの作成

 
 
 
悪性度が高いスキルス胃ガンを
再現したマウスを、湯浅保仁・
東京医科歯科大教授(分子腫瘍
医学)らのチームが世界で初めて
作成し、国際科学誌ガット(8月
26日付電子版)に発表しました。
発症の仕組みの解明、予防や治療
法開発に役立つ可能性があります。

チームは、スキルス胃ガンの人
に多くみられる遺伝子の異常に
注目しました。「Eカドヘリン」
と「p53」と呼ばれる、ガン
抑制にかかわる二つの遺伝子が
胃壁で働かないマウスを作ると、
生まれて1年後にはすべてのマウ
スが胃ガンを発症しました。ガン
は、人のスキルス胃ガンとそっく
りの胃壁が厚く、硬くなる特徴を
持ち、遺伝子の働き方もよく似て
いました。

スキルス胃ガンは、腫瘍を作ら
ず胃壁に広がります。発見が難し
いうえ、転移しやすいため治療が
困難です。日本人の胃ガンの約2
割を占め、若い人の発症が多いと
いわれています。

湯浅教授は「このマウスを使っ
て、スキルス胃ガンの仕組みを
解明し、治療法の開発につなげた
い」と話しています。

スキルス胃ガンの余命と寿命の

現実という動画です。



 
 
 
 
 
 
 
異壁の胃壁。笑

 
 
 
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編集後記

慢性関節リュウマチの治療は、
TNF-αに対する抗体ができてから
進歩したと言われています。しか
し、抗体製剤には、多くの副作用
があり、中断しなければならない
ことも多いようです。根本の遺伝
子である、「Ahr」がコントロ
ールできれば、リンパ球の一種
「Th17細胞」も増えることが
無くなり治癒の方向に向かうので
はないでしょうか?ただ早く病気
を発見して介入しないと関節の
破壊が進んでからでは、患者さん
の満足度を得ることは難しいでし
ょう。スキルス胃ガンの治療の難
しいことは今も昔も変わっていな
いと思います。モデルマウスを使
っての新治療法の発見が待たれま
す。

関節技が間接的に効いた。笑

 
 
 
 
 
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