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診療マル秘裏話 Vol.403 平成23年8月25日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
目次
1) 老化で減る脳の神経幹細胞を増やす仕組み
2) 肥満になると血圧が高くなるメカニズム

 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を
増やして欲しいという要望もあるのですが、私の能力の
なさから1週間に1回が限度となっています。これからも
当たり前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識
を吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思って
おります。不撓不屈の精神で取り組む所存ですので
どうかお許し下さい。

 
 
 
1】 老化で減る脳の神経幹細胞を増やす仕組み

 
 
 
 
老化で減る脳の神経幹細胞
を増やす仕組みを、産業技術
総合研究所(茨城県つくば市)
と筑波大の研究チームが解明
し、8月8日発表しました。
運動をすると、特定の細胞か
ら分泌される蛋白質の因子
(Wnt3)が増え、これが
起点となって神経が新生する
現象をマウスの実験で突き止
めました。
うつ病や認知症の新治療法や
創薬開発に役立つということ
です。米実験生物学誌に掲載
されました。

学習や記憶を担う脳の領域
「海馬」にある神経幹細胞は
老化で数が減り、細胞を生み
出す力も衰えます。実験では、
生後22カ月の老齢マウスと、
9週間の若いマウスの海馬か
らアストロサイト細胞(神経
幹細胞を支える細胞)を取り
出して培養しました。比較す
ると老齢マウスのWnt3
産出量は若いマウスの30分
の1しかありませんでした。
さらに、マウスにベルトコン
ベヤー上で毎日10分間2回
ずつ走らせる運動を2週間続
けたところ、運動前と比べて
Wnt3産出量は若いマウス
で10~15倍、老齢マウス
では20~30倍と飛躍的に
増えました。

運動すると脳が活性化する
事実は知られていますが、
老化で低下した神経を作る
機能が復活し脳の「若返り」
につながる仕組みを細胞レベ
ルで解明したのは初めてとい
うことです。 研究チームの
産総研幹細胞工学研究センタ
ーの桑原知子研究員は「アス
トロサイト細胞を活性化させ
れば神経幹細胞を呼び戻す事
ができ創薬開発などに応用で
きる」と説明しています。

脳を元気にする体操について

の動画です。



 
 
 
 
 
 
 
機転をきかせて、起点から
終点に行く。笑

 
 
 
 
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2】 肥満になると血圧が高くなるメカニズム

 
 
 
 
肥満になると血圧が高くな
るメカニズムを東北大大学院
医学系研究科の片桐秀樹教授
(代謝学)らのグループが
解明しました。 肝臓からの
神経信号が一定の役割を果た
しているとみられ、メタボリ
ックシンドロームの治療につ
ながることが期待されます。
研究内容は8月9日付の欧州
循環器学会誌電子版で発表さ
れました。

グループは、これまでに、
肝臓が発する神経信号が交感
神経に作用し、基礎代謝を
活発にすることを発見しまし
た。肝臓がカロリー蓄積のセ
ンサーとして働き、基礎代謝
を活発にさせて体重を調節す
るメカニズムを突き止めてい
ます。

今回、実験で非肥満マウス
に肝臓の脂肪を増やす遺伝子
を注入したところ、血圧が
上昇することを発見しました。
ところが肝臓が発信する神経
信号を遮断すると血圧は上昇
しませんでした。肥満のマウ
スでも、神経信号を遮断する
と非肥満のマウスと同様に
血圧が上昇しないことを確認
しました。 肝臓からの神経
信号によって血圧が一定程度
上昇することを突き止めまし
た。
片桐教授は「(神経信号を)
活性化させ、基礎代謝を上げ
れば、一時的に血圧が上昇し
ても、肥満の治療につながる」
と話しています。

肥満から糖尿病、高血圧に

なるメカニズムを解明したと

いう動画です。



 
 
 
 
 
 
新郷から信号を発する。笑

 
 
 
 
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編集後記

脳の若返りを起こすメカニ
ズムが分かるとは夢にも考え
ていませんでした。運動は、
大事なことは分かっていても
年をとるとなかなか運動でき
ないことが多いと思います。
また運動できない高齢者の方
には、Wnt3産出量を増や
す薬ができれば、運動を介さ
ずとも若返りができるように
なるのではないでしょうか?
肝臓が血圧を上げているなん
てあまり考えたことはありま
せん。基礎代謝を上げること
で肥満の治療が成功すれば、
現在のような、胃の通過を狭
めるような手術や胃の切除を
するような手術が不用になる
可能性があります。

芙蓉が浮揚して、不用とな
る。笑

 
 
 
 
 
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