美しい肌Vol.480

2015-07-08 06:29:37

カテゴリー:女性の美容と健康

十六ササゲ

写真は、ジュウロクササゲです。

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美肌の野菜&果物&魚介(各論:ジュウロクササゲ)

 
 
 
 
 
ジュウロクササゲの正体

ジュウロクササゲ(十六大角豆、

学名:Vigna unguiculata ver.
sesquipedalis)はササゲの
一亜種(品種とする説もある)

です。アフリカ原産のササゲ

には蔓(つる)が長い蔓性と、

蔓なしの矮性の2種類があり

ますが、十六ささげは蔓性

です。地域によっては「長ささげ」、

「三尺ささげ」、「ふろう豆」、

「ほろ豆」などとも呼ばれ、主に

若い莢(さや)を食用にします。

品種群の多様性の中心は東南

アジアです。さやの中に豆が

16個あることから「十六ささげ」と

名づけられました。豆は熟すと

アズキに似た赤褐色になります。

亜種名は「sesquipedalis(半尺)」
と付けられていますが、さやの

長さは30 – 40cmと1尺以上にも

なります。形はインゲンマメに似て

いますが、柔らかく、火も通り

やすいのが特徴です。草の丈は

2 – 4mです。熱帯性で、高温や

乾燥に強く、真夏に結実します。

その一方、低温に弱い植物です。

葉にはやや光沢があります。

花は紫色または白色の蝶型花

です。主に若い莢を食用にします。

食べ方としては、さやがまだ柔ら

かい状態で、さやごと食べるのが

一般的です。日本では、茹でて

おひたし、ゴマ和えにするほか、

油炒め、煮物が多いようです。

茹でた場合、しょうが醤油との

相性が良いことが知られています。

奄美料理では「ほろまめぃ」、

「ふろー」などと呼び、煮物の他、

蘇鉄味噌炒めにもされます。

沖縄料理では「ふろまみ」と呼び、

炒め物、天ぷらなどにされます。

中国では「豆角(ドウジアオ)」

または「長豇豆(チャンジアンドウ)」

と呼び、炒め物が一般的です。

広東料理では牛肉とXO醤炒め

にしたり、刻んで卵焼きに入れたり

されます。フィリピンでも炒め物

にし、マレーシアではシュリンプ

ペーストで炒めることが多いよう

です。インドではカレー(カリ)の

具としてジャガイモなどと煮たり、

カラシ風味の料理にされたり

します。タイやラオスでは、刻んで

生のままソムタム(ラオスやタイで

食べられる青いパパイヤを使った

サラダ)に加えます。血中コレス

テロールを下げる効果があるそう

です。種子は乾燥させて保存し、

もやしにして食べる場合もあります。

ジュウロクササゲの紹介動画です。



 
 
 
 
 
 
ジュウロクササゲの歴史

野生種が見られるアフリカの他、

南アジア、東南アジア、中国南部

など、各地で栽培されています。

中国では北宋の『図経本草』に

「豇豆(ササゲ)」の記載があります。

明の李時珍が著した『本草綱目』

の「穀三」にも「豇豆」として記載

があり、「各所で三、四月に植え、

一種は蔓が長く、1丈余り、一種は

蔓が短い」などと記されています。

日本では、古くは1890年(明治

23年)に沖縄県農事試験場編が

編纂した『花草類真写図』に記載

があり、沖縄ではすでに知られた

存在でした。本土で栽培を始めた

時期は不明ですが、大正時代

以前といわれています。本格的に

栽培され始めたのは1945年(昭和

20年)以降ですが、かつては広く

栽培されていました。現在では、主

に愛知県と岐阜県、及び鹿児島県

の種子島や奄美群島から沖縄県を

中心とした地域で生産されています。

食されるのもこの地方が中心です。

あいちの伝統野菜、飛騨・美濃

伝統野菜です。主な栽培地域は、

愛知県尾張西部(愛西市、稲沢市

など)、岐阜県美濃南西部(羽島

市、本巣市)など、鹿児島県奄美

大島、喜界島、徳之島、種子島、

屋久島、沖縄県沖縄本島、久米島

などが知られています。愛知県、

岐阜県では5月に種を播きます。

7月後半から8月に収穫します。

沖縄県や奄美群島はウリミバエ

発生地域のため、『植物防疫法』

によってウリ科植物などとともに

本土への移入が禁止されている

ため、現地で消費されています。

十六ささげの甘辛炒めと巻きずし

の動画レシピです。



 
 
