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2015-06-29 18:30:43

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診療マル秘裏話 号外Vol.122 平成27年1月12日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次

1)流涙症の治療に使う涙道チューブ「ラクリフロー」
2)手元操作で先端を動かせる能動マイクロカテーテル

 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
1】流涙症の治療に使う涙道チューブ「ラクリフロー」

 
 
 
 
 
カネカは流涙症の治療に
使う涙道チューブ「ラクリ
フロー」を11月から米国
で販売開始したと発表しま
した。同社が米国で眼科用
医療機器を上市するのは初
めてです。 今後、米国の
眼科市場に、継続的に医療
機器を投入し、5年後に同
領域で売上高10億円を目
指しているようです。

涙道が狭くなったり、
閉塞してしまう流涙症の
治療に使います。涙道の
閉塞部分にチューブを挿入
し、涙道を確保します。

同製品は素材にポリウレ
タンと、生体適合性の高い
スチレン-イソブチレン-
スチレン共重合体(SIB
S)を採用しました。しな
やかさと強度を両立させ、
従来のシリコーン製品に比
べて挿入時に破損するリス
クを大幅に低減させました。

表面に潤滑性の高い親水
性コーティングを施してお
り、閉塞部へ挿入しやすく
しました。

米国での流涙症の治療は、
局所麻酔下で安全に使用で
きる涙道チューブが存在し
なかったことから、いまだ
に外科的な治療が主流とな
っています。

カネカは2012年に米
食品医薬品局(FDA)
から同製品の承認を取得、
米国の一部医療機関に限定
して提供しており、米国で
も安全かつ、高い治療成績
で使用できることを確認し
ていました。此の程、米
国でも外科的治療に比べ、
患者さんの身体的負担が少
ないことが証明できたため、
本格的に販売を開始しまし
た。カネカは1994年か
ら日本で、涙道チューブを
製造・販売しています。

流涙症のバルーンカテーテル

を用いた治療についての動画

です。



 
 
 
 
 
清造さんが聖像を製造し
た。笑

 
 
 
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2】手元操作で先端を動かせる能動マイクロカテーテル

 
 
 
 
住友ベークライトは世界
で初めて手元操作で先端を
動かせる能動マイクロカテ
ーテル「ステアリングマイ
クロカテーテル」を開発し
ました。主に肝ガンに対す
る肝動脈化学塞栓療法
(TACE)に使用する
医療機器です。
従来のマイクロカテーテ
ルを使用した治療に比べ、
治療時間を短縮、放射線被
ばくを少なくできると期待
されています。同社にとっ
てインターベンショナル・
ラジオロジー(IVR、
画像下治療)で用いる血管
内治療デバイスは初めてで
す。日本発の革新的な医療
機器として、来年中の日欧
米での上市を目指します。

放射線科医が画像診断
装置で患者の体の中を透
かしてみながら、体を大
きく切開せずにカテーテル
などデバイスを用いて治療
するIVRで用います。
IVRの世界的権威である
国立ガン研究センター中央
病院の荒井保明病院長と
共同開発しました。

主に、肝ガンの治療法の
一つであるTACEで使用
します。TACEは肝ガン
に栄養を送っている動脈に、
マイクロカテーテルから抗
ガン剤とともに塞栓物質を
注入し、ガン細胞を死滅さ
せる治療です。肝動脈は、
複雑に入り組んでおり、
従来法ではマイクロガイド
ワイヤーと組み合わせてマ
イクロカテーテルを目的の
血管まで導いていました。

同製品は機械式の機構を
搭載しました。手元のダイ
ヤルを回転させることで、
先端部が左右180度まで
可動します。手元の操作だ
けで末梢部の血管にもその
まま挿入できるため、マイ
クロガイドワイヤーが不要
になる。従来法では、血管
造影の度にマイクロガイド
ワイヤーを出し入れする
必要がありましたが、その
作業が省けるため治療時間
の短縮や医師や患者の放射
線被ばくの低減につながる
と期待されています。

同製品は11月20日付
で、厚労省から薬事承認を
取得しました。 欧州での
販売許可認証CEマークを
取得しており、米食品医薬
品局(FDA)の薬事承認
手続きも進めています。
来年中に日欧米で発売し、
3年後にも年間20億円の
売り上げを目指しています。

同社のIVR製品は、抗
ガン剤を長期間投与する際
に使用する皮下埋没型中心
静脈ポート(CVポート)
がメーンで、血管内治療に
用いる製品は初となります。
同製品の上市に備え血管内
治療専門の営業チームも
国内で立ち上げました。

同社は今後も日本の医師
とともに開発した革新的な
医療機器を世界に発信して
いくことで、主力事業の一
つとして育成中の医療機器
事業の拡大を図る方針だそ
うです。

マイクロカテーテルを用いる

肝臓ガンの治療に関する

動画です。



 
 
 
 
 
 
 
幾世経って育成される。笑

 
 
 
 
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編集後記

ラクリフローは涙道チュ
ーブで涙道が狭くなったり、
閉塞してしまう、流涙症の
治療に使われます。今まで
米国で使っていなかったの
が不思議なぐらいです。
外科的な治療は、侵襲が大
きいので、患者さんの肉体
的な負担になると考えられ
ます。従来のマイクロカテ
ーテルを使用した治療に比
べ、治療時間を短縮、放射
線被ばくを少なくできると
言うのは、素晴らしい進歩
であると思います。更なる
技術の進歩を期待したいと
考えています。

血管内治療の欠陥。笑

 
 
 
 
 
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