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2015-06-22 08:38:07

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診療マル秘裏話 号外Vol.119 平成27年1月9日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次

1)高齢者を対象に、健康寿命と予防に関する意識調査を実施
2)ガン治療用ウイルス薬候補の脳腫瘍に対する医師主導治験

 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】高齢者を対象に、健康寿命と予防に関する意識調査を実施

 
 
 
 
ファイザーは、高齢者を対象に
健康寿命と予防に関する意識調査
を実施しました。「健康寿命」と
いう言葉の認知は85%と高かっ
たのですが、その年齢の認識には
3~5歳ほどのズレがありました。
また、健康な生活を損なわぬよう
ワクチン接種を行う人は3%と低
く、国民のワクチン接種への認識
の低さが明らかとなりました。

健康状態が良いと回答した全国
の65~70歳の男女600人に
インターネット上で実施しました。
男女合わせて、約85%が「健康
寿命」の言葉を認知している一方
で、約44%はその意味を知りま
せんでした。 健康を損なわない
ために気を付けていることは「食
生活に気を配る」が73・2%、
「適度な運動をする」65・8%、
「ストレスをためない」が36・
7%。「病気を予防するワクチン
を打つ」と回答した人は、3%と
なり、ワクチンへの理解と認識が
低いことが浮き彫りとなりました。

健康寿命を損なう可能性のある
病気のなかで気になるものは
「ガン」が52・8%、「認知症」
が51・3%、「脳血管障害」が
40・5%となり、生活の質
(QOL)を落とす可能性の大き
い疾患が上位を占めました。一方
で、日本人の死因の第3位である
「肺炎」と回答した人は8%にと
どまりました。

健康寿命に関する動画です。



 
 
 
 
怪盗ルパンの回答。笑

 
 
 
 
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2】ガン治療用ウイルス薬候補の脳腫瘍に対する医師主導治験

 
 
 
 
東京大学医科学研究所附属病院
脳腫瘍外科の藤堂具紀教授らの
研究グループは18日、ガン治療
用ウイルス薬候補「ヘルペス1型
ウイルス(G47デルタ)」につ
いて、脳腫瘍を適応とした、医師
主導治験を開始すると発表しまし
た。ガンウイルス療法の国内治験
は企業治験を含めて初となります。
国産初のガン治療ウイルス薬とし
て早期に承認取得を目指します。

G47デルタは、口唇ヘルペス
の原因となる単純ヘルペスウイル
ス1型を利用しました。人工的に
3つの遺伝子を改変し、ガン細胞
だけで増殖するようにしました。
このウイルスをガン細胞に感染さ
せると、増殖して感染した、ガン
細胞を死滅させ、増殖したウイル
スはさらに周囲のガン細胞に感染、
次々と死滅させます。正常細胞に
感染しても増殖しない。

東大医科研病院で悪性脳腫瘍の
一種である、膠芽腫を適応に医師
主導フェーズ2(P2)を開始し
ます。18日付で治験患者の募集
を開始しました。G47デルタを
脳手術によって腫瘍内に投与する
もので対象は放射線治療後に残存、
再発した膠芽腫です。標準治療に
ウイルス療法を上乗せすると生存
期間が延長するか調べます。登録
患者数は30人を予定しています。

3つのウイルス遺伝子を改変し
た第3世代のガン治療用ヘルペス
ウイルスのP2は、世界初となり
ます。P2の中間解析で、良好な
成績が示されれば、製薬メーカー
と共同開発に移行させ、早ければ、
3年内にも希少疾病医薬品として
薬事承認申請を目指すそうです。

ウイルス療法についての動画です。

文字と背景が白くテロップが早い

ので読みにくいのが難点です。



 
 
 
 
希少疾病医薬品を開発するため
に起床した。笑

 
 
 
 
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編集後記
健康寿命を平均寿命に限りなく
近づけることが介護の負担を減ら
す決定打になるものと考えていま
す。しかしながら、それを阻んで
いるのが、「ガン」「脳血管障害」
「認知症」「肺炎」等の難治性の
病気です。「ガン」「脳血管障害」
「認知症」などの病気を予防する
手段として、水素吸入療法があり
ますが、まだたくさんの人に認知
されていない状況です。しかし、
肺炎については、特に多い、肺炎
球菌性の肺炎についてのワクチン
がすでに存在し、5年ごとの接種
で予防することが、可能になって
いるにも関わらず、余り認知され
ていないのが実情です。そこで、
もう少し認知度を上げる工夫が、
必要ではないかと考えられます。
「ヘルペス1型ウイルス(G4
7デルタ)」について、脳腫瘍を
適応とした、医師主導治験を開始
したのは素晴らしい第一歩を踏み
出したと言えるでしょう。ガン幹
細胞を潰さない限り、ガン治療は
成功しないことが分かっています。
つまり、既存の化学療法や手術や
放射線療法では、ガン幹細胞を叩
くことは、できない訳です。
ガン幹細胞を叩く手段として、
ガン幹細胞マーカーのCD44を、
標的とするやり方が進んでいます
が、これは、乳ガン、大腸ガン、
胃ガンなどのCD44をガン細胞の
表面に提示されているものが対象
ですので、脳腫瘍のように提示さ
れていないガンには、全く無効と
言えるでしょう、しかしこのヘル
ペスウイルスを使った安全なガン
細胞を撲滅する治療法は、表面マ
ーカーに関わらず、ガン幹細胞を
叩くことができます。優れたエレ
ガントな治療法と言えましょう。

定時に帰るため、書類を上司に
提示する。笑

 
 
 
 
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