 
 
 
 
 
ジュウロクササゲの雑学

ジュウロクササゲの選び方について

述べてみます。緑の色が鮮やかな

ものを選びます。時間と共に色が

黄色みを帯びてきます。あまり太く

ないものを選んで下さい。太く

大きいものは育ち過ぎている場合

があり、そういったものは筋が太く

なり硬くなっている可能性が高い

です。そうしたものは、食用には、

不向きです。若く細い物が柔らかく

美味しいのです。ジュウロクササゲ

の保存方法について述べて

みます。乾燥しやすくそのままに

しておくとすぐにしんなりとして

きます。袋や密封容器に入れ

冷蔵庫に入れておきます。大量に

ある場合は、さっと塩茹でしてから

適当な長さに切って冷凍しておく

と長期保存が可能です。ジュウロ

クササゲの下処理について述べ

てみます。サヤインゲンは生では

美味しくないので、少し塩を加え

た湯でさっと茹でて使います。

もちろん、蒸しても良いと思います。

いずれにしても、火を通し過ぎない

よう注意しましょう。心地よい歯ざわり

を楽しめるようにしたいものです。

ジュウロクササゲの美味しい食べ方

について述べてみます。基本的には

サヤインゲンなど他のサヤマメ類と

同じような料理に使用可能です。

茹でたものを和え物やサラダにして

食べると美味しいです。さっと塩、

胡椒、バターをからめて、肉料理や

魚料理の付け合わせとして使わ

れることが多い野菜です。テリーヌ

やゼリー寄せの他、長さを活かし

て巻物にも使います。肉類で巻い

て焼いた料理など彩にもなります。

炒め物にも、油との相性も良く、

色合いと歯触りの良さが楽しめ

ます。煮物にも良いですが、

せっかくの綺麗な色が茶色くな

ってしまわない程度に、煮すぎ

ないよう注意して下さい。

 
 
ジュウロクササゲの有効成分

豆類はどれも栄養価が高く、この

ジュウロクササゲもその特徴を持

っています。その理由は、豆類が、

根粒バクテリアと共生していること

にあります。根粒バクテリアは、

空気中の窒素から窒素肥料を作

ることができます。その窒素肥料

を使うことで、栄養価が高くなって

いると考えられます。これを窒素

固定といいます。窒素固定により、

蛋白質は、多量に体内で生産

することができます。そのため、

蛋白質やビタミン類、ミネラル

などを含みます。じゅうろくささげ

は、同じ豆類の中でもカロテン

が多く含まれています。インゲン

と姿は似ていますが、カロテン

は倍以上含まれています。この

カロテンには活性酸素を抑え

動脈硬化や心筋梗塞などの

生活習慣病から守る働きや、

皮膚や粘膜の細胞を正常に

保つ働きがあり、あわせて免疫力

を高める働きもあるようです。

カロテンから必要な分だけ、

ビタミンAに変換されるため、

多量に摂取してもビタミンA過剰症

になることは、ありません。ジュウロク

ササゲには不溶性の食物繊維が

多く含まれているので、便通がよく

なるとともに、身体にとって有害な

物質を吸着し便と一緒に排出する

働きなどもあります。

 
 
ジュウロクササゲの美肌効果

豊富に含まれる蛋白質は、

コラーゲンやエラスチンの材料の

アミノ酸に消化され、吸収されて

再び蛋白質になります。その過程

で、ビタミンC(可食部100gあたり、

25㎎)が特にコラーゲンの合成を

促進します。またチロシナーゼの

抑制作用も併せ持ち、美白作用も

期待されます。別名、若返りの

ビタミンと呼ばれる、ビタミンEも

豊富に含まれ(可食部100gあたり、

0.7㎎)お肌のアンチエイジングに

貢献します。β‐カロテンも豊富に

含まれ(可食部100gあたり、1200

μg)、必要な時、必要なだけ、

ビタミンAに変換されて、お肌や

髪の毛の保護効果が期待され

ます。これら、抗酸化ビタミンA,C,E

の相加相乗作用により、美肌効果

が期待できます。食物繊維も豊富

に含まれ(可食部100gあたり、4.2g)、

身体にとって有害な物質を吸着し

便と一緒に排出する効果が期待

されます。この効果は、デトックス

効果そのものです。デトックス効果

が有効になれば、おのずと美肌に

導かれます。

今回は、ここまでとさせて頂きます。

ジュウロクササゲを神様に16個

捧げる。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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皮膚科にて承ります。

